英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

年末桜+荒れる日本海+雪

2009-12-31 16:56:10 | 歳時
 「暖冬」という長期予報だったはずですが、ここ半月は寒いです。
 「データ的にはどうなのか」という検証(気象庁へのクレーム)は来年に回すとして、今期2度目の雪です。今日の午前中までで、あらかた仕事が終わり、それを待っていたかのように、激しく降り出しました。その点では、助かりましたが、新年早々、雪かきかと思うと、少々暗くなります。

 まず、例の桜です。28日のものです。



(角度を変えて)



 前回(12月17日)『師走桜と日本海』よりも輪数も減り、花弁も小さくなっていますが、まだ咲いていました。この日の後、18日から今期1度目の雪が降り、20センチほど積もったことを考えると、がんばって?います。
 現在の雪で、どうなるのでしょうか?


 同じ日の日本海です。





 この日は、日本海で低気圧が発達したので、かなり風が強かったです。



 現在の外の状況です。



 写真は明るい(白い)ですが、気持はちょっと暗いです(笑)
 それでは、皆様、よいお年を!
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

街角インタビュー(来年度予算案)

2009-12-25 21:23:26 | 時事
 来年度予算案が決定しました。
 子ども手当や高校の授業料の実質無償化など政権公約の掲げた政策を盛り込んだ結果、一般会計の総額は92兆2992億円と過去最大の規模となりました。(「命を守る予算」と銘打っているようです)
 その是非は私には判断できませんが、票を集めるため餌としてのマニフェストの匂いが強く、その辻褄合わせのため、他の負担が大きくなるのだけは避けていただきたいです。
 まあ、これについては『迷走する鳩山内閣』の②「事業仕分けとマニフェスト仕分け」で述べたので、改めて書かなくてもと思っていました。

 今回取り上げたのは、NHKの7時のニュースで、来年度予算についての街角インタビューが刺激的?だったからです。

①子ども手当
 所得制限なしで、いまの児童手当と合わせて中学生までを対象に、1人当たり月額1万3000円(来年度)を支給

 〈保育所のようなところで母親にインタビュー〉

「小さい子どもがいるので、とてもありがたい」
  正直でいいです。

「第2子、第3子、考えていく中では、次に子どもを持とうとも素直に思う」
  これがこの制度の一番のねらいですが、「第2子」って、このお母さん、市役所の方でしょうか?

「個々の家庭に配るのであれば、大きくまとめて保育所を作るとかしたほうが、より充実していくのでは」
  なかなか、鋭い意見です。特に都会では待機児童が多くて大変らしいですね

②高校授業料の実質無償化
 国公立高校は、授業料に相当する約12万円が無償化
 私立高校は、年収250万円未満の世帯は、約24万円、
       年収250万円~350万円未満の世帯は、約18万円
       年収350万円以上の世帯は、約12万円
  が、都道府県を通じて高校に支給される


「そらあ助かりますわ。1番のお金がいるのは小中学校より高校から大学」(推定50歳代の女性)

 この喋りっぷりが受けました。当事者にとってはありがたい制度ですね。

「公立だけ無償化になったら、本当は私立の方が高くて困っているのに、矛盾があるかなあって。無償化じゃなくって、公立も私立も同額の授業料にしてもらうほうがよっぽどいいです」(推定45~55歳女性)

 いやあ、言いますね。このインタビューが今日の記事の動機です。
 「授業料の実質無償化」という言い回しがまずおかしいのですが、私は私立高校にたくさんの補助が行くほうが、不公平だと思います。あなた、もしくは、あなたのお子さんの意思で私立に行ったのでしょう。お金がかかって大変だと思うのなら公立に行けばいいことです。
 あなたの意見に、矛盾を感じます。


③暫定税率
 制度は廃止するが、暫定税率分を維持する措置が取られるので、実質変化なし

「やっぱり下がってほしい。車は必需品なので」

 下げる、あるいは廃止して欲しいという意見はわかります。が、税収不足の折、無理が生じるでしょう。それを考慮した意見が次です。

「ガソリンが安くなるのはいいけれど、他のものが上がるのであれば、考えものだ」(推定65歳男性)

 そうですよね。
 それに、名目を変えるのも書類の無駄です。どうして、変えるのでしょうか?


④たばこ税
 来年10月から1本当たり3.5円増税、小売価格で1本5円程度の値上げ
 1箱(20本)では100円の値上げ


 個人的には、いままで、煙での不快感や健康被害、建物の壁や窓のヤニ、吸いがら、家事や火傷など、相当被害を被っているので、もっと税金を上げて社会に還元してもいいと思っています。
 タバコ農家の方には深刻な問題だと思いますが。


 最後に、マニフェストで掲げた減税の実行度ですが

☆暫定税率廃止
 約2兆5000億円の減税になるはずでしたが、自動車重量税の一部軽減となる以外は、実現断念

☆子ども手当
 概算要求では2兆3000億円のところ、1兆7465億円が計上。今ある児童手当と合わせるので、事実上地方も負担。

☆高校授業料の実質無償化
 3933億円が計上。

☆農家の個別所得補償制度
 5618億円が計上。

☆高速道路の無料化
 概算要求6000億円のところ、1000億円が計上。
 実験対象路線を限定。

☆医師不足対策
 4000億円が計上

☆年金記録問題
 900億円が計上

☆雇用対策
 170億円が計上(今年度の第2次補正予算で前倒しで対応)


 マニフェスト全体では、概算要求4兆3000億円→3兆1000億円となりました。
 また、紆余曲折ありましたが、事業仕分けによって1兆円の予算削減が実行できたそうです。
コメント (6)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

佐藤九段、大ピンチ

2009-12-19 23:21:26 | 将棋
 A級順位戦、佐藤九段が木村八段に敗れた。これで、6連敗。

 2年前も6連敗して、降級の危機に陥ったが、そのあと3連勝して残留したが、今回はどうなのだろうか。順位が2位というのが救いではあるが、相当厳しい状況だ。(降級は成績下位2名)
 現在、降級の可能性があるのは3勝3敗の郷田九段(順位1位)、丸山九段(4位)、木村八段(5位)、井上八段(10位)と、1勝5敗の藤井九段。
(この中で郷田九段は順位が1位なので、佐藤九段が残り3局を全部勝っても、佐藤九段は上回ることはできない)

 藤井九段を上回る可能性はかなり残っている。8回戦で直接対決もある。
 しかし、降級は2名なので、もう一人上回る必要がある。丸山九段、木村八段、井上八段は既に3勝しているので、誰か一人に、残り3連敗もらわなければならない。
 3人もいるのだから、あり得そうな気もするが、残りの組み合わせを見ると、直接対決が残っているので、これが、吉と出るのか、凶と出るのかは微妙。
 まず、次の7回戦で丸山-井上戦がある。ということは、どちらかが勝ち星を上げてしまう。逆に考えれば、どちらかが必ず敗れるとも考えられる。
 さらに、最終局は木村-井上戦がある。井上八段は丸山九段、木村八段との対局を残しているので、大きなカギを握っているといえる。また、最終局に佐藤-丸山戦がある。

 とにかく、次の7回戦の丸山-井上戦が大きなカギを握っている。
 丸山九段が敗れた場合、9回戦で郷田九段に丸山九段が敗れれば、佐藤九段自力残留の目が出てくる可能性がある。
 井上八段が敗れた場合、続いて9回戦の高橋九段戦を落とせば、最終局(木村戦)は相当ムードが悪く、もし、木村八段が7回戦(郷田九段戦)、8回戦(森内九段戦)に連敗すれば、佐藤九段自力残留の目もある。

 佐藤九段は1局落とせば即降級、3連勝しても確率的には残留できない可能性が高いが、3連勝すれば助かるような気がする。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

積雪

2009-12-19 22:37:17 | 気象
 昨日は初雪と呼んでいいものかどうかの降雪でしたが、今朝起きると20センチの積雪がありました。
 日中も降り続け、現在(午後10時)も降っています。



 午後10時現在、アメダスのデータでは積雪は18センチです。
 降り続けたというのに、積雪が少し減るのは、2つ理由が考えられます。

 ① 日中は気温が3℃まで上がった(1~3℃を行ったり来たり)ので、雪が解けた。
 ② 早朝の雪(新雪)は、隙間が多くフカフカ、フワフワで、日中の雪は湿り気が多く重いので、その重さで雪が沈み、アメダスのデータ的には減る。
 (積もった雪がすべてフワフワの雪であっても、溶けなくても時間が経てば自体の重さで沈む。(「雪が締まる」と言い、その雪を「締まった雪」と言います)



 実際、今朝の7時から夜の10時まで、アメダスデータでは降水量は41ミリでした。これは降雪量に直すと、たぶん、41センチです。
 仕事の合間に雪かきをしましたが、かなり降った印象がありますし、雪かきしたあとも、また積もってしまうという感覚です。

 しかし、本当の「大雪」ならば、日中でも見る間に雪が積もっていき、日中でも15センチぐらいは積雪データが増えます。なので、今回の雪は12月にしては多いのですが、近辺では「大雪」という言葉を使うほどではなかったようです。
 北陸3県の平野部では、富山市が積雪40センチを超えました。積雪40センチだと、かなり嫌です。生活に支障が出てきます。

 と言っても、20センチでも嫌です。雪かきはきついし、運転はスリップやすれ違いに神経を使いますし、駐車するスペースも狭くなります。
 地球の温暖化は深刻な事態ですが、個人的には「あと2℃ほど高くなると、雪が少なくて楽なんだけどなあ。寒いのは嫌だし」などと、思ってしまいます。
 もっともっと寒い北海道の方は、どう思っているのでしょうか?


 今回の寒気の底は、今朝だったらしいのですが、まだ寒気は残っているようです。夜間の雪はすぐ積もるので、明日の朝は心配です。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

師走桜と日本海

2009-12-17 22:03:17 | 歳時
 昨日、福井市で初雪が降ったそうです。金沢は一昨日でした。
 ここら近辺では、今日初雪でした。初雪と言っても、今朝うっすら白くなったかならないかという程度。昼間は非常に寒かった(2℃前後)ですが、みぞれでした。
 山形や新潟は12月としては異例の振り方だったようです。明日から土日にかけて、寒波が北陸にもやってくるそうです。


 さて、例の桜です。



 やはり咲いていました。実は、先週も通りかかったのですが、その時はもっと咲いていました。



 例年と比べて、という言い方は変なような気もしますが、今年は多く咲いているような気がします。


 寒くなったので、花弁も凍えているようです。




 日本海にも行きました。風が強く、海も荒れていました。



 本当は東映映画のオープニングのようなものを撮ろうと思ったのですが、なかなかうまくいかず、体が凍えただけでした。

(前回記事 11月28日『例の桜』
コメント (5)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女流名人位戦A級リーグ最終局①

2009-12-16 21:58:00 | 将棋
 例によって、少し古い話題になってしまいましたが、女流名人位戦A級リーグの最終局です。

 最終局直前のリーグ成績は、 
①矢内 女王   3勝5敗   中井(←対戦相手)
②里見倉敷藤花 6勝2敗   斎田
③千葉女流三段 7勝1敗   本田
④甲斐女流二段 4勝4敗   岩根
⑤岩根女流初段 6勝2敗   甲斐
⑥斎田女流四段 4勝4敗   里見
⑦本田女流二段 3勝5敗   千葉
⑧早水女流二段 3勝5敗   井道
⑨井道女流初段 1勝7敗   早水
⑩中井女流六段 3勝5敗   矢内

 ○囲み数字は前期成績による順位で、同成績の場合はこの順位がモノを言う。
 挑戦権の場合、3者が同率だったので、プレーオフは下位2名がまず対戦をし、その勝者と最上位の里見倉敷藤花が決定戦を行った。
 降級の場合は、同率でもプレーオフは行わず、上位の方が順位が上になる。

 挑戦権争いは3者プレーオフにもつれ込み、里見倉敷藤花が岩根女流初段を破って清水女流名人への挑戦権を獲得したのは周知の通り。
 私としては、挑戦権争いも気になったのですが、それよりも降級争いが気になった。矢内女王、中井女流六段が危ない。

 降級争いを整理すると、井道初段はすでに降級が決定しており、残り1人は中井六段、早水二段、本田二段、矢内女王の順に危ない。矢内-中井戦があるので、必ずどちらかが3勝6敗となるため、甲斐2段、斎田六段の降級の可能性はない。
 矢内女王が連敗が止まらず、中井六段も星が伸びない6、7回戦あたりで、もしかしたら最終局の矢内-中井戦が降級決定戦に…。そんな悪い予感が現実のものとなってしまった。
 二人のファンの私としては、両者が勝って二人とも残留してほしいのだが、両者が対戦するので、必ずどちらかに黒星がついてしまう。どちらかが、降級してしまう可能性が高いのだ。

 厳密に言えば、二人が共に残留する可能性がある。中井六段は順位が最下位なので、負ければ即降級だが、中井六段が勝った場合(矢内女王の負け)、本田二段、早水二段の二人とも敗れれば助かる可能性がある。
 その展開がベストだが、そんな都合良くなるとは思えないし、矢内女王の負けを願うのは嫌だ。(どちらかと言えば矢内ファン。中井さん、ごめんなさい)
 複雑な思いで観戦した。実際は、終局間際、指し手を追っただけだが、形勢が揺れ、そして、私の心も揺れた。

 結局、矢内-中井戦は、中井六段の勝ち。
 こうなったら、お二人には申し訳ないが、本田二段、早水二段の負けに期待しよう……。

 早水-井道戦は、実績や調子を考慮すると、早水勝ちの公算が大きい。ということは、矢内女王降級か。
 千葉-本田戦は、順当なら千葉三段の勝ちだろう。ということは、中井六段は助かりそうだ。

 結果は……本田二段、早水二段が共に勝ち、なんと、矢内女王、中井六段が降級。私にとって、最悪の結果だった。降級決定戦とは思ったが、(中井六段は)勝っても残れなかったとは……
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

傑作

2009-12-14 20:48:57 | 詰将棋
 小暮さん推薦の勝浦九段作の詰将棋です。



 『将棋マガジン』の『対局日誌』(河口俊彦七段)で紹介された詰将棋です。
 ウンウン唸って考え込んでしまったプロ棋士が多数いたようです。

 多くのプロ棋士が解きにくかったということは、勝浦九段が開発した詰め手筋とは断言できませんが、当時は一般的でなかったということなのでしょう。
 私も、なかなか解けなかった記憶があります。先日の森七段の詰将棋(11月25日の記事)を紹介するのなら、まず、この勝浦九段作を紹介するべきでした。

 初見の方は、挑戦してください。
コメント (9)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬将軍襲来

2009-12-13 21:54:41 | 気象
 今週は冬将軍が襲来するらしく、北陸でも白いものが降ってきそうです。
 しかも、じわじわと降りてきて、木曜日から週明けにかけてが寒気のピークらしいので、けっこう長引きそうです。かなり憂鬱。

 で、例の高田予報官の登場です。
 まず、昨日(土曜)の予報から。



 冬将軍が大勢やってくるというのではなく、北から徐々に南下してくるという状況を示しています。私には、何人も冬将軍を使えて、うれしそうに見えました。

 しかし、寒くなることを解説した高田氏ですが、13日の予報図はまだ気に召さないようです。



「明日の天気は、まだ等圧線がデコボコしていますので、こういう時はスッキリ晴れるところは少ないでしょう」

 どうしても、完璧な西高東低の気圧配置で、太平洋側は快晴、日本海側は雪でないと気が済まないようです。私にとっては、少しでも冬型が緩んでくれたほうがありがたいです。


 で、今日(日曜日)の気象情報です。
 な、なんと…………





 う、馬に乗っています。しかも…



 何人も次から次へとやってくるようです(今回は、「徐々に」という意味ではないようです)。


 週間予報は



です。
せめて最後の日曜日が雪マークが取れていれば、気が楽になるのですが…
コメント (4)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

びっくりしました

2009-12-13 02:00:16 | 将棋
 旅館や料理屋さんなどが相手の仕事なので、12月や1月は特に忙しいです。で、仕事が終わって、ぼーっと映画『HERO』を見ていました。
 と、携帯がなりました。

 誰?
 登録していない番号。
「もしもし?」
訝しげに、出る。
「ななぽんです」
少し、遠慮がちな男性の声。

 ななぽん?…なんだ?……ナナポン…ナナポン……nanapon!おお!(遅い)

「英さんですか?」
「はい。英です。なな、ななぽんさん?ど、どうしたんですか」
「いや、実は、小暮さんたちと飲んでいるんですよ、橋本七段のSHOGI-BARで」

 将棋バー?……ああ、そう言えば、竜王のブログでちらりと見たことがあるなあ。ブログ名かと思っていたら、リアルのバーだったのか?
 nanaponの急襲の上、将棋バーという未知の領域、見事なワンツーパンチ。
 たぶん、気の利かない、ノリの悪い受け答えだったと思います。申し訳ないです。

 このあと、小暮さんと久しぶりの会話(小暮さんには女流棋士誕生三五周年記念パーティで非常にお世話になっている)をして、nanaponさん、小暮さん共に、「東京に遊びに行く」と約束させられた。
 こんな田舎者の私にも声を掛けてくれて、うれしいことこの上ない。でも、うらやましいぞ!いいなあ、将棋界の方と将棋のことで盛り上がれて……今度上京した時は、お二人のおごりだな。

 小暮さんとの会話の中で、先日の記事の『傑作だと思います(3手詰)』の記事にクレームが。

「あの筋は昔、勝浦九段の詰将棋(『将棋マガジン』の対局日誌で「プロが解けなかった5手詰(7手詰?)」と紹介された)のを借用した感じのもので、森七段としても紹介されるのはくすぐったいはず。
 ブログで紹介するのなら、勝浦九段作の詰将棋をまず紹介するべきだ」

 ふむ。おっしゃる通り。
 勝浦九段の作以後、あの龍で下段から玉を追いたて角で詰ます筋は、詰将棋の基本手筋として定着したように思います。←これも私の主観です。詰将棋に詳しい方、違っていたら、ご指摘ください。

 というわけで、小暮さん、勝浦九段作の正確な図面、教えてくださいね。


 携帯を切った後、さっそく、SHOGI-BARについて調べてみました。
 橋本七段のブログによると、将棋を研究し腕を磨くのも棋士の仕事であるけれど、普及も大切。特に、
「将棋が好きな人が、ワイワイ楽しむ場があってもいいんじゃないか」
という志だそうです
 あっぱれ!

 そのうえ「タイトルを必ず獲る」と宣言。

 個性的で有言実行の橋本七段。ますます好きになりました。

 でも、棋王戦、敗者復活で敗れ、少し遠のいてしまいました。さらに、順位戦での不振。
 『将棋世界』誌の順位戦予想の辛口発言を考えると、「ていたらく」という言葉をプレゼントしたいくらいです。
 がんばれ!橋本七段。
コメント (3)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

着地失敗! 『浅見光彦 最終章』 第8話 エキゾチック横浜編

2009-12-10 16:59:05 | ドラマ・映画
 「最終章」という言い回しが胡散臭く感じますが、このシリーズ、TBSに限らず、どの局のものも好きです。
 身元が判明するまで、刑事からぞんざいに扱われ、兄が刑事局長と判明すると手のひらを返したようにもてなされるシーンは、お約束のワンパターンですが楽しめます。
 今期、1時間の連続ドラマで、やや物足りなさが残るものの、まずまず楽しめました。
 脇役陣の変更は、やや残念でした。母親役の佐久間良子さんはぴったりですが、兄・陽一郎の風間杜夫さんは、少し重厚さが足りない気がします。
 また、幼馴染?でお手伝いさん役の原沙知恵さんは、ちょっと個性が強すぎて、ドラマの雰囲気から浮いているように感じます。
 さらに、連続ドラマの色を出すために、妹の死にまつわる陰を引きずらせましたが、いらなかったように感じました。浅見一家に陰は必要ありません。


 さて、今回も楽しめましたが、終結シーンは納得が行きませんでした。
 事件の詳しい背景は、文末に番組ホームページのあらすじを紹介しておきますが、簡単に人物と相互関係を、物語上の時間軸に沿って説明しますと、

 数十年前、ヒロイン(前田愛)の祖父(津川雅彦)が、強盗に両親を惨殺された少女を、持っていたフランス人形を渡して励ます。
 その少女は、それを励みに大会社の会長(市毛良枝)になる。
 会長の甥はどうしようもない男で、会社の金を使い込んでおり、それをごまかすため、会長の大切なフランス人形(1億円の保険が掛けられていた)を盗み(誘拐し)、その身代金を取ろうと考えた。
 実行犯を任されたヒロインの父は、人形を盗んだものの、甥に自首するよう勧めるが、甥に殺されてしまう。
 殺したものの肝心な人形は見つからず、ヒロインにそのありかを聞き出そうと脅す。その場面に出くわした光彦が助けるが、刑事たちにぞんざいに扱われながらも、事件の真相を解き明かす。

 で、最後に、会長がヒロインの祖父に当時のお礼を言い、人形を返すのですが、すごく和やかなんですよ。
 会長(市毛良枝)は、ヒロインからすれば父、祖父からすれば息子を殺した犯人の伯母なんですよ。
 会長は土下座しなければならないほどの立場、ヒロインと祖父は罵倒しても足りないくらいの心境のはず。
 ところが、殺された父(息子)のことは忘却の彼方に追いやられたかのような、しみじみしたシーンとなっていました。
 「そんなこたぁ~ない」(タモリ調)ですよね。

 細かいことを言えば、「赤い靴はいてた女の子」の話とフランス人形を結びつき方が強引なのと、惨殺された家に何の縁のない若者(ヒロインの祖父)が入り込み、人形を渡して励ますというのも相当強引です。
 
 
 

【番組ホームページ・あらすじ】----------

野口雨情の詩、本居長世の作曲の「赤い靴」。この詩に登場する赤い靴の女の子は何処へいったのか? 波止場から異国へと思いを馳せ、開港150年を迎えた横浜。
光彦(沢村一樹)の母・雪江(佐久間良子)は、横浜のとある老舗のバーで秀麗な紳士(東儀秀樹)が奏でる「赤い靴」の調べに聴き入っていた。カウンター内では、雪江の竹馬の友・山名雄三(津川雅彦)が寡黙にグラスを磨いている。光彦は、横浜の魅力を探るための取材だったが、雪江は、懐かしい友と語らいの時間を過ごすため、横浜へとやってきていた。
友人とゆっくり語り合いたいという雪江を残して、先にお店を出た光彦だが、何かに誘われるように横浜の町をさ迷い歩く。ふと、とある路地裏に入ると、女性の悲鳴が…。光彦のとっさの機転で、黒ずくめの暴漢は逃げ出した。
ほどなく、刑事の多田(相島一之)が駆けつけると、光彦は痴漢と間違えられ押し問答に。そこへ、たまたま神奈川県警の本部長との懇談で横浜を訪れていたついでに、雪江を迎えに来ていた兄・陽一郎(風間杜夫)が通りかかり、またしても、雪江と陽一郎に格好の悪いところを目撃されてしまう。





その翌日、昨晩に助けた女性から、ランチに誘われた光彦。助けた女性の名は山名めぐみ(前田愛)といい、横浜米テレビでレポーターをしているという。ランチの穴場があるというめぐみに連れられ、訪れたお店は雄三のバー。しかも、めぐみは雄三の孫だった。そんな偶然が重なり盛り上がる中、あらためて光彦が襲われた男の心当たりを聞く。しかし、特に変わったことといえば、自分が担当している番組で「赤い靴を履いてた女の子は、どこへ行ったとおもわれますか?」という質問を街灯でしていたとき、ある男性に酷く怒られたということぐらいしか心当たりがないというめぐみ。その言葉を聞いて、テレビ局の編集室で、そのときのVTRを確認するが、思うような手がかりには繋がらなかった。

その後日、光彦が横浜の取材をしていると、聞き込み中の多田刑事と再会し、めぐみの父・恵一(加門良)が死体で発見されたと知る。以前、めぐみから聞いていた話では、恵一は大阪出張へ出かけるといって家を出てから、連絡がつかなかったという。
現場検証によると、死因は、発見現場で飲んだと思われるウイスキーに混ぜられた毒物によるものらしく、多田刑事ら警察は自殺との判断が妥当だとしていた。しかし光彦は、死体の傍らに残されていた、コートだけが入れられていたボストンバッグに注目。早急な判断で捜査を終わらせようとしている警察に対して、事件の謎を解明するべく、独自の調査を始めた光彦。その後、恵一が泊まっていたホテルの部屋のベッドに、金色の毛が落ちているのを発見すると、鑑識で調べてほしいと多田刑事に頼み込む。また、恵一の葬儀の場でめぐみに、恵一が勤めていた会社の会長だという谷本咲江(市毛良枝)を紹介される…。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする