英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

棋士雑感 その1 羽生善治九段

2019-05-17 20:57:04 | 将棋
ここ1年の将棋界を振り返り、思い浮かぶ棋士について、気ままに書き連ねてみます。
(本来ならば、『棋士活躍度ランキング』を集計しなければならないのですが……)

まず、やはり、この方からですよね。

羽生善治九段
 2017年に渡辺竜王から竜王位を奪取し、『永世七冠』を達成。さらに、同年度のA級順位戦で6人によるプレーオフを勝ち抜き、佐藤天彦名人への挑戦を決めた時には、その9か月後に“羽生九段”を名乗ることになろうとは……
 まあ、その可能性も低くないと考えてはいたが、名人挑戦、棋聖位と竜王位の防衛戦の3タイトル戦にすべて敗北するとは思いたくなかった。
 「無冠の可能性が低くない」と考える要素は、いくつかあった。
・PCソフトを活用した精細な研究(2017年度の王座戦の対中村大地戦や2018年度のA級順位戦の対豊島戦など、“相手の研究のレールに乗ってしまっている”と感じることが多くなった)
・ソフトで検討することによって、今までの常識を覆す将棋の考え方、手筋、形勢判断が開発された。
・若手の棋力自体も高くなってきている
・羽生将棋の指し手もすべてが正しいのではなく、疑問手も少なくないと判明し、恐れなくなった。
・羽生本人の衰え(特に、終盤によろけることが増え、序盤の劣勢を踏みとどまり、逆転する割合も低くなった)


 と、不安要素がいくつも浮上してきた。
 が、衰えを見せ始めた2016年度(27勝22敗 .551)、2017年度(32勝22敗 .593)より、昨年度の方がより、新時代の将棋に適応してきているように感じる。
 29勝23敗 .558と勝率は上がっていないが、勝つときの将棋はやはり強く(2017、2018年度もそうだったが)、A級順位戦の対稲葉、対三浦、対広瀬戦などは流石の強さを発揮し、挑戦はならなかったものの、7勝2敗の2位で衰えたとは言わせない。2戦目の対深浦戦の執念の大逆転が大きかったように思う。これを敗れていたら、初戦(対糸谷)に続いての連敗となり、暗雲が立ち込めたかもしれない。
 また、研究にハマってしまった感も減ってきている。

 愚痴を言わせてもらうと、佐藤天彦名人との7番勝負の敗退の痛手が大きかった。
 羽生世代の棋士と異質な感覚、指し手で、佐藤名人に敗れたときのダメージは大きいような気がする。


 そこへ、“序盤、中盤、終盤、隙のない”豊島八段が棋聖位に挑戦してきてしまった。2勝3敗で敗れ、保持するタイトルは竜王のみとなった。豊島八段には王位戦挑戦者決定戦でも敗れている。
 竜王挑戦は広瀬八段。広瀬八段なら研究将棋の異質感は強くない。
 第1局の難解な将棋を勝ちきり、第2局は無理気味の仕掛けをしぶとく繋ぎ、勝利。2連勝の出だし、第2局は広瀬八段にとってダメージの残る敗局で、“タイトル100期”が見えてきたが、広瀬八段は想像以上に手強かった(まあ、第3局、第4局は羽生竜王の勝ち将棋で、どちらかを勝ちきっていれば違う結果が出ていたかもしれない。

 そんな訳で、2018年度は羽生ファンにとって(たぶん羽生九段自身にとっても)、辛い年度になってしまった。
 それでも、NHK杯将棋トーナメントで11回目の優勝を遂げ、ほんのわずかではあるが溜飲が下がった。

 一般的に持ち時間の少ない将棋は若い棋士が有利だと考えられるが、昨今の将棋事情を考えると、持ち時間が少ない対局は研究通りの局面になることが少ない。
 わずかな手順の違いが想定外の局面に進むこともあるし、わざと変化して研究を外すことも有効である(変化に対応する研究手順の準備があったとしても、短い考慮時間ではそれを活用するのは難しい)
 となると、局面に応じた深い読みや大局観が勝敗を左右することになる。そうなると、羽生世代の方が強いのかもしれない。


 それに、全てのソフト活用棋士には当てはまらないが、研究の際、変化手順や局面の形勢判断をソフトに頼ると、読む能力、考える能力が退化してしまうように思う。

 2019年度は、羽生(羽生世代)の逆襲も大いにあり得る。
 
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特捜9 season2 第6話「星型の殺意」

2019-05-16 21:19:41 | ドラマ・映画
レビューするつもりはなかったのですが、第6話があまりにも……
(どこかで書いたような文句ですね・笑。あ、第5話も酷かったです)

話が極端と言うか、強引と言うか、独善的と言うか、ご都合主義と言うか……

被害者・野口功子(秋野暢子)の3人の弟子
理沙(木下あゆ美)……技術もセンスもあった。パリで成功を収めた。
鈴(おりもりお)………12年前、橋から転落死。努力家。
芳美(三倉茉奈)………優しい子。結婚を機にパティシエの道を離れる(鈴の死亡前)。

 犯人は、優しいはずの芳美。
①夫が潔癖症でモラルハラスメントが激しかった
       ↓
②そのせいでホストクラブにハマっていた
       ↓
③ホストクラブに通うため、師匠の店のレジから現金を盗む
       ↓
④警察に突き出すことをせず、芳美の夫にこのことを告げ芳美の苦境を打開しようとした
       ↓
⑤電話をする為、芳美に背を向けた師匠を、ナイフで刺す

 ①→②……そういうパターンもないとは言えないが
 ②→③……ホストクラブにハマっていたのなら、相当な回数、窃盗を犯さないと駄目だろう
      師匠の店が不用心なせいかもしれないが、なぜ、師匠の店を狙ったのか?
 ⑤……背中に隙を見せたらダメでしょう

 ②の理由は、≪ホストクラブにハマる≫、≪派手なメイクに服装≫⇒香水を使用……事件解決の為、理沙が事件直前、香水の匂いに気づく必要があったからと考えられる

 

この師匠、言葉足らずだなぁ(まあ、こういう言葉足らずは、サスペンスには付き物ですが)
 12年前の悲劇も、もう少し理沙と鈴に丁寧に弟子選びの理由を話していたら…
 今回も、すぐ電話する前に、芳美の話を聞き、説得すればよかったのに……


タイトルの「星型の殺意」
 功子秘伝のアップルパイは、芯の部分を星形に切り抜くことにより、パイに香り成分に多く残る。
 犯行現場に残っていたアップルパイは、香り成分が少なかった(星形の切り抜き方ではなかった)
 星形切抜きを続けたことにより理沙は親指を痛めており、功子秘伝のアップルパイを作ることが出来なかった


 このことが、今回のミソで、この部分の展開はなるほどと思ったが、疑問もある
・師匠の前なら無理してでも星形に切り抜くと思うが…
・星形に切り抜くのなら、星形の型を使用すればいいのに……(ナイフで切り抜かないのは、邪道?)


 宮原礼二(金児憲史)は懐かしい!

 あと、番組に文句を言いたいのは、番組サイトでのゲストに中西良太さんが入っていないこと
 ほんと、チョイ役だったけど。あんまりな扱いなんじゃない……



【ストーリー】番組サイトより
 行列のできる焼き菓子の名店『のぐち』の店主・野口功子(秋野暢子)が殺された。死因は背中から胸の大動脈を傷つけられたことによる失血死で、凶器は殺害現場の厨房にあったペティナイフ。レジの金が抜き取られていたこともあり、特捜班は怨恨と物取りの両面から捜査を開始する。
 遺体の第一発見者は島崎透(須藤公一)というデパートの営業マン。島崎はデパートの得意客・村岡芳美(三倉茉奈)から『のぐち』を紹介され、功子の作るアップルパイの虜に。以来、デパートに出店してほしいと功子を説得するため『のぐち』に通いつめていたという。 いつもより2時間も早く店を閉めようとしていた功子は、島崎を追い返してすぐ、藤本理沙(木下あゆ美)というパティシエと電話していた。それが最後の電話だと知った浅輪直樹(井ノ原快彦)は衝撃を受ける。ついさきほど妻・倫子(中越典子)からケーキ店『ミヤハラ』で働いていた頃の友人だと、理沙を紹介されたばかりだったのだ! そんな中、理沙が『ミヤハラ』を辞めた後、『のぐち』で働いていたことも判明する。
 一方、島崎に『のぐち』を紹介した芳美のもとへ向かった小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)は、芳美もかつて『のぐち』で働いており、当時、理沙と芳美のほかに坂出鈴(おりもりお)という弟子がいたことを聞き出す。さらに、理沙と鈴の間には『のぐち』の後継者を巡る微妙な確執があったこともわかり…。
 直樹は12年前に何があったのか、そして後継者争いの真相を調べるため、再び理沙のもとへ…。特捜班が時をさかのぼって真相に迫る!

ゲスト:秋野暢子 木下あゆ美 三倉茉奈 金児憲史

脚本:瀧川晃代 
監督:鈴木浩介
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緊急取調室 3rd SEASON 第5話「私が隠しました」

2019-05-13 20:21:41 | ドラマ・映画
レビューするつもりはなかったのですが、第5話があまりにも……

今回のミソは2つ
1.凶器の隠滅方法
 凶器はかぼちゃ
 スープにして、食べて……隠滅

 何度もスープが映されるので、想像はついた。せっかくの料理だったが、まずそうに見えた。
 かぼちゃが殺害の凶器に成り得るかは、微妙なところ。衝撃に耐えればかなりのダメージを与えられそうだが、割れてしまえば衝撃は分散してしまう。
 以前、『相棒』で、凶器の冷凍イカを亀山薫(寺脇康文)が食べたのを思い出した。(Season2「殺人晩餐会」)
 
 それはともかく、被害者に買いに行かせたかぼちゃを凶器にしているので、憎悪が蓄積していたとは言え、突発的な殺意であろう。
 しかし、その割には、レンタカー、スーツケース、変装などは用意周到。しかも、ダミーで捜査を攪乱。

2.“ゴースト”作戦
 実は被害者は生きていて保護されていた。
 さも生きていない(殺害された)かのように被疑者に思わせて、供述を引き出す。
 取り調べ開始時に“ゴースト”作戦と言っていたので、最初からの作戦。

 このドラマ、“後出しジャンケン”的な傾向は強かったが、今回のは酷過ぎる。
 確かに、≪“ゴースト”作戦とほのめかしたこと≫、≪磐城刑事部部長(大倉孝二)が「お前たちのやり方は間違っている!」と怒鳴っていたこと≫など、視聴者へのヒントになっていたが…

 夫が共犯かどうかなどを探るために、被害者が生きていることを隠していたと言うが、隠す理由としては弱い
 夫に隠すかどうかはさておき、犯人の姑には生きていて状況も聞いていると告げた方が決着は早いだろう。


 

【ストーリー】番組サイトより
 平凡な専業主婦である姑・山下昌子(真野響子)に頼まれ、夕食のスープに使うカボチャを買いに出かけた嫁・彩矢(国分佐智子)が行方をくらました。日付をまたいでも連絡が取れなかったため、彩矢の夫で弁護士の翔太(山崎樹範)は警察に行方不明者届を提出。彩矢もまた大手法律事務所の弁護士ということもあって、単純な失踪事件ではないと推察した警視庁は、真壁有希子(天海祐希)ら「緊急事案対応取調班(通称・キントリ)」に出動を要請する。
 さっそく有希子は山下家のあるマンションへ向かい、涙ながらに嫁の安否を案じる昌子から話を聞くことに…。そんな中、大型スーツケースを運ぶコート姿の不審者が映った防犯カメラ映像を見た昌子から、重要な手がかりとなる証言が飛び出す。なんと約1カ月前、この不審者を息子夫婦の家の前でも見たというのだ!
 やがて昌子の証言により、彩矢が不倫中だったことが発覚。さらに、コート姿の男がレンタカーにスーツケースを乗せるのを目撃した人がいたため、調査を進めると驚愕の事実が判明する。あろうことか、車の借り主は昌子だったのだ! しかし、車の足取りは途中で途絶え、スーツケースの在り処までは突き止められず…。
 その矢先、翔太が妻を殺したと自首してきた! だが有希子は、昌子こそが真犯人だと確信し、重要参考人として出頭するよう依頼するが、昌子はこれを拒否する。しかも何を思ったか、昌子は自宅で有希子と2人きりなら事情聴取に応じると言い出し…!?

脚本:井上由美子 
演出:本橋圭太
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世界リレー ~意義や競技成立が微妙~

2019-05-13 17:55:50 | スポーツ
 世界リレーは2014年に第1回大会がバハマで開催されている。
 バレーボールのワールドカップが開催国が日本に固定されているように、この世界リレーも“バハマ開催”で固定されていた(2019年まで)
 “毎年開催”の原則が、第2回大会(2015年)後、“2年に一度(奇数年)”に変更された。さらに、財政難を理由に、第4回大会(2019年)の開催をバハマが返上、横浜で開催されることとなったようだ。
 私も、大会の存在を知ったのは第3回(2017年)。しかも、存在を知ったのみで、詳細は全く知らなかった。

 五輪や世界選手権の予選の意味合いが強いと考えられる。陸上競技の国際大会は多いが、リレーのナショナルチームが一堂に会して競うことは滅多にないので、その意味でも大会の意義は大きい。
 しかし、大会の運営や競技の実態・性質を考えると、大会成立は微妙だ。

 種目数は第1回大会より10→10→9→9と推移しているが、2日間の大会を興行するために無理やり種目作ったように思えてならない。
 特に、男女混合の2×2×400mリレーは過酷。男女各1名の2選手でチームが構成され、一人が400m走を2回走るというもの。
 過去には、4×1500mリレー:2014年大会やディスタンスメドレーリレー(1200m + 400m + 800m + 1600m):2015年大会があったようだが、今大会はハードルを除くと、1区間100m、200m、400mのみで、特に400m区間が多い。400m走の層が厚く、多数の選手を派遣できる国はよいが、予選のある種目もあるので、何度も400mを走ることになった選手もいたようだ。

 率直に言って、選手が疲弊してしまうので、男女別の4×100mリレーと、4×400mリレーだけでよい。
 男女混合種目もいらない(それについての私の主張は、2018アジア大会雑感 その4「男女混合種目の問題点」で)

 さて、今回、私が論じたいのは、4×200mリレー(男女別)

 この種目、レーン形式が定まっていないようで、
①完全にレーンを走る(レーンで四つの曲走路を走る)
②第1・第2走者はレーンで走り、第3走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れることができる(今は知らないが、中学男子の4×200mリレーがそうだった)
③第1走者が第2コーナーを抜けた時点でレーンを離れる(個人種目の800m走と同じ形式、地区や学校の運動会に近い)
 の3形式が、Wikipediaで紹介されている。

 一人が200mと、4×100mリレーとはスピードが段違いなので、バトンの引継ぎ時には衝突・激突の危険が大きいので、①の形式が競技の成立はスムーズである。
 しかし、この形式も問題点が多く、実際にもいくつかの問題点を感じた


1.800m分(2周分)の周回距離を調整するため、隣のレーンとの前後の間隔が大きく、実際は遅れていないのに、離されているという感覚が強く、焦りやペースの乱れを生じる
2.4×100mリレーの間隔で、次走者がスタートを切ると、4×100mリレーとは違い200mも走っているので、へばり気味なので、追いつけない。
3.バトンを渡す動作も、へばり気味なので、上手く渡せない。
4.隣のレーンとの前後の間隔が大きいので、内側のチームが横を走り抜けてから自チームが到着するまでの時間が長く、焦って早くスタートを切ってしまう


 というわけで、どのチームも4×200mリレーに慣れていないので、かなりのチームがバトンパスで失敗していた。


 あと、かなりの国がこの大会に重きを置いていないようで、タイムが振るわなかった
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【歳時メモ】 フランスギク、山藤

2019-05-09 11:42:59 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

フランスギク…ハルジオンを追うようにフランスギクも咲き始めました。
 フランスギクの花はマーガレットとそっくりなのですが、葉が少し違います。ハルジオンはヒメジョオンとよく似ていますが、ハルジオンの方が花弁が細くたくさんあって、花全体がもこもこっと感じます

山藤…急に目立ち始め、あちこちで見かけます

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【歳時メモ】 シャガ、ツツジ、ハルジオン(春紫菀)、ギシギシ、スイバ

2019-05-08 11:42:00 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

シャガ…やや盛りを過ぎた感がありますが、谷や山べたなどの清涼なところでよく見かけます。
 いつも見かけていた大虫の谷のいくつかの地点で、ほとんど壊滅状態だったのが悲しいです。

ツツジ…今が満開です。

ハルジオン(春紫菀)…10日ほど前から、あちこちで見かけるようになってきました

ギシギシ、スイバ…一気に伸びてきました。
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ヒューリック杯清麗戦について ~契約金と反比例の運営意欲~

2019-05-07 17:53:16 | ドラマ・映画
『ヒューリック杯清麗戦』は今年度(2019年度)より創設された女流棋戦で、優勝賞金は700万円の女流棋戦では最高額(『マイナビ女子オープン』と『リコー杯女流王座戦』は500万円)。タイトル序列もトップとなったので契約金も最高と思われる。

 将棋界にとってはありがたい新棋戦の創設ではあるが、棋戦サイトは非常にしょぼい

トップページは
「清麗戦概要」として
 主催…ヒューリック株式会社 公益社団法人日本将棋連盟
 正式名称…ヒューリック杯清麗(せいれい)戦
 タイトル称号…清麗
 出場資格…現役女流棋士
 対戦方式…予選:6勝通過・2敗失格
 持ち時間…予選:各2時間(チェスクロック)
 優勝賞金…700万円
が、列記され、主催者(社)の代表取締役会長(西浦三郎氏)と将棋連盟会長(佐藤康光九段)と常務理事(清水女流六段)が握手している画像のみ。
デザイン的にも昭和の匂いが漂い、ネット草創期を再現したかったのかと思いたくなる

 他に「棋譜を見る」「ブログ」のページがあるだけ。
 星取表など棋戦の経過を示すものは何もなく、棋譜やブログも2月と3月のモノは紹介されているが、4月は棋譜は3局のみ。棋譜もブログも「渡部愛女流王位-塚田恵梨花女流初段」(4月3日)が最後で、以後更新されていない。

 憶測ではあるが……
押し付けられたサイト管理者が、おざなり的にサイトを開設した(サイトデザインから意欲の低さ窺える)。
それでも、最初の2か月は最低限の更新をしていたが、4月になり何らかの事情(「他の業務が忙しくなった」「担当交代」など)で放置(放棄)状態となってしまった……

 せっかくの女流最高棋戦なのに、勿体ないというか残念というか


★画期的な予選形式だが……
参加棋士は62名。ここ数年、女流棋士が一気に増えた。“乱造”と言っていいだろう。
 話がそれるが、新女流棋士の増加により、女流2~3級の棋力の棋士が増え、勝ち星を上げやすくなった。その結果、仮資格(女流3級)から正式資格(女流2級)に昇格しやすくなって、女流棋士が増える一方。運営は大丈夫なのだろうか?
 さて、「6勝通過・2敗失格」という方式は、ある種の“生き残り戦”で、エキサイティングである。
 しかし、細かな規定は記されておらず、分からない点も多い。

 まず、63の通し番号?に規則性は感じられず、この番号の割り振りは抽選なのかもしれない。
 けれども、連盟の棋戦紹介の星取表の但し書きには
(1)31番・63番には第1シードとして里見香奈女流四冠と渡部愛女流王位が入り、1回戦は1勝分のアドバンテージを付けることとする。
(2)29番vs30番・61番vs62番の初戦敗退者には、2回戦で1勝分のアドバンテージを付けることとする。

とある。

 (1)より里見香奈女流四冠と渡部愛女流王位がシード扱いで、1~31と33~63の2枠に区分されているらしい。32番は欠番となっている。
 予選の1、2回戦は、通し番号の4人を1群と扱っているようで、1回戦は1番と2番、3番と4番が対局し、2回戦はその勝者同士、敗者同士が対局したようだ。同様に5~8番は、初戦が5番と6番、7番と8番が対局…以下同様。
 3回戦は1~4番の組の2連勝者と5~8番の2連勝者が対局、1勝1敗者も隣の組の1勝1敗者と対局しているようだ。こう考えると、その方式を成り立たせるために(2)の項目があるようだ。でも、おかしなシステムである。
 4回戦も3連勝同士の対局となっている。1敗した棋士はなるべく近い番号で未対局の棋士と対局が組まれているようだ(詳しくは検証していません)


 5月6日現在の予選通過候補者(1敗以内者)は、(名前の前の数字は登録ナンバー)
5 谷口 女流二段 4勝1敗 〇清水 〇北村 ●鈴木 ○山根 ○井道
8 北村 女流初段 3勝1敗 ○武富 ●谷口 ○加藤圭〇室田  脇田(9日対局)
13 香川 女流三段 4勝1敗 ○岩根 ○島井 ○山根 ○鈴木 ●中村真
22 中村真女流三段 5勝0敗 ○上田 ○本田 ○井道 ○渡部 ○香川
29 和田 女流初段 4勝1敗 ●脇田 □   ○藤井 ○上田 ○長沢
30 脇田 女流1級 3勝1敗 ○和田 ●渡部 ○水町 ○本田  北村(9日対局)
31 渡部 女流王位 4勝1敗 □   ○脇田 ○塚田 ●中村真○鈴木
39 中澤 女流初段 5勝0敗 ○上川 ○山口絵○小高 ○宮宗 ○甲斐
42 頼本 女流初段 4勝1敗 ●宮宗 ○礒谷 ○カロリ○中井 ○伊奈川 (カロリはカロリーナ女流1級)
49 伊藤 女流二段 4勝1敗 ○伊奈川〇千葉 ●甲斐 ○渡辺弥○小高  (渡辺弥は“弥”を付けなくても渡部と区別できるが、念のため)
54 甲斐 女流五段 4勝1敗 ○村田 ○加藤結○伊藤 ○里見香●中澤
57 里見咲女流初段 4勝1敗 ○野田澤●渡辺弥○堀  ○千葉 ○田中
63 里美香女流四冠 4勝1敗 □   ○堀  ○渡辺弥●甲斐 ○宮宗
  □は規定(1)(2)による不戦勝


 北村-脇田戦が行われると、5回戦が終了。どちらかが脱落するので、残りは12名となる。
 「6勝通過」なので、4勝1敗の10棋士はあと2回勝たなくてはならない。
 全勝の中村真女流三段と中澤女流初段は、おそらく次局で対局すると思われるので、6回戦終了時には6戦全勝が1名(予選通過決定)、5勝1敗が6名(5勝1敗同士の勝者5名+全勝対決の敗者)、4勝2敗が5名(脱落)となる。
 7回戦は5勝1敗の6名による決戦が行われ、勝者の3名と6戦全勝者の1名が予選通過となるようだ。


……通過者4名とは、過酷な予選だなあ。ちゃんと目算を立てたのだろうか?
・予選の組み合わせを見ると、中村真女流三段の相手は皆手強い。全勝は見事!
・同じく5戦全勝の中澤女流初段はやや対戦相手に恵まれた感があるが、甲斐戦の勝利は評価できる
・甲斐女流五段の伊藤女流二段、里見女流四冠を連破は見事
・表の5回戦に名を連ねている女流棋士は3勝を上げているので評価してください
・他の有力棋士……清水女流六段(●谷口 ○武富 ○高群 ●長沢)、上田女流四段(●中村真 ○相川 ○船戸 ●和田)、中井女流六段(●田中 ○高浜 ○安食 ●頼本)、本田女流三段(○相川 ●中村真 ○藤田 ●脇田)、岩根女流三段(●香川 ○山口恵 ●長沢)、山田女流四段(●千葉 ●伊奈川)
・田中沙紀女流3級の健闘が光る3勝2敗(○中井 ●小高 ○山口絵 ○石高 ●里見咲)
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エスカルゴさんへのお返事 (記事「吉田亜沙美の引退に思う」)

2019-05-06 21:08:08 | スポーツ
前記事「女子バスケット 吉田亜沙美の引退に思う」にエスカルゴさんから、3000字を超える気持ちの入ったコメントをいただきました。
その気持ちに応えねばなりません。

(青字はエスカルゴさんのコメントです)

私は昨夜、この記事を読んですぐにはコメントを書けず、自分のDVDの山を探したり、自分のブログの過去記事を参照したり、昔の手帳を見てスケジュールを確認したりしているうちに、夜が更けてコメントを書くのが今日になってしまいました。まだ確認不十分なところはあるかも知れませんが、一度ここでコメントします。

 「DVDの山を探したり、自分のブログの過去記事を参照したり、昔の手帳を見てスケジュールを確認したりしているうちに、夜が更けて」……エスカルゴさんのお気持ち痛み入ります。ここまでしていただけるとは、非常に嬉しく感じると同時に、先の私の記事が、そこまでしていただくほどのモノだったかと、冷や汗が出ました。


まず、本人の声明については、引退時に見ていましたが、「そうなんだ」というのが正直な気持ちでした。年齢的、体力的に、そろそろ引退でもおかしくないとは思っていましたが、少し自分の予測とは違っていたところもありました。

その一つは、リオ五輪で達成感を感じていたようなところです。私も英さんと同様に吉田選手のデビュー時からプレーを見てきましたが、リオ五輪では吉田選手のプレーぶりは際立っていて、現地の人たちからも称賛されていたと思います。チームの状態も良く、ランキング上位チームを倒して、実力を示し、本当に予選リーグ1位でもおかしくなかった。ところが、そんなチームが準々決勝で女王アメリカと当たり、大差で敗退してしまう。英さんもだと思いますが、私自身も達成感よりも、不完全燃焼感の方を多く感じたのを覚えています。「もっとできたのではないか」「もっと上に行けたのではないか」という気持ちですね。だから、当然次の東京五輪では、この経験や悔しさをバネにして、さらに上を目指すだろう、と。



 「年齢的、体力的に、そろそろ引退でもおかしくない」……そうなんですが、吉田のプレーを見ていると“引退”という言葉(概念)が結びつきませんでした。ただ、体力的な点もそうなんですが、キャリア的(年齢的)なものは改めて考えると、そうかもしれないと、今回、2008-09ファイナルのDVDを見て感じました(後述します)。

 「リオ五輪では吉田選手のプレーぶりは際立っていて~~~≪もっと上に行けたのではないか≫という気持ちですね。」……吉田、渡嘉敷を中心に、他のメンバーも充実し、私の戦前のメダル獲得の予想は35%でした。
 実際、メンバーは十二分に力を出し切り、ゲーム展開も多くの時間帯は満点に近かった。ただ、吉田自身も悔やんでいたように、オーストラリア戦で16点のリードを奪っておきながら逆転負けを喫してしまったのは非常に残念でした。
 その伏線が対トルコ戦で、序盤に大量リードを許して、追いかけきれなかったこと。このゲーム内容、展開は不満と疲労の残してしまった。(日本は個々の運動量と、運動量を活かしたディフェンス・オフェンスで強豪チームと伍して戦うので、どうしてもエアポケットのような時間帯が生じてしまうのは仕方がないかもしれませんが)
 とにかく、吉田も≪もう少しうまくやれたはず≫という悔いは大きかったと思います。


 「当然次の東京五輪では、この経験や悔しさをバネにして、さらに上を目指すだろう」……ええ。私もそう思いました。
 でも、引退会見の吉田の言葉を読むと、やはり、言い切りすぎかもしれませんが、≪吉田にとっては、リオ五輪の日本チームが最高のチームだった≫のでしょう。
 渡嘉敷や高田は健在、宮澤(リオ五輪もメンバーでしたが)や藤岡、馬瓜姉妹、赤穂姉妹など伸びてきて、リオ五輪と遜色ないチーム力だと思いますが、やはり、あのリオ五輪のチームに懸けていたのでしょう。悔いが残る点もあったと思いますが、力を出し切った感があったのでしょう。

 
ただ、確かにこの時の吉田選手のプレーは、ピークを迎えていたのかも知れません。この時28歳10か月。次の五輪までに、体力や技術、ゲーム勘などを落とさずに維持して行くことは、相当困難だということは予想されます。私たちは、吉田亜沙美は最強で最高、不老不死というようなイメージを持ってしまっているのかもしれませんが、数々のケガをしてきたり酷使し続けてきた身体が、そうそう思い通りに動いてくれない、ということを吉田選手本人は感じていたのかもしれません。

 ええ、表面上は「吉田亜沙美は最強で最高、不老不死」と思わせるプレー、パフォーマンスでしたが、ポテンシャルの下降線を彼女自身感じていたのでしょう。大きな故障もありましたし。


ただ五輪に関しては、ロンドン五輪に出られなかったこともありましたね。HCの采配の悪さゆえに。そんなこともあって、私と英さんは、「いやいや、五輪に出られただけでは、まだあの時の悔しさを晴らしたことにはならない」という気持ちがあったと思います。しかし、本人はHCのせいなどにはせず、ようやく8年かけてリオ五輪に出場できた、という満たされた気持ちになっていたのかもしれません。このあたりの本音は、本人にしかわからないところだと思います。

 前記事で書きましたが、私は、ロンドン五輪に出られなかったので“リオ五輪がすべて”になってしまったとしつこく考えています。(笑)
 当時、ふたりで「ベンチワークが酷過ぎる」と意気投合したのも、良い?思い出です。


昔の記憶ですが、吉田選手はルーキー時から、そこそこやれていましたね。大神選手との違いは、プレスをかけられた時のボール運びだったと思います。大神選手はあまりボール運びは得意ではなかった感じでしたが、吉田選手は難なくボール運びをこなしていました。逆に、得点能力に関しては大神選手の方が数段上だったと思います。そんなこともあり、出場機会は増えて行ったと思いました。

 大神と吉田のポテンシャルの違いの見解は同意です。吉田の得点能力に関しては、ロンドン五輪予選の1、2年前は非常に高く、その時期がピークだったように思います。
 くどくなりますが、ロンドン五輪予選の時も、ポイントガード・吉田、シューティングガード・大神の方が良かったと(ただ、この時の大神は骨折上がりでした)。



08-09のファイナルですが、私は第1戦から第4戦までのDVDを持っています。何なら、セミファイナルのトヨタ対シャンソン第3戦も持っています。引っ越しをした時に、バスケットのビデオやDVDは、98%ぐらい涙ながらに捨ててしまったのですが、これは持っていました。相沢優子選手の最後のシーズンだったからです。また、手帳を確認すると、どうもファイナルは全試合現地観戦していたようなメモが残っています。なぜかあまり記憶は残っていないのですが。DVDはまだ見ていませんが、たぶん第3戦が劇的なシャンソンの勝利で、確か中川選手の3Pが決め手だったような記憶があります。この年のJXとシャンソンのメンバーは、どの選手も印象に強く残っている選手ばかりですね。話せば長くなりそうですので、割愛します。また、英さんのお心遣いに感謝します。

 エスカルゴさんのスポーツ観戦姿勢には感服します。“観ていないかも”、“DVDを送ります”、“結果は知らない方が30倍面白い”等々の発言は失礼極まりなかったです。

「たぶん第3戦が劇的なシャンソンの勝利で、確か中川選手の3Pが決め手だったような記憶があります」……第3戦ではなく、シャンソンが勝ったのは第2戦。でも、試合展開が違う気もします。……もしかしたら、劇的3Pシュートは第4戦かもしれませんね。
「この年のJXとシャンソンのメンバーは、どの選手も印象に強く残っている選手ばかりですね」……ええ、そうですね。私もDVDで再視聴して、懐かしく、そして、彼女たちのプレーに感激しました。特に、闘将・相沢選手のプレーには感動しました。
 大神が骨折で欠場していたこともありましたが、3シーズン目の吉田はゲームメイク力も秀でていてチームの核になっていました。若さの露見もありましたが。

 この試合のJOMO、シャンソンの登録メンバーは、吉田より若い選手もいたのですが、吉田を除いてすべて現役引退しています。大神は2017-18シーズンが最後でした。木林(JX)、藤吉(シャンソン)は2016-17シーズンで引退、他の選手はもっと前に引退しています。
 この他、シャンソンの渡辺、池住、中川(後にデンソーに移籍)、林眞未らは2014-15に引退しています。JOMOの田中、内海は2011-12シーズンで引退しています。
 大神は17年間(内2年は海外)もプレーをしていたのも驚異ですね。あと、立川も15年間プレーしています。このふたりは特別としても、吉田と共に、あるいは相対してプレーした選手がユニフォームを脱いでいったことを考えると、吉田の引退も仕方がないかなと思います。(12年目のシーズンも、ほとんど衰えを感じさせない吉田は凄い)
 
>吉田はコート上を動き回っていた。視野は広く、パスは正確。ドライブやジャンプシュートで得点を挙げ、≪えっ?ここにいるのか≫という感じでリバウンドにも絡んだ。15得点、10アシスト、9リバウンド、1スティール。渡嘉敷へのキラーパスがないだけで、日本代表チームの中心プレーヤー時代と基本的には同じだった。

英さんの吉田亜沙美評、実に的確だと思います。PGとして望み得る限りのあらゆる能力を、極めて高いレベルで保持しているだけでなく、「ここにいるのか!」という驚くべきポジショニングで、オフェンスリバウンドを要所で何本も奪取して行く。本当に目を奪われ、心を揺さぶられるプレーヤーでした。私は当時シャンソンファンでしたが、吉田亜沙美と大神雄子は別格でしたし、JXの他のプレーヤーにも敬意を持っていました。また、凄かったのはプレータイムの多さです。英さんがブログで、何度「吉田亜沙美を酷使しすぎている」と歴代JXHCを猛批判しても、そのプレータイムは減少せず、しかし吉田亜沙美はその酷使にもめげずに、プレーのクオリティを落とすことなく、JXの11連覇に多大な貢献をし続けたのでした。もし吉田亜沙美がいなかったら、11連覇はできなかっただろうと私は思います。


 嬉しい言葉です。ありがとうございます。



また、吉田亜沙美が決めて来た沢山の素晴らしいシュートのうち、最も私の記憶に強く刻まれているのは、15年アジア選手権予選リーグの対中国戦の残り3秒での大逆転シュートです。
これは、ライブでTV観戦していましたが、正に鳥肌もので大興奮でした。吉田亜沙美にしかできないプレー!です。


 ユーチューブのリンク、ありがとうございました。
 あのシュートは、あのシュートは……カッコイイ…


さきほど言い忘れましたが、ここで中国に1点差で勝ったことでが、アジア選手権の3連覇につながったと言っても過言ではないかと思います。この後、日本は予選リーグ1位通過により、準決勝をチャイニーズ・タイペイと戦い、敗れた中国は韓国と準決勝を戦い、疲弊します。それが原因となり、決勝での日本の大差の勝利でリオ五輪出場権獲得につながったのだと思います。

 ええ、第1シードは大きかったですね。

もう一つ、吉田亜沙美のハイライトを言わせていただければ、リオ五輪の試合会場で自然発生的に起こった、「吉田コール」です。どの試合だったかは覚えていませんが(録画を全部見ればわかるはずですが)、観客の方々も、吉田亜沙美選手の素晴らしいプレーぶりに心を奪われ、たまらず吉田コールをしたのだと思います。目標としてきた五輪の会場で、「地元の観客の方々に応援してもらえるぐらい認められた」ことは、どんなに嬉しいことだったことでしょうか。

 確かに、そんな会場の雰囲気で、吉田は凄いです。
 吉田に「池に跳び込め」と言われたら、私は跳び込みます。


まだまだ細かいエピソードなどを語って行けば、話題は尽きませんが、これぐらいで終わりにしたいと思います。アスリートが、その現役生活をどこで終わりにするのか、それはやはり気持ち、心の問題が大きいというか、すべてだと思っています。プレーを見ている私たち観客は、「まだできる。もっとプレーを見たい」と思います。ただ、そのためにはどれだけの努力をしなければならないか、どれだけの練習と体のケアをしなければならないか、どれだけメンタル的に耐えられるか、モチベーションを維持できるか、ということを考えた場合、選手が「ここまでだ」と思ったら、それが引退する時期なのだと思います。まれに、それからブランクがあって、復活する選手もいますが、それはまた別の話ですね。


 ええ、その通りです。
 吉田は、前シーズン、そして、今シーズン当初から、そして、ファイナルも、引退を頭に入れて、プレーしての判断、決断でしたから、口を挟む余地はないです。
 彼女らしい決断、酔い決断だったと思います。



今季のWリーグではベンチからのスタートで、いろいろと考えることがあったと思います。そして最後に出した結論、ということで、素直に尊重してあげたいと思います。私も同じく、「お疲れ様でした。長い間素晴らしいプレーをありがとうございました」という気持ちです。長々と思い出話を失礼しました。もう吉田選手のプレーを絶賛できないかと思うと、寂しい気持ちもありますね。

 たくさんの心のこもった言葉、ありがとうございました。
 正直、引退は寂しいですが、「お疲れ様でした。長い間素晴らしいプレーをありがとうございました」です。
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女子バスケット 吉田亜沙美の引退に思う

2019-05-04 18:01:28 | スポーツ
3月25日に、長年、日本女子バスケットを牽引してきた吉田亜沙美選手(JX-ENEOS所属)が現役引退を発表した。

 「昨シーズン(2017-18)の途中から少し考えだし、私の中で今シーズン(2018-19)とは決めていました。最後にファイナルを戦って私の気持ちがどうかを確かめたいという思いもありましたが、その結果、最後のブザーが鳴った瞬間、引退しようと思いました」と、吉田は、引退のタイミングについて、シーズンを通して考えながら、最終試合後にはっきりと決断したことを明かした。
 引退の理由としては、「一つの目標であったオリンピック出場というのをリオデジャネイロで達成して以降、自分の気持ちだったりモチベーションだったりに違和感を持っていました」と気持ちの面が大きく、さらに「気持ちもそうですが、昨シーズンぐらいから、自分が満足のいくプレーができなかったり、ベストパフォーマンスを発揮できなかったりと、120%の力を出し切っても自分が思い描くバスケットをできていなかった。そういう歯がゆい思いをしながらやっていたのも一つの理由となりました」とも語った。
『バスケットボールキング』の記事より引用)

 ≪まだまだ、日本代表のスターティング・ポイントガードとしてやれるし、やって欲しい≫
 これは私だけではなく、多くのファンが思っているはず。
 しかし、引退会見の彼女の言葉を聞くと、納得できる部分も多い。その点については後述するとして、彼女の思い出を少しだけ語らせていたく。




………≪なかなか使えるガードだなあ≫というのが最初の彼女に対する感想
 2006-07シーズン、ルーキーながらもJOMO(現:JX-ENEOSサンフラワーズ)のスターター、主力で活躍。
 当時は大神の全盛期(“当時”と記すと語弊があるかもしれない。彼女もずっと活躍した)で、ドライブも鋭く、パスも鋭かったが、吉田も同タイプのガードだった。
 ポイントガードとしてオフェンスを組み立てるのは大神が主だったが、時々、プレーの流れで吉田がその役を担うことがあり、十分役割を果たせていた。
 もちろん、インパクトは大神の方が強く、私の記憶力の乏しさもあり、ルーキー時代の彼女のプレーの記憶はやや霞が掛かってしまっているというのが、正直なところだ。
 そんなわけで、部屋にあるDVDを探してみたところ、2008-09シーズンのファイナル、対シャンソン・Vマジック戦が見つかった。吉田にとって3年目のシーズンだった。(段ボール箱の中を探すともっと古いものはあるかもしれないが)


 セミファイナルで、JOMO(レギュラーシーズン2位)は富士通(シーズン3位)を2勝0敗、シャンソン(シーズン4位)はトヨタ(シーズン1位)を2勝1敗で破ってのファイナル進出だった。

 シャンソンのスターターは、相澤 優子、石川 幸子、池住 美穂、中川 聴乃、渡辺 由夏。
 この試合、この5人の他は、藤吉 佐緒里が24分プレーしたぐらいで(他は川井 梢が3分、藤生 喜代美1分)、ほぼ6人で戦ったが、10点差ぐらいで推移する苦しいゲーム展開で、いつ、その点差が決壊しても不思議ではない流れだった。しかし、要所で闘将・相沢が鬼神のようなプレーでチームにカツを入れ、他のメンバーもそれに応え、稀に見る熱闘となった。相沢の32得点を筆頭に、スターター全員が二けた得点だった。

 この試合のJOMOの吉田の他のスターターは、田中 利佳、内海 亮子、林 五十美、山田 久美子。大神はレギュラーシーズンの最終盤に手首を骨折し、ベンチで必死に応援をしていた。
 田中が攻撃的シューティングガード、内海はシュート力のあるスモールフォワード、林は機動力のあるパワーフォワード、山田は192㎝の上、横幅もあり、ゴール下を支配し、フックシュートで得点を重ねていた。
 控えには、速いオフェンス展開を欲する時には山田に代えて諏訪 裕美、控えのガードとしてスピードのある立川 真紗美、ポイントガードの控えとして新原 茜、控えのフォワード陣は寺田 弥生子、長南 真由美、木林 稚栄(ルーキー)がいた。

 大神を欠いたプレーオフは、吉田がほぼひとりでオフェンスを組み立てていた。JXスターターも全員二けた得点で、メンバーのポテンシャルは高い。特に田中は矢野 良子を彷彿させるような手を付けられないプレーをした(田中が爆発すると凄く、ほれぼれした記憶が多くある)。
 とは言え、シーズン当初からこのスタイルならともかく、プレーオフ直前のシステム変更は大変だったかもしれない。


  (この試合の時の吉田亜沙美)

 吉田はコート上を動き回っていた。視野は広く、パスは正確。ドライブやジャンプシュートで得点を挙げ、≪えっ?ここにいるのか≫という感じでリバウンドにも絡んだ。15得点、10アシスト、9リバウンド、1スティール。渡嘉敷へのキラーパスがないだけで、日本代表チームの中心プレーヤー時代と基本的には同じだった。

 このゲームの結果や戦評は書きません。
 書き始めると、長くなって終わりそうもないですし、エスカルゴさんを意識しているのも理由です。
 シャンソンファンのエスカルゴさんなら、この試合は記憶に刻まれているかもしれませんし、試合のDVDをお持ちかもしれませんが、もし、記憶にないのなら、DVDをお送りします。結果を知らない方が30倍楽しめますから。



吉田亜沙美の思い
 吉田はリオデジャネイロ五輪にすべてを懸けていた。

 時を遡り、2012年、ロンドン五輪の最終予選対チェコ戦対カナダ戦)。実力は充分にあったが、ベンチワークの悪さが足を引っ張り、五輪出場はならなかった。
 その4年後、リオデジャネイロ五輪。アジア選手権で中国、韓国を退けて、アジアチャンピオンとしての出場で、チーム力は四年前に比べてさらにアップしていた。


 吉田にとって、日本代表にとって、8年間の思いを懸けての五輪だ。ロンドン五輪予選で悔しさを味わった大神、矢野、田中ら、そして、ずっと共に戦ってきた渡嘉敷、間宮(現・大﨑)、髙田らの集大成が、リオ五輪の代表チームだった。
 五輪では、日本チームは全てを出し切った。しかし、準々決勝敗退。

 吉田も引退会見で語っていたが、予選リーグのオーストラリア戦が大きなポイントだった。
「勝てばリーグ1位通過が見えていた試合で、リードしていた中で逆転されて負けた。私のゲームコントロールができていれば勝ち切れたし、1位通過ならメダルに届いたかもしれない。負けて世界の壁を一番感じた。届きそうで届かない、小さな差が大きく感じた、すごく悔しい試合で、そこから強くなりたいという気持ちができた」
 勝てる試合を落としてしまった結果、準々決勝の相手はアメリカ。オーストラリアに勝っていれば、予選リーグ1位にならなくても2位、悪くとも3位にはなったはず。相手がアメリカでなければ、準々決勝を突破した可能性はかなり大きかった。

 この最悪の相手、アメリカ戦でも、日本チームは大健闘。序盤は主導権を握り、第2Q中盤になっても得点をリード。
 しかし、欲が出たのか、これまで目いっぱい戦ってきた疲労が出たのか、ミスが増え、リードを許して前半終了。前半をリードで終えていれば、心理的に大きな違いがあり、アメリカも穏やかな気持ちでハーフタイムを過ごせなかったはずだ。
 後半は、アメリカがギアを上げたのか、日本が力尽きたのか……最終的には、アメリカ 110-64 日本と大敗。

 吉田にとって、リオ五輪での日本チームが最高のチームだったのだろう。リオ五輪が終わり、終結してしまった。
 それに加え、準々決勝敗退が決まった相手が、最強のアメリカチームで、全力で戦い敗れた。最強の相手にすべてを出し切ったという充足感を感じてしまったのではないだろうか?




 「リオ五輪後はモチベーションに違和感を感じてしまった」が、それでも吉田は心を奮い立たせプレーをした。
 私は今でも ≪五輪でプレーをしてメダルを取ってほしい≫、≪吉田のプレーを観たい≫と思っているが、「お疲れ様、ありがとう」という言葉を送りたい。

 
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特捜9 season2 第4話「令和最初の事件」

2019-05-03 15:07:58 | ドラマ・映画
ドラマでは事件が解決したが、私の中では疑問や不満などモヤモヤしたものが充満している。
ずっとレビューを止めようと思っているが、モヤモヤを解消するために書くことになってしまう……
(もう視聴離脱かな…)


あまりに都合よすぎる展開・設定(ある程度の都合の良さはドラマなので仕方がないが)
①奇跡的な偶然
・広告会社の女性・古関真由子(松田るか)が実の父親の喫茶店の常連
・真由子のクライアントの社長・二戸部が、真由子の母を殺害していた(実は未遂)
②破格の出世
・暴力団・龍丸会の若手ナンバーワンだった二戸部は、今や大会社の社長
・真由子の母・晶子(田村たがめ)は、殺されかけて保護されたが、その後、仲居として働いていた旅館の養子となり、女将になった
③多くの疑問
・経理のデータのフロッピーは見つかったのか?
・そもそも、二戸部はなぜ晶子が持っていると思ったのか?
 ……ガサ入れ時に逃げおおせた人物が怪しいと睨んだのだろう。
   データを持ち逃げした人物が二戸部から逃れるため、「晶子が持ち去った」嘘をついたと考えられるが……
・ガサ入れ後、沢田(おかやまはじめ)の喫茶店に勤め、良い仲になっていた。二戸部らが晶子を襲撃したのは、ガサ入れ後からは相当な時間が経過していたことになる。なかなかの執念で、その執念で社長になったのかも?
・身ごもっていた晶子があれだけひどい目に遭ったが、母子ともに無事
・父の借金を負わされ逃亡していたとは言え、沢田が自分を心配しているのは分かりそうなもの。それを放置して、のうのうと女将になっているとは!
・二戸部は晶子が生きていたことをどうして知ったのか?
 ……会食中の真由子に入ったメール(ライン?)がきっかけと考えられるが、それだけで気づくものなのか?
・晶子が生きていたことを知り、山川晃(江端英久)が自分を騙していたと思った二戸部。でも、今さら、そこまで激怒するものなのか?さすがの執念深さとは言えるが……

【その他どうでも良いこと】
・「昭和最後の事件」が発端で、「令和最初の事件」に繋がる……その割には内容がしょぼい
・安直なサブタイトルが多い『特捜9』(『捜査一課9係』)だが、「平成最後の対局」、「令和最初の事件」…一貫しているとは言えるが
・晶子役の田村たがめさんは、波岡一喜さんに似ていると思った


【ストーリー】番組サイトより
 大手不動産会社の社長・二戸部剛(新納敏正)の遺体が発見された。特捜班が臨場するが、遺体は階段下にあり、足を滑らせた跡が見つかったことから、事件と事故どちらの可能性も捨てきれないことがわかる。
 二戸部の不動産会社に向かった浅輪直樹(井ノ原快彦)と新藤亮(山田裕貴)は、秘書から、二戸部がホテルのレストランで、広告会社の女性・古関真由子(松田るか)と二人きりで会食していたことを聞き出す。さらに小宮山志保(羽田美智子)と村瀬健吾(津田寛治)が、二戸部がレストランだけでなくホテルの部屋も予約していたことを突き止める。
 一方、班長の宗方朔太郎(寺尾聰)は、自ら二戸部の解剖に立ち会うと宣言し、関東監察医務院へ。二戸部の入れ墨を見て驚く監察医・早瀬川真澄(原沙知絵)を横目に、宗方は二戸部の事を「この目で確かめに来た」と、静かに告げる…。
 その頃、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、二戸部が最後に電話をした相手・山川晃(江端英久)のもとへ。山川の話から二戸部がかつて暴力団・龍丸会の若手ナンバーワンだったことがわかる。
 さらに、二戸部と山川が30年前に、鑑識課の猪狩哲治(伊東四朗)行きつけの喫茶店のウエイトレスが殺された事件の被疑者だったことが判明。30年前の事件と二戸部の死には関連があるのか…!?
 特捜班は平成最後の日に、昭和の未解決事件を解決し、新時代・令和に突入するべく奔走する!

ゲスト:おかやまはじめ 田村たがめ 松田るか

脚本:岡崎由紀子 
監督:田村考蔵
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