英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

しばらく更新できないかもしれません

2016-04-23 22:14:01 | 将棋
難局を堪えて勝利目前……ゴールの直前、足がもつれて………


 図の1手前の△3四銀で嫌な予感がした。
 第一感、先手玉には詰みがある。しかし、難解な局面が続いた末の1分将棋。
 読み切れていないのだろう。一旦、後手玉の詰めろを外して、詰みを確かめているのだろう。
 図の▲4四金は再びの詰めろ。
 今度こそ、詰ましにいくか……しかし、しかし………
 △5四歩?


 また詰めろを外した?
 ……あれ?…でも、こ、これは……


 ………▲7五桂打!△同歩▲同桂……詰んでいるのでは?………


……………………………………………………
    ………………………………………………投了


 第1図からは△8九銀▲同玉△6七角成以下の詰みがあった。

 それほど難しくないが、玉の逃げ方が色々あって、読み切るには疲労が蓄積した頭脳で60秒で読み切るのは難しかったかもしれない。
 しかし、それなら、第1図から△6七角成と危険の種である6七の桂を外しておくのが安全だった。

 第1図が、▲5五桂打だけでなく▲7五桂打の詰めろにもなっていた………
 ……不運としか言えない。
 “不運”という言葉を使うのは“甘い”と指摘を受けるかもしれないが、“不運”という言葉を使わせてほしい。


 しばらく更新できないかもしれません。
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【歳時メモ】 花水木、春紫菀

2016-04-23 16:13:07 | 歳時メモ
「歳時メモ」と勝手に銘打っていますが、このカテゴリーの意味は、植物の様子や気候などをメモして、翌年以降に現記事を振り返ると、季節の進み具合が分かりやすいかなと思い、記事にしています。

 花水木(ハナミズキ)は、早、終盤戦の趣。ここ3年ほど早かったのですが、さらに1週間近く早いような気がします。
 春紫菀(ハルジオン)が目立ち始めました。昨年の【メモ】では、5月14日に最盛期と書いていますが、ハルジオン自体、最盛期がつかみにくいので何とも……。でも、何となく早そうです。
 その他、ギシギシ(もしかしたらスイバ)も伸びてきました。
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吸引 ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2016年3月号

2016-04-22 23:25:47 | 詰将棋
『将棋世界』2016年3月号掲載、中田七段詰将棋コーナー(第10問)です。

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白山(しらやま)の八重桜

2016-04-21 20:53:51 | 歳時
八重桜は、まだ見頃のものが多いようです。

 先日アップした「白山(しらやま)の桜」の同じ道、やや東方の八重桜です。
 紅白(白っぽい花弁とピンクの濃い花弁)で並んで咲いていました。


 こちらはピンクの濃い八重桜です。


 真下から撮ったのがこれですが、見事失敗しました。
 ピントが合っていませんが、構わず載せます。咲いている感じ、見上げた感じはよくわかると思います。
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熊本県を中心とする地震に思う

2016-04-20 22:07:34 | 時事
 仕事が忙しかったのと書きかけの記事があったので、ブログで震災について書きませんでした。
 ニュースは毎日見てましたが、事態が良い方に向かう事柄がほとんどありません。本震による被害の拡大、続く余震、エコノミークラス症候群、行方不明者に関する悲しい知らせ……
 家族を失う悲しみ、家を失った絶望、余震による不安や恐怖、不便な避難生活……

 ……ブログなど書いていて良いのか?………………………


 ボランティアの受け付けが始まるそうで、駆けつけて少しでも力になりたいと思いますが、私にも家族がいるのでそういう訳にもいきません(「独り身なら行くのか?」と訊かれると言葉に詰まるかもしれません)。
 義捐金を送るくらいしかできないのかもしれません。あと、出来ることは、≪少しでも被害が小さくなって、少しでも早く、被災された方々が日常の生活を取り戻すことができるように(困難かもしれませんが)≫祈ることぐらいでしょうか?

 クマもんイラストで応援エールを送るという活動が起こっているようです。
 熊本県のアンテナショップの売り上げが上がっているようです(購入することで、少しでも熊本県を支援する)
 チャリティコンサートやイベントもこれから行われることでしょう。
 とにかく、何かアクションを起こすこともいいかもしれません。

 ただ、これは熊本地震に限ったことでなく、未だ傷が癒えない東日本震災の被災者への支援もそうです。こういう復興には政治が大きく関与するので、国会(委員会)審議中に携帯いじったり、本を読んだりする議員を当選させてはダメですね(この人、「うちわをうちわでない」と言い張った人ですし)。
 しかし、私が考えなければならないのは、日々の行いを改めることかもしれません。他人の気持ちを考えたり、自然破壊をしない(自然に優しく)とか……

 しっかり生きることが大切だと思います。ただ、私は根性なしなので、時折、息を抜きます。ブログは……ブログは息抜きになっていない気もします(笑)
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「タンスの奥に」(中田七段作詰将棋)の解答

2016-04-19 17:34:40 | 詰将棋
「タンスの奥に ……中田七段作詰将棋 『将棋世界』2016年3月号」の解答です。



 初手▲1五香は△2四玉で続きません。また、▲2五銀も△同銀で詰みません。
 なので初手は▲2五角よりなさそうです。


 これを△2五同桂と取ると▲3四龍△2四合駒▲1五香で詰むので、△2五同銀と取ります。


 ここで▲1九香が普通なのですが

 △2四玉なら▲1五銀で詰むのですが、△1六桂(変化図1)と中合されると、
 以下▲1六同香△同銀▲3四龍△2四歩(合駒)で詰みません。


 第2図に戻って、中合を避けて▲1五香はどうでしょう?

 しかし、これも△2四玉(失敗図2)で詰みません。

 ただ、この失敗図2は正解に繋がるヒントになっています。
 この図で▲1六桂と打って取られなければ詰むので、2五の銀を何とかすればいいのです。
 そこで、第2図で▲3四龍として△同銀を強要すれば、銀の1六への利きは消えます。

 3四の地点は、2図の段階では龍が押さえていましたが、▲3四龍△同銀と進んだ局面は、龍の利きの代わりに守備銀で栓をすることで代用するわけです。

 こうしておいて、▲1五香と打てば△2四玉の一手に▲1六桂で詰みます。


 さて、第4図で▲1九香(変化図4)と下段から打つのが実戦での筋ですが


 △1六桂(変化図5)▲同香△2四玉(失敗図3)でも

 ▲1九香(変化図4)に△2四玉(失敗図4)とかわされても詰みません。

図で▲1六桂と打っても△1四玉と逃げられて逃れられてしまいます。遠くから香を打ったため、香の利きが桂まで遮られてしまうのです。
 1六に桂が打てるよう、▲1五香の香を短く打つのが肝要でした。

詰手順……▲2五角△同銀▲3四龍△同銀▲1五香△2四玉▲1六桂まで7手詰
タイトルは、玉をタンスの奥にしまうような感じがしたので……
(出題時には別のタイトルを考えていたはずなのですが、思い出せません……)
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2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その4

2016-04-18 22:18:41 | 将棋
「2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その1」
「2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その2」
「2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その3」の続きです。


 前記事でスルーしてしまったが、△4四銀と逃げられた第6図は先手が思わしくないので、やはり、その直前の△8六歩(第5図)の瞬間、▲3三桂成と銀を取るほうが良かったかもしれない。
 桂馬を渡すのは嫌だが、足掛かりになりそうな4四の歩を駒損を避けつつ取り除かれるのは、かなりの損のような気がする。
 第6図以下、▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩▲2四歩△8六飛▲8七銀△8四飛▲2五飛(第7図)と進む。


 第7図から、渡辺棋王は巧妙に△7七歩▲同金△7六歩▲7八金を利かす。
 そして、△8六歩(第8図)。


 これに、▲7六銀(第9図)とかわした手に、△4三角が決め手。
 以下、▲3四歩△4五金▲同銀△7六角▲4四銀△8七歩成で、佐藤天八段、投了。

 渡辺棋王が、新手の△7三角により主導権を握り(形勢は微妙)、徐々に引き離しての勝利だった。


 さて、ここで第7図から局面図が多いことに気がつきませんか?


 渡辺棋王が、第7図から巧妙な歩使いで先手玉を攻略したが、その手順に不思議な点があることに気がついた。
 第7図から△7七歩▲同金△7六歩▲7八金を利かして△8六歩(第8図)▲7六銀(第9図)と進んだのだが、第7図から直ちに△8六歩(参考図1)と打っても△7六銀(参考図2)と進む。
 だとすると、実戦の巧妙な歩使いは単なる“歩の無駄遣い”ではなかったのか?



 いったい、どういうことなのか?………………
…………おそらく、第8図、参考図1の△8六歩に対して、非常手段気味に▲8六同銀とする手が関係しているのだろう。
 この▲8六同銀とされた時、7六の歩の有無が関わってくるのではないだろうか?
 おそらく渡辺棋王は、この2つの△8六歩▲7六銀を比較して細かい歩使いをしたのだろう。だとしたら、スルーされた渡辺棋王は残念だったかも。


 『将棋世界』の観戦記だが、
・新手の成否にかかわる局面の掘り下げの物足りなさ……「その2」の第2図の周辺
・「▲4六角が“疑問手”」と記しながら最善手を示さなかった点……「その3」の第3図、第4図周辺
・▲3三桂成はなかったか?……「その4」(本記事)
・2つの△8六歩▲7六銀の違い……「その4」(本記事)

 と、≪少し浅いんじゃないの?≫と残念に感じた。
 申し訳ないが、要注意観戦記者の候補に挙げさせていただく。
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2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その3

2016-04-17 16:16:31 | 将棋
「2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その1」
「2016年棋王戦 佐藤天八段-渡辺棋王 その2」の続きです。


 佐藤天八段が▲4六角と角を据えた局面。
 この角で後手の攻め足が止まるはず。△6二飛なら▲4四歩△同金▲4五桂で調子が良さそう。

 △5四金!

「△5四金はちょっと変な手なのですが……。△6二飛はバランスが悪く、攻め合いにならないので考えなかった」(局後の渡辺棋王の感想)
 また、この手について『将棋世界』の観戦記では
「玉を堅く守り、一気の攻撃を仕掛けるのが渡辺棋王の勝利スタイル。確かに自陣が薄くなる金上がりは棋風に合わない気がするが、研究の成果と見たい」

と分析している。

 確かに渡辺竜王は“玉を固める”志向が強いが、力強く四段目に金を上がるのを何度か見た記憶がある。意外と好きなのかもしれない。
 将棋世界・観戦記では
「控室でこの△5四金が絶妙手という評価に代わるのにそう時間は掛からなかった。さらに驚くことに、無難な▲4六角まで疑問手になるとは……。驚愕の一言だ」

 とある。
 △5四金が▲4六角の働きを制御した好手で、この手によって▲4六角が疑問手の範疇に入れられてしまったように思う。
 ただ、「▲4六角が“疑問手”」と言うのなら、最善手を示す必要がある。しかし、観戦記では述べられていなかった。おそらく、▲4六角に代わる最善手は▲2四歩~▲4一角か、単に▲4一角ぐらいであろうが、私は以前述べた≪▲6三歩成が勿体なかった≫という感触が拭えないでいる。

 △5四金(第4図)に▲3五歩と佐藤天八段は攻める。渡辺棋王は一旦△同歩と取り、▲4四歩に△7五歩▲4五桂△7六歩▲同銀△8六歩と攻め合う。


 3三の銀は桂と交換になってもかまわないと見ていたが(手にした桂を攻めに使う)、▲8六同歩に一転△4四銀。

 ここまで進むと、期待した4六の角は6四の銀の動きを制してはいるが後手陣への響きは小さく、角と銀の相殺は角の方が損である。さらに、後手の6四の銀は動けないものの7五や6五への利きで先手玉へのプレッシャーを掛けている。
(第6図では、▲8六同歩△4四銀▲2四歩△同歩▲6四角△同金▲2四飛の十字飛車が見えるが△2三歩▲4四飛は△6六角の王手飛車が掛かってしまう)
 中継の解説欄でも
『「本譜は▲3五歩から攻めたのですが、余されてしまいました」と佐藤。先手は▲2九飛と引いてあるか、4八の金が5八なら戦えた。本局は盤面右辺の飛車と金の形が悪く、最後まで祟ってしまった』

とあり、佐藤天八段もうまくいっていないように感じていたようだ。

 対局当時の中継解説では
『久保九段は▲2四歩△同歩▲2五歩△同歩▲2四歩を調べている。継ぎ歩から垂れ歩の筋だ。後手は△4五銀と桂を取れない。▲同銀△同金▲6四角がある。
 形勢を聞かれた久保九段は「どちらかがいいはずなのですが、分からないです」と答える。まだまだ難解な戦いのようだ。
 大盤解説会場から戻った山崎八段は「▲2四歩といくか、▲7七歩と打つか、方針を決めれば、佐藤さんのほうが分かりやすいと思います」と話す』

 とあり、対局者ならではの読みと大局観の精密さによる高次元の戦いであったと窺える。(実際は非常に微差)

「その1」「その2」「その4」
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「検事・朝日奈耀子(17)医師&検事〜2つの顔を持つ女!」

2016-04-16 18:11:59 | ドラマ・映画
 容疑を掛けられた外科医の長澤結衣の突発性難聴を見抜き、彼女の無罪を立証したところまでは、“2つの顔を持つ女”の面目躍如だったが、その後、モタモタしたせいで、長沢結衣の父を嵌め、自殺に見せかけた首謀者の小笠原毅(石丸謙二郎)、さらに、ホステス・北原香織(小沢真珠・小笠原に間接的に恋人を殺されており、小笠原殺害の実行犯)も命を失うことになってしまった。
 「あたしは医療の世界から逃げた
 どんなに医療技術や薬が進歩しても、どうしても救えない命がある。
 (だから、検事を目指した)
 検事なら、事件に隠された真実を明らかにすることで、新たな犯罪を防いで、人や人の命を救えるじゃない」

と、ドラマ終盤、小料理屋で得意気に語るって、どういう神経なのだろう?


☆女医(元女医)ふたりのおかしな会話
「突発性難聴だと言えば殺害容疑が晴れるのに、あなたは“それを知られたら医者を続けられなくなる”と言いました。
 それほどまでに医者という仕事に使命感を持っていたあなたが、何故医者を辞めるんですか?」(朝比奈)
いや、だから、突発性難聴がばれてしまったからでしょう

「あなたこそ、どうして医者を辞めて検事になったんですか?どうせ、怖くなって逃げ出したんじゃないんですか?
 医師失格のあなたに、他人のことを言う資格が本当にあるんですか?」(長澤)
医師を辞めるあなたに言われたくないし、良く事情を知らないのに、“医師失格”と言い切ってしまうって……

 “突発性難聴”よりも“殺人罪”の方が医師を続けられないと思う。
 それに、あんな良い恋人が殺されたのに、すべてを語って真犯人を見つけたいとは思わないのかな?
 そもそも、あまり悲しそうじゃないよね


☆ふたりの悪人
 石丸謙二郎さんは“悪人面の悪人”振りが素晴らしかったけれど、
 大和田獏さんの“善人面した悪人”もなかなかであった。
 特に、長澤結衣の母・紀子(前田美波里)が自供した時、「俺がやったんだぁ」と善人振りを発揮!


☆朝比奈が医師であることを強調しすぎ
・外科結び……シューズを外科結びって鼻につくし、ほどけないと言っても、紐が余り過ぎて危ないよね
・レジオネラ症……かなり“こじつけ”っぽい。深い咳をしなければならない役者さんは大変だった

☆サブタイトルがインチキ過ぎ
「イケメン医師は女医に殺される!?
 エレベーターが嫌いな女の瞬間移動トリック」
説明しなくても、いいですよね(観た人なら、そう思うでしょう)

☆検察事務官・大山聡(内藤剛志)の言い訳が面白すぎ
 娘の部屋に勝手に入ったことを、娘に追及され
言い訳が「方向音痴で」
って(笑)



【ストーリー】番組サイトより
 東京地検の朝日奈耀子(眞野あずさ)は、医師免許を持つ異色の女検事。よき相棒である検察事務官・大山聡(内藤剛志)らとともに連日、多くの事件を担当している。
 耀子の検事室に、外科医・長澤結衣(平愛梨)が殺人容疑で送致されてきた。結衣には、同じ総合病院で働いていた婚約者の外科医・片岡高史(比留間由哲)をビル屋上から突き落として殺害した容疑がかけられていた。目撃者によると、高史が転落した直後、ビル屋上に結衣の姿があり、その後、結衣はあわてて1階まで降りてきて、懸命に高史の救命処置をしていたという。
 結衣は耀子の取り調べに対し、結婚延期について話し合うため、ビルの屋上に行ったことまでは認めたが、「到着したとき彼は屋上にはおらず、すでに転落した後だった」と主張。だが高史殺害については、否定も肯定もせずに、黙秘を貫く。また、事件現場に落ちていた“NAGASAWA”のネーム入り万年筆を耀子から見せられると、結衣は激しく動揺をみせた。

 医師の仕事に情熱を傾けてきた結衣が、結婚延期を切り出されたからと言って、婚約者を殺害するとは思えない…。そう考えた耀子は、大山と捜査を開始。事件現場の防犯カメラを確認すると、結衣がビル屋上から1階に降りてきたとき、なぜか頭部を手で押さえ、足をふらつかせながら歩いていたことがわかった。結衣と高史が勤務していた病院の院長・小笠原毅(石丸謙二郎)によると、現場に落ちていた万年筆は、医師だった結衣の亡父・秀夫(新田純一)が使っていたものだった。だが耀子が秀夫の死について尋ねると、小笠原をはじめとした病院関係者は一様に口をつぐむ。
耀子の説得を受け、ようやく重い口を開いた結衣の母・紀子(前田美波里)によれば、秀夫は15年前、看護師の奥寺久美(中村綾)にセクハラをした疑いをかけられ、それを苦に服毒自殺を図ったという。

 結衣の取り調べを再開した耀子は、呼びかけに応答しない結衣の様子に不審を覚え、精密検査を指示する。結衣は「医師免許を持っているだけの人に何がわかるんですか!」と、医師の道を捨てて検事になった耀子に反発するが、検査の結果、彼女が隠していた驚愕の“秘密”が明らかになって…!?

脚本:田中孝治
演出:津崎敏喜
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2016竜王戦 阿久津八段×羽生名人(1組5位決定戦・準決勝)

2016-04-15 22:55:53 | 将棋
 昨日は、ネット観戦界がざわついた。
 それは、竜王戦1組5位決定戦・準決勝の対阿久津八段戦で、やや不利と見られていた羽生名人が▲2二歩に手抜きで△5六銀と銀を取った直後のことであった。



 高校の同窓会総会の打ち合わせを終えた後、見積書を作成、その合間にネットでこの対局をチラ観。
 “羽生名人の非勢”と言われていたようだったが、この△5六銀の直後、巷の将棋ソフトの形勢判断の不利度が1000を超えたらしい。-1000を超えると“挽回不能”、いわゆる“敗勢”である。
 ≪多少の不利なら、羽生名人と阿久津八段の力関係なら十分逆転も有り得る≫と考えていたが、ああ、≪今日はダメかな≫と観念しかけた。
 巷でも、△5六銀で「今期の“永世七冠”は終わった」「▲2二歩に手抜きはあり得ない(悪手)」などという落胆の声が上がった。

 形勢判断はともかく、羽生名人においては、終盤の3一玉形の時に▲2二歩の桂取りを手抜きすることは時々あったように思う。なので、△5六銀を“有り得ない手”という感触はなかった。

 実は、残念なことに、この後、入浴(さっさと入らないと後がつかえる)。
 風呂から上がってネットを観ると、羽生名人が勝ったらしい。
 △5六銀の後、ソフトの解析、それに指し手が進むと、マイナスの数値がどんどん小さくなり、ほぼ0(互角)になっていき、△5五角を見て、阿久津八段が投了。急転直下の逆転?であったらしい。

 第2図以降の指し手は、▲2一歩成△同玉▲3三桂△同金右▲同歩成△同金▲3四歩△5五角(投了図)。

 ▲2一歩成以下、先手の指し手は自然な攻めの継続手に見える。ソフトの形勢判断も先手の阿久津良し(勝勢、優勢)を示していた。………この逆転に驚嘆の声が湧き上がった。

 「『ponanza』を初めとするコンピュータ将棋の強さは人間を凌駕してしまった」と言われている。
 先日行われた電王戦第一局を見る限り、ponanzaに人間が勝つのは至難の業のように思える。
 しかし、第3回電王戦(2014年5月)で勝利した豊島七段は、コンピュータ将棋を研究してみて「コンピュータ将棋は中盤が恐ろしく強いが、終盤は中盤ほど強くない」という感触を述べていた。
 これはどういうことかというと、「コンピュータ将棋は○○手先の局面を数値化して指し手を決め、それより先の局面は見ないことにより読みに穴が生じる」という弱点が終盤には露呈しやすいということである。
 中盤は「駒の損得、駒の働き、玉の堅さ、手番」などの形勢判断の基になる要素を総合的に考えれば、形勢判断を誤ることはほとんどない。
 しかし、終盤は詰みの有無が絶対的価値がある。なので、コンピュータの有効視界手数が30手であれば、30手を超える詰みは見えず、落とし穴(詰み)が待ち受ける道に邁進してしまったり、ソフトが示す形勢判断が真の形勢判断とかけ離れた数値を示すことが起こり得る。(昨日もソフトの分析が進む(視界距離を広げる)と、先手良しの数値は下がっていったようだ)

 しかし、終盤までコンピュータが弱点を露呈させてしまうような形勢で留まれるかが、非常に難題なのである。

 第2図から、桂馬を取って3三に桂を打つのは厳しそうに見えたが、桂取りを受けない一手を利用して銀を入手する方がポイントが高かったようである。しかも、△5五角も可能になっており、この△5五角が攻防に利き、とてつもなく価値の高い手だった。
 実際、第1図付近での両対局者の形勢判断を訊きたいものである。
 
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