事件のポイント
①棋士の高津敏郎(みのすけ)はPCソフト使用によるカンニングを行っており、その不正に気付いた弟子の女流棋士・永井知里(月岡鈴)に告発すると告げられていた
②高津が偶然、宮本マリア(菅原ブリタニー)が建設作業員・宅間昇(カトウシンスケ)に絞殺される場に遭遇、残された凶器の手拭いを利用すれば、連続殺人に見せかけることを思いつく
③龍将戦の朝、千里を考察し、部屋に暖房を掛けて死亡推定時刻を遅らせた。その時に、チョコレートが融けて変形し、浅輪が高津を怪しむきっかけとなった
④カンニングの手口は、心を落ち着かせるという名目で“勝利を呼ぶチョコレート”を食べた後、トイレに行き、予めトイレにスマホを隠しておいたスマホを使って、自宅のPCを遠隔操作して最善手を導き出していた
⑤龍将戦では、よりアリバイを確実にするため離席せず、カンニングを行わず敗れた
⑥絞殺の際、ネックレスの紐が切れて、珠が散らばった(「散らばった珠がひとつ足らない」と高津に嘘をついて、尻尾を出させた)
≪同じ凶器を使って連続殺人に見せかける≫が肝で、≪将棋の不正行為≫がアクセントで、≪チョコレートが融けて、疑惑が生じる≫と≪ネックレスの罠≫がスパイスのようなもので、面白いのかもしれないが、いろいろ、突っ込み処が多い気がする。
1.≪同じ凶器を使用して連続殺人に見せかける≫のは目新しいトリックではない(ナイフではなく、手拭いというのは稀かもしれない)
2.チョコレートをカモフラージュにしたが、流石に関係者に怪しまれるだろう。しかも、1手だけカンニングしても勝ち切るのは難しい
3.死体を温める偽装はもっと早く監察医が気づかないと駄目だろう
4.一度融けたチョコレートをパティシエの倫子(中越典子)が「おいしい」と言って食べるとは?
5.「ネックレスの珠が一つ足りない」というような嘘で犯人を罠にかけるのは、使い古された手のような気が…
★やはり都合の良いキャラの宗方(寺尾聰)
・犯人が出場する龍将戦を見学
・あの段階で、チョコレートが融けていると見抜くのは、無理だろう
【些細な突っ込み】
・タイトルが安易
・菅原ブリタニーさんの“貢がせ姫”という設定や演技については突っ込んではいけないような気がするが…
・“龍将戦”はタイトル戦のらしいが、タイトル戦なら普通“第35回”ではなく“第35期”とする。
「第○局」という表記がなかったが、タイトル戦なのに1番勝負なのだろうか?
・問題の局面がちらっと映ったが(かなりぼやかしていた)、適当だったように思う
『緊急取調室』の第2話ではエンディングでのクレジットで、「撮影協力:社団法人日本将棋連盟 将棋指導・棋譜監修:竹部さゆり女流四段」となっていたが、『特捜9』では連盟や棋士のの名はなかった。
次話も視聴しますが、レビューは書かないと思います。
【ストーリー】番組サイトより
人気女流棋士・永井知里(月岡鈴)のもとに脅迫状が届いた。しかし、知里は『見たことは誰にもしゃべるな。喋ったらお前も宮本マリアのようになるぞ』という文面にまったく心当たりがないという。相談を受けた小宮山志保(羽田美智子)が、脅迫状を持ち帰り、特捜班のメンバーと検証しているところに、殺人事件発生の連絡が!
現場検証が行われている公園に到着した特捜班は、鑑識の佐久間朗(宮近海斗)から死因は絞殺による窒息だと聞かされる。遺体の髪に短い糸がついているのを発見した浅輪直樹(井ノ原快彦)は、さらに遺留品の免許証や名刺から被害者が宮本マリア(菅原ブリタニー)で、キャバクラ嬢だということに気付く。脅迫状のことを思い出し、心配になった志保は知里に電話をかけるが繋がらない…。
一方、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、マリアの勤務先であるキャバクラへ。最近、さんざん貢がされた挙げ句に捨てられ、マリアを恨んでいた建設会社の現場作業員・宅間昇(カトウシンスケ)が、店で大暴れしたという証言を得る。
一方、知里が記録係を務めることになっていた対局が行われる会場に向かった直樹と志保は、知里の師匠・高津敏郎(みのすけ)に聞き込みを開始するが、特に手掛かりは見つからない。
知里と連絡が取れないまま迎えた翌朝、河原で首に手ぬぐいが巻かれた彼女の遺体が見つかる。検視の結果、マリアと知里の殺害は、同一犯の犯行という疑いが濃厚に…。
そんな中、刑事部長の三原達朗(飯田基祐)に呼び出された直樹は、知里から脅迫状の相談を受けていたにも関わらず、殺害されてしまった失態の責任を問われる。しかし、直樹は特捜班が絶対に事件を解決すると宣言して…?
ゲスト:みのすけ 月岡鈴 菅原ブリタニー
脚本:林誠人
監督:新村良二
①棋士の高津敏郎(みのすけ)はPCソフト使用によるカンニングを行っており、その不正に気付いた弟子の女流棋士・永井知里(月岡鈴)に告発すると告げられていた
②高津が偶然、宮本マリア(菅原ブリタニー)が建設作業員・宅間昇(カトウシンスケ)に絞殺される場に遭遇、残された凶器の手拭いを利用すれば、連続殺人に見せかけることを思いつく
③龍将戦の朝、千里を考察し、部屋に暖房を掛けて死亡推定時刻を遅らせた。その時に、チョコレートが融けて変形し、浅輪が高津を怪しむきっかけとなった
④カンニングの手口は、心を落ち着かせるという名目で“勝利を呼ぶチョコレート”を食べた後、トイレに行き、予めトイレにスマホを隠しておいたスマホを使って、自宅のPCを遠隔操作して最善手を導き出していた
⑤龍将戦では、よりアリバイを確実にするため離席せず、カンニングを行わず敗れた
⑥絞殺の際、ネックレスの紐が切れて、珠が散らばった(「散らばった珠がひとつ足らない」と高津に嘘をついて、尻尾を出させた)
≪同じ凶器を使って連続殺人に見せかける≫が肝で、≪将棋の不正行為≫がアクセントで、≪チョコレートが融けて、疑惑が生じる≫と≪ネックレスの罠≫がスパイスのようなもので、面白いのかもしれないが、いろいろ、突っ込み処が多い気がする。
1.≪同じ凶器を使用して連続殺人に見せかける≫のは目新しいトリックではない(ナイフではなく、手拭いというのは稀かもしれない)
2.チョコレートをカモフラージュにしたが、流石に関係者に怪しまれるだろう。しかも、1手だけカンニングしても勝ち切るのは難しい
3.死体を温める偽装はもっと早く監察医が気づかないと駄目だろう
4.一度融けたチョコレートをパティシエの倫子(中越典子)が「おいしい」と言って食べるとは?
5.「ネックレスの珠が一つ足りない」というような嘘で犯人を罠にかけるのは、使い古された手のような気が…
★やはり都合の良いキャラの宗方(寺尾聰)
・犯人が出場する龍将戦を見学
・あの段階で、チョコレートが融けていると見抜くのは、無理だろう
【些細な突っ込み】
・タイトルが安易
・菅原ブリタニーさんの“貢がせ姫”という設定や演技については突っ込んではいけないような気がするが…
・“龍将戦”はタイトル戦のらしいが、タイトル戦なら普通“第35回”ではなく“第35期”とする。
「第○局」という表記がなかったが、タイトル戦なのに1番勝負なのだろうか?
・問題の局面がちらっと映ったが(かなりぼやかしていた)、適当だったように思う
『緊急取調室』の第2話ではエンディングでのクレジットで、「撮影協力:社団法人日本将棋連盟 将棋指導・棋譜監修:竹部さゆり女流四段」となっていたが、『特捜9』では連盟や棋士のの名はなかった。
次話も視聴しますが、レビューは書かないと思います。
【ストーリー】番組サイトより
人気女流棋士・永井知里(月岡鈴)のもとに脅迫状が届いた。しかし、知里は『見たことは誰にもしゃべるな。喋ったらお前も宮本マリアのようになるぞ』という文面にまったく心当たりがないという。相談を受けた小宮山志保(羽田美智子)が、脅迫状を持ち帰り、特捜班のメンバーと検証しているところに、殺人事件発生の連絡が!
現場検証が行われている公園に到着した特捜班は、鑑識の佐久間朗(宮近海斗)から死因は絞殺による窒息だと聞かされる。遺体の髪に短い糸がついているのを発見した浅輪直樹(井ノ原快彦)は、さらに遺留品の免許証や名刺から被害者が宮本マリア(菅原ブリタニー)で、キャバクラ嬢だということに気付く。脅迫状のことを思い出し、心配になった志保は知里に電話をかけるが繋がらない…。
一方、青柳靖(吹越満)と矢沢英明(田口浩正)は、マリアの勤務先であるキャバクラへ。最近、さんざん貢がされた挙げ句に捨てられ、マリアを恨んでいた建設会社の現場作業員・宅間昇(カトウシンスケ)が、店で大暴れしたという証言を得る。
一方、知里が記録係を務めることになっていた対局が行われる会場に向かった直樹と志保は、知里の師匠・高津敏郎(みのすけ)に聞き込みを開始するが、特に手掛かりは見つからない。
知里と連絡が取れないまま迎えた翌朝、河原で首に手ぬぐいが巻かれた彼女の遺体が見つかる。検視の結果、マリアと知里の殺害は、同一犯の犯行という疑いが濃厚に…。
そんな中、刑事部長の三原達朗(飯田基祐)に呼び出された直樹は、知里から脅迫状の相談を受けていたにも関わらず、殺害されてしまった失態の責任を問われる。しかし、直樹は特捜班が絶対に事件を解決すると宣言して…?
ゲスト:みのすけ 月岡鈴 菅原ブリタニー
脚本:林誠人
監督:新村良二