英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

2023年全日本卓球選手権大会 その1「女子シングルス」

2023-01-31 17:51:21 | スポーツ
“全日本卓球”の記事を書くのは2年ぶり(2021年全日本卓球選手権大会

1.女子シングルス
準々決勝
横井咲桜(四天王寺高)4-2 出雲美空(サンリツ) 
 〈2-11, 11-6, 11-6, 9-11, 11-9, 11-6〉
木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)4-0 鈴木李茄(トップおとめピンポンズ名古屋)
 〈11-6, 11-7, 11-8, 11-7〉
石川佳純(全農)4-1 佐藤瞳(ミキハウス)
 〈11-13, 11-8, 11-9, 11-9, 11-6〉
早田ひな(日本生命)4-0 平野美宇(木下グループ)
 〈11-1, 11-9, 11-8, 13-11〉
 ベスト4は横井、木原、石川、早田の4選手。


 実は、2021年大会のベスト4の内の3人が同一で、その時の準々決勝が下記。
早田ひなー佐藤瞳、伊藤美誠ー長崎美柚、木原美悠ー平侑里香、石川佳純ー横井咲桜(左側が勝者)
 唯一外れたのは、伊藤美誠というのが皮肉と言うかなんというか……今回、伊藤は6回戦で横井に敗れており、今年の(2年前と比べての)新顔は、その横井である(横井も2年前は準々決勝まで進出し、石川に敗れている)
 横井咲桜(四天王寺高)は上述した通り一昨年のベスト8。昨年は棄権している。今大会は、伊藤美誠の他、森さくら(2014年準優勝)や井絢乃(今大会女子ダブルス準優勝)を破っている。

準決勝 石川佳純-早田ひな
 今大会の石川は、6回戦で昨年同じく6回戦で敗れた加藤美優をフルセットで破り雪辱を果たしている。ゲームカウント1-3からの逆転。しかも、第5ゲーム、第6ゲームとマッチポイントを握られてからの逆転勝ち。(ちなみに、会場は加藤にとって完全アウェーだったらしい)
 準々決勝はネットで観戦。第1ゲームは佐藤に競り負けたものの、第2ゲームからは4ゲーム連取。カットマンの佐藤に対し、辛抱強くラリーを続けていた。時折打ってくる強打や、台上のツッツキなどに対しても、しぶとく繋いで、強打で決めていた。調子は悪くなさそう。
 かなり前は、石川は声を上げることは少なかったように思うが、徐々に決めた後に声を上げるようになってきている。このゲームに関して言うと、単に気合が乗っての叫び声や自分を鼓舞する声ではなく、相手を威嚇するような雰囲気もあって、少し残念。なんとなくではあるが、世界選手権代表もそのポイント争いを左右する大会で早期敗退して代表から外れ、パリ五輪争いでもやや出遅れている焦りや自信のなさが、その叫び声に現れているような気がした。
 しかし、ゲームが進むうちに、集中力が増したのか、叫び声は減っていった。石川にとっては、無言で集中した方が良いような気がする。


 一方の早田は、好調……と言うより、強いと言った方が良い。張本と組んだ混合ダブルス(2連覇)、伊藤と組んだ女子ダブルス(5連覇)も危なげなく制覇。強さもさることながら、体力や精神力のタフさも必要だ。
 おそらく、ポテンシャルが一段階強く、通常は80~85%で運転し、勝負所でフルスロットルでプレーする……そんな気がする。
 準々決勝の平野美宇戦は、第2~第4ゲームは競ったが、どこか余裕を感じさせたプレーだった(上述した感じ。平野に対しては85~90%で通常運転)。
 とにかく、フルスイングのフォアの威力は破壊力充分、バックハンドのカウンターブロックはコーナーを突く……エーススマッシュの返球不可能度が半端ない。
 平野も高レベルのラリーを制したり、エーススマッシュを決めるなど対抗したが、ストレート負け。昨年のトップ32では伊藤、早田らを破って優勝した時の反応の良さは凄かった(ちなみに、石川は2回戦で森に屈したのが痛く、世界選手権の代表から漏れてしまった)。あのくらいでないと、早田に勝つのは難しいが、早田、伊藤を追う一番手であろう(木原も同等)。
 今大会での早田戦は凡ミス(に見えた)が多かったが、早田の球の回転量があったからかもしれない。あと、強打が光るのでサーブが目立たないが、ここぞという時のサーブのキレが良く、ゲームの主導権を奪っていたように思う。

 さて、準決勝
 現在の早田は強い(以前から強かったが)。《順当にいけば、やはり早田の勝利だろう》と石川ファンにはあるまじき予想だ。しかし、試合では何が起きるか分からない。ちょっとした。ミスや運で流れが変わることは多い。早田は強いが、石川にも勝機はある。
    ……早田は強かった
 
 平野同様、高レベルのラリーなど繰り広げたが、そのラリーのほとんどで点を取られてしまった。
 第4ゲームは、100%のスイングやコース打ちで6-1とリードを奪ったが、結局9-11で取られ、ストレート負け。今後を考えると、1ゲームは取っておきたかった。
 悔しいが、《早田には勝てそうにないなあ》という印象だった。しかし、先にも書いたように、勝てないことはない。石川はラリーにも強く、総合力も高い。早田対策をきっちり立てれば、勝つチャンスはある。どういう対策が良いかは、素人の私には考えが及ばないが、敢えて言わせていただくと……
《ストップなどの台上プレーで、早田に気持ち良くプレーをさせない》
 石川は台上プレーが上手い。早田も長身で手足が長いので、台上プレーは得意だと考えられるが、プレーのリズムを変える効果はある。
《サーブ力のアップ》
 これも、専門家ではないので、回転の威力や球種、フォームなどの巧拙はよくわからない。現時点でも、石川のサーブはトップレベルなのかもしれない。しかし、サーブ力アップは必須のように思う。

 あと、プレーと全く関係ないが、実況アナの《早田が点を上げるのは当然》《早田がリードするのは当たり前》という口ぶりにイラっとした

 もう一方の準決勝・木原美悠(JOCエリートアカデミー/星槎)ー 横井咲桜(四天王寺高)は4-1で木原が勝利している。(中継はなく、ハイライト映像だけだった)


決勝 早田ひなー木原美悠
 早田の勝つとしたら、伊藤美誠か平野美宇かそして木原美悠かと思っていた。あとは、石川と長﨑美柚(第1回トップ32で伊藤を破り、決勝でも早田にフルゲームの大熱戦)。いや、他にも強い選手は多数。
 第1、第2ゲームは大接戦だったが、木原が制した。ラリーでも互角以上に打ち合っていた。
 第3ゲーム以降は、早田が対応し、徐々にゲームを支配し、3ゲーム連取。
 第5ゲームは8-10とマッチポイントを握られた木原が、ラリー戦を打ち抜いてジュースに持ち込んだ。しかし、次のポイントを早田が逆にラリーを制し、最後は木原がサーブレシーブをミスし、ゲームセット。大熱戦だった。



 現時点では、早田が一歩リードしているが、伊藤、石川、平野も巻き返してくるだろう。さらに、木原、長崎も楽しみ。他にも、佐藤瞳、芝田沙季、橋本帆乃香、加藤美優、張本美和、小塩遥菜……
【パリ五輪選考ポイント】
1 早田 ひな 224
2 木原 美悠 156
3 平野 美宇 134
4 伊藤 美誠 127.5
5 石川 佳純 127
6 芝田 沙季 107
7 長﨑 美柚 107
8 佐藤 瞳  94


因みに、【世界ランキング】(2023年1月 トップ5以下は日本選手のみ)
1位  孫穎莎  8270点
2位  陳夢   6740点
3位  王曼昱  5275点
4位  王芸迪  5175点
5位  早田ひな 2830点
6位  伊藤美誠 2765点
8位  石川佳純 1890点
16位 木原美悠 1290点
23位 平野美宇 1045点
37位 長﨑美柚   695点
41位 張本美和   633点
52位 小塩遥菜   530点
62位 芝田沙季   381点
70位 佐藤瞳    314点
75位 加藤美憂   290点
76位 安藤みなみ 280点
85位 笹尾明日香 246点
86位 森さくら  238点 
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雪かきは続く……(2023年1月30日)

2023-01-30 10:48:11 | 気象
(毎度毎度の“雪かき愚痴日記”、お許しください。備忘録の意味もあります)
【関連記事】
「通常の寒さより10℃低い」というのは伊達ではない(2023年1月24日)
極寒列島だったが…(2023年1月24日~25日)
最強寒波は一応通過したけれど…(2023年1月26日~27日朝)
余雪?が辛い (2023年1月29日)

 アメダスによると、昨日(1月29日)夕方から今朝7時までの(降雪量ではなく)降水量は23mm。「降水量1mm=降雪量1cm」に相当するのだが、みぞれや水っぽい雪は融けるので、降った分だけ積もるわけではない(積もっている雪が重くなるけれど)。
 しかし、昨日の18時時点のアメダスの積雪は42cmで、今朝の積雪は41cm!……そんな馬鹿な! 実際には15cm~20cmの上積み(積雪)があった。
雪の降り方はムラがあるので、そのせいかもしれない。

(ここからは愚痴)
 今日も雪かき。除雪車がまだなので、出勤の車の轍や圧雪が手強くて大変だった。1時間30分くらい作業。運転に支障がありそうな轍などを解消して、人力では除去が困難な圧雪は、昼過ぎに来るであろう除雪車に任せることにした。除雪車……来るだろうか?……と言うか。早朝に来てほしい。


  ………よく降るなあ…。
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余雪?が辛い (2023年1月29日)

2023-01-29 11:42:58 | 気象
【関連記事】
「通常の寒さより10℃低い」というのは伊達ではない(2023年1月24日)
極寒列島だったが…(2023年1月24日~25日)
最強寒波は一応通過したけれど…(2023年1月26日~27日朝)

 北陸の場合、寒波が襲来した時は当然たくさん雪が降るが(今回の場合は、寒さが強烈で積雪はそれほどでもなかった)、その後の余寒波?がしつこい。
 本体が通過しても、付近に留まって去ってくれない。やっと去ったかと思っても、最強寒波ではないが、それなりの寒気が南下してきて、ダラダラと降雪が続く……

 今回は、去った後の余雪?が、手強かった。26日未明に20cm降雪(積雪30cm)があり、26日夜~27日朝にかけては、データ上の積雪は10cmだったが、湿った重たい雪だったので重さ3倍近くあり、腕が疲弊してしまった
 28日未明には、更に20cmの降雪があり、粉雪状で雪かきでの腕の負担は少ないが、捨てる場所が高位置になるので結構大変。

 《昨日(28日)が一番降ったよなぁ》と思っていたら……


 今朝は新たに25cmの積雪(場所によっては35cm)があり、雪かきに2時間を要した。4日連続の雪かきは……堪(こた)える。
 アメダスデータでは、昨日(28日)の午後6時から今朝7時までの13cmぐらいだが、実際は25cmの新雪があり、積雪もアメダスデータでは午前7時では42cm(11時では47cm)となっているが、(除雪も通行もない)空き地の積雪は60cm~70cm位になっている。(ブログ仲間の近辺では積雪2mを超えているとのこと……お疲れ様です)

 強い寒気は明日の午後には、一応、北上するとのこと。(2月2日(木)~3日にかけて、寒気が南下するらしい)
 取りあえず、あと少しの辛抱かなぁ。
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相棒 season21 第14話「まばたきの叫び」

2023-01-28 11:34:35 | ドラマ・映画
私の読解力(視聴力?)の不足なのか、分からないことが多かった。
1.聖美(陽月華)の感情、真意
・勝治の15年前の通り魔殺人の被害者・佐竹綾は、聖美が姉のように慕っていて恩人とも言える人物だった
・復讐のため獄中の勝治にアプローチし獄中結婚する。
・結婚したのは復讐のためで、右京によると《勝治が出所後に行方をくらます可能性があるので、身近にいて復讐の機を窺う方が良い》、甲斐甲斐しく介護をしていたのは、《勝治を幸せな気分にさせた上で、復讐を果たしたかった》という(聖美の弁)
   ………しかし、生命維持装置が外されているのに気づいた時の聖美の慌て方を見た右京は、《復讐以外の愛情のようなものがあるのではないか》と感じた。聖美は激しく否定し、あくまでも復讐する為と主張。
 真相はどうなのだろう?
 ドラマ最後で、この件を題材にした美和子の記事が右京たちから称賛されていたが、抽象的な賛美だったので、記事の内容は分からなかった

【読めた部分】
リード文…「現代社会において刑期を終えた元受刑者の世間の※※(←読めず)は厳しく、「犯罪者」のレッテルは生活をする中、生涯纏わりつく重い枷となる。そのレッテルを共に背負う妻に、なぜ受刑者と結婚したのかを尋ねてみた。
タイトル…「私は、なぜ受刑者の妻になったのか」
小見出し1…「柳沼勝治との出会い」
小見出し2…「復讐への獄中結婚」
小見出し3…「全身麻痺の介護生活」
小見出し4…「「おれをころせ」」
小見出し5…「自分の殺人を依頼」
 リード文はパッとしない。『「犯罪者」のレッテルは生活をする中、生涯纏わりつく重い枷となる』は「生活をする中」は不要のように思う。
 リード文は、《元受刑者と女性との心の繋がり》みたいなモノを予感させるが、実際は全然違う。この意外な展開は、読む上では面白いが、もう少し意外さをほのめかさないと、読んでくれないような気がする(ある程度、亀山美和子の名が売れているのなら良いけれど)


 とにかく、漠然と褒めるのではなく、具体的にどういう点が良かったのかを言って欲しかった。
 美和子が記事で《何を言いたかったのか?》や《聖美や勝治の本心をどのように捉えたか?》が知りたかった。
(ブルーレイディスクで録画したが、標準モードではなく解像度が低いので静止画にしても記事の文章は読めなかった)
 実際問題として、《聖美が復讐心から結婚し、復讐の機を窺っていた》とは記事にはできないと思うが。

 勝治に殺害された綾は恩人であるけれど、14年も出所するのを待って、結婚してまで復讐するものなのだろうか?
 母親を目の前で意味もなく殺害された綾の息子・佐竹良輔の方が遺恨が深いだろう。しかも、勝治には懺悔の気持ちが微塵も感じられないし。

 (佐竹は勝治の家に落書きやガラスを割るなどの嫌がらせをしただけ)


2.勝治(忍成修吾)の感情、真意
・受験失敗で自暴自棄になって、通り魔殺人を起こす(被害者は聖美の恩人)
・裁判中も反省や後悔や謝罪の気持ちが感じられなかった(「もう2,3人殺しておけば、死刑になったのに」と発言)
・刑期を終える直前に脳梗塞で動くことも話すことも出来ない。獄中で聖美と結婚。特殊な装置を使用し、まぶたの開閉で意思の疎通は可能
・親の遺産で結構裕福
・強盗に遭い、生命維持を外され死にかける。この時、世話をしていたヘルパーが殺され、取材に訪れた美和子も殴打された。美和子が生命維持装置を回復させた。
【強盗の真相】
 強盗は勝治が自分を殺すように殺害されたヘルパーとその同僚に依頼(報酬1千万円・前金100万円)。
 殺害されたヘルパーが犯行直前で怖気づき、同僚に刺され死亡。同僚は生命維持装置を外すが、美和子の訪問により、勝治の殺害は未遂。その後、再度殺害を試みるが、右京たちが阻止
【自殺?願望】
 通り魔殺人を起こしたのは自暴自棄になったからだが、裁判での発言「もっと殺しておけば、死刑になったのに」を本心だとすると、死にたい願望はあったと考えられる。ただし、自ら命を絶つことはできない。
 死にたい気持ちはその後も持ち続けたのだろう。ネットで自分の殺害を依頼(脳梗塞で自力で死ぬことはできない)。美和子が巻き込まれた際には、緊急事態の警告音(まぶたの開閉で発動可能)を鳴らさなかったので、死にたい気持ちは強かったようだ。


 わからないのは、勝治の聖美への気持ち
 《どうして結婚をしたのか?》……服役中に聖美からのラブコールに勝治も心を寄せたと考えられるが…
 自分が殺害した綾が聖美に縁があり、自分に殺意を抱いていると推察していたようだ。
 この辺りの勝治の気持ちは語られなかった(ように思う)。
 (服役後の)《死にたい理由》……体が不自由になったことで死にたい気持ちが強まったのか?聖美の愛が偽物で、殺意を持たれていたことを知って絶望したのか?
 もしかしたら、自分が死ねば、復讐に縛られている聖美を、その呪縛から解放できると考えたのかもしれない?


3.強盗殺人犯の行動は理解困難
 犯行直前に怖気づいた同僚を、けっこう躊躇せず殺害したのに、勝治殺害には躊躇いが強かった。
 口封じのために同僚を殺害したと思われるが、殺す必要があったのか?


 テーマや筋書きは面白いと思うが、登場人物の心情の描きが浅かった。……残念、不満
 

第1話「ペルソナ・ノン・グラータ~殺人招待状」(初回SP)
第2話「ペルソナ・ノン・グラータ~二重の陰謀」
第3話「逃亡者 亀山薫」
第4話「最後の晩餐」
第5話「眠る爆弾」
第6話「笑う死体」
第7話「砂の記憶」
第8話「コイノイタミ」
第9話「丑三つのキョウコ」
第10話「黒いコートの女」
元日SP第11話「大金塊」
第12話「他人連れ」
第13話「椿二輪」


【ストーリー】(番組サイトより)
美和子が事件に巻き込まれて意識不明
背景には15年前の通り魔事件が…!?


 美和子(鈴木砂羽)が取材先の民家で襲われる事件が発生。さらに、現場からホームヘルパーの男性の遺体が発見される。室内を物色した形跡や手口から、窃盗犯の仕業と思われた。
 美和子は、その家に住む柳沼勝治(忍成修吾)という元受刑者の妻を取材しようとして事件に巻き込まれたらしい。勝治は15年前、通り魔殺人を犯し、長年服役していたが、間もなく出所となった半年前、脳梗塞で倒れ、寝たきりに。世話は、獄中結婚した聖美(陽月華)という女性が担っていた。美和子の取材テーマは、その妻の心境を掘り下げることだった。
 捜査に乗り出した右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、勝治と聖美の夫婦から事情を聞く。勝治は、体を動かすことも話すこともできなかったが、瞬きや端末への視線入力で意思疎通は可能だった。すると勝治は、「犯人は私も殺そうとしていた」と証言。聖美によると、勝治の出所後、悪質な嫌がらせが頻発しているという。勝治は、15年前の逮捕当時、遺族の感情を逆なでする言動を取っていたため、いまだ恨みの火が消えていないことも考えられた。

出所した元受刑者の周囲で起きた凶悪事件
獄中結婚した女性にはどんな思いが…!?
関係者たちの闇に特命係が光を当てる!


ゲスト:忍成修吾 陽月華

脚本:川﨑龍太
監督:守下敏行
コメント (2)
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最強寒波は一応通過したけれど……2023年1月26日~27日朝

2023-01-27 11:23:39 | 気象
 一昨日(1月25日)に「極寒列島だったが…」という記事で、《無茶苦茶寒くて、暴風雪だったけれど、積雪はそれほどでなかったので、(他の地域のことなど考えずに)喜んでいましたが、昨日(1月26日)の未明に20cmの降雪があり、積雪は30cmになりました。(30cmはアメダスの観測点のデータなので、家の周りや市場は35cm~40cmあった感じです)
 家の付近でも、建物による雪の吹き溜まりや風向きによって積雪の深浅があるようです。


 新雪の粉雪状なので軽いので助かるが、それでも1時間ほど要した。最初の雪かきなので、スノーダンプで雪を寄せるだけなので楽なのだが、それでも、各所の山がだんだん高くなっていくので、疲労と相まって、困難さが増す。

 《午後や夜間に積もると、明日の雪かきは、この山に上積しなければならないので、大変だな》と思っていた……
 腹が立ったのは、除雪車がこの区画に来たのは正午過ぎ。遅すぎ!(いろいろ事情はあると思いますが)
 私が一生懸命除雪したところより、(除雪しなかった他の家の)道の方が綺麗に雪がないのは、どういう事!。



 翌朝(今日です)起きると、10cmほどの降雪があった。アメダスデータでは昨日の午後6時の積雪が29cmで、今朝6時が23cmと減っているが、降っては融けてを繰り返すので、新たな積雪は10cm程度状態。しかも、昨夜は水雪状態だったので、積もりはしないが雪が充分水を含んで、非常に重たくなっていた。新雪の2.5倍ぐらいの重さかなあ。
 さらに、車が通って轍や圧接部分のムラがあるという悪状態。

 特に、大通りへの出口付近は、カーブ状の轍に圧接度強状態と最悪。

 一応、店舗なので店舗前の道と駐車場は除雪しないといけない…… 
 今日の除雪は1時間強、重い雪なので腕の負荷が大きい。……キーボードのタイプがうまく出来ない。

 今後しばらくは、強弱はあるが雪の日が続きそう。
 でも、2018年の豪雪(こことかここ)に比べると、遥かに楽。もうすぐ立春だ。

【追記】
 今日(1月27日)も除雪車は正午過ぎに登場!
 しかも、除雪が雑。家の前は道路の合流点(交差点)付近で作業が難しいこともあるかもしれないが、雪の塊が多数残されていた。
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『おはよう日本』での“物価研究の第一人者”・渡辺努東京大学経済学部大学院教授の疑問の多い解説

2023-01-26 18:04:25 | 時事
2023年1月25日『おはよう日本』の特別コーナーで「イチからわかる物価高・日本の課題を徹底解説」と銘打って、東京大学経済学部大学院教授の渡辺努教授が解説していた。
まず、氏名・肩書(教授)の前に、“物価研究の第一人者”という触書で字幕で紹介されていた。
凄い持ち上げ方だな。東京大学大学院教授でもあるので、相応な解説が為されるのだろう……

 段階的に3つのテーマで語られていた。
1.現在の物価高の本当の原因
 《ウクライナ侵攻》が物価高の原因と言われているが、真の原因は《コロナ禍によって供給に問題が起きていること》だと言う
 まず、その根拠のデータとして、米国やユーロ圏のインフレ率のグラフを提示。「確かに、ウクライナ侵攻後にインフレが加速しているが、その前からもインフレ率はじわじわインフレ率が上がってきている」と。
 (ついでに言わせていただくと、教授は侵攻ではなく“戦争”と少なくとも2度言っていたが、“侵攻”が正しいと思う)

 いや、でも、侵攻前のインフレはコロナ禍によるものと考えられるが、そのインフレを加速した原因は侵攻であろう。侵攻による小麦など食料品や天然ガスなどのエネルギーコストが上昇がインフレ(物価高)の要因。侵攻以外にもう一つ要因があるが、“第一人者”はひと言も触れなかった。(後述します)
 コロナ禍が物価高の要因の説明として、“有り得ない同期”を上げていた。
 有り得ない同期とは……レストランを例に挙げて、通所ならキャンセルがあっても他の客の予約が入る。しかし、コロナ禍に於いては《ステイホームしよう》とか《レストランに行くのは控えよう》といった皆の思いが揃った。そういう“有り得ない同期”が起こってしまったと。しかし、感染拡大防止のため、行動制限や営業自粛などの“半強制同期”もあったし、中国や東南アジアがコロナ禍で工場が稼働できず、部品などが欠如してしまったという状況も起きた
 ……渡辺教授は、このコーナーの初めに「真の原因は《コロナ禍によって供給に問題が起きていること》」と語っていた……教授の言う“有り得ない同期”は供給ではなく需要に影響したのでは?(中国や東南アジアがコロナ禍で工場の稼働不能は供給不足を起こしたが)
 営業自粛は供給に関連するが、この教授は自説の“有り得ない同期”を語りたかったのかもしれない。

 ここで、キャスターが
「日本はどうなのか?」と振って、第2のテーマに移行した。
 え、先ほどのインフレ上昇率は欧米についてのデータだったので、日本の上昇率を示すのかと思ったんだけど……

 で、先述した物価上昇のもう一つの要因だが、それは《円安の影響》
 大幅な円安によって、原材料や食品や飼料などの輸入価格が大幅にアップした。侵攻によってアップしたエネルギー費もアップした。
 要するに、物価の上昇やコスト高を円安がさらに拍車をかけたのである。



私の疑問や怒りを置き去りにして(当たり前か)、コーナーは進んでいく
2.日本が抱える2つの病
 日本はずっと“慢性デフレ”が続いていた……《賃金》《物価》が凍り付いていた(アップしない)
 ところが、この1年の物価上昇率が4%!(この数値は41年ぶり)……“急性インフレ”
 日本は、“慢性デフレ”と“急性インフレ”が同居している状態であると。

 教授は、この“急性インフレ”が“慢性デフレ”の要因の一つの《凍り付いていた物価》を融かすことになると主張
 さらに、《品目別価格変化率》に着目
 10~30%上昇しているのがエネルギー関連(灯油、プロパンガス、電気代、都市ガス)で、JR運賃、新聞代、インターネット接続料、理髪料などは価格が上がっていないと指摘。こういったサービス関連の価格のアップが鍵。

 《品目別価格変化率》については良いとして、《“急性インフレ”が“慢性デフレ”の要因の一つの“凍り付いていた物価”を融かす》……つまり、“急性インフレ”(物価高騰の現状)は良いことだと主張しているのだ。しかし、全く同意できない。
 あの黒田総裁でさえ、現状の物価高は“悪い物価上昇”と言及していたというのに!
 黒田総裁の考えは、《好景気で(需要が高まって)物価が上昇するのではなく、エネルギー費の上昇や円安などに強いられての物価上昇は好ましくない。賃金アップによる好景気に因っての物価上昇が望ましい》というもの。黒田総裁の超金融緩和には反対だが、この考えは部分的には賛成。(賃金アップ至上主義には反対)
【追記】黒田日銀総裁の“悪い物価上昇”と言う表現はフラグで、実は、物価高の要因は何でもよく、物価が高騰すれば“賃上げ”の動機になるという考えかもしれない。
 

3.今こそデフレの氷を解かせ!
 強制的に物価が高騰したが、教授はこの“急性インフレ”でデフレ要因の氷の一つはとけたが、もう一つの氷の《賃金》については……
 岸田内閣主導により大企業はかなりのベースアップ(賃上げ)が見込めそう。(総理は要請するだけだが)
 問題なのは、賃上げできない中小企業

 ここで番組は、取材映像を流す
【都内の町工場(従業員は10人程度、機械部品加工)】……コロナ禍で月500万円の売り上げ減少。そんな中で、原材料・コストが30%アップという苦境
  《大手が賃上げに前向き》と聞き、《そんなに儲かっているのなら、下請けに還元しても良いのでは?》と思う

 取引相手の担当者に「取引価格を上げてほしい」とそれとなく言っても「大変ですね」「そうなんですよね」「頑張ってください」で終わってしまう。もし、コストアップ転嫁した価格を自社だけが提示したら、他者に注文が言ってしまうだけだという。(そうだろうなあ。私も何度も経験…)

 さらに、データとして
【コスト上昇…何割を価格転嫁?】
 0割(価格転嫁できない)……20%
 1~6割転嫁……………………50%


 このVTRを見た後、渡辺教授は……
《中小企業はまずは賃上げ》と解説図!
「中小企業は価格出来るはず。
 海外では賃上げをして、それに伴う人件費増加を価格に転嫁することを普通にやっているので、日本だってできないことはないと強く思っている


 ……昭和の運動部の根性鬼コーチか?それとも、頭が悪いのか?
 直前に、下請け企業の苦しさ(売り上げ減少、コストアップ、価格転嫁困難)のVTRを観ているのに、脳がレンコンなのか?(穴だらけ)
 自説を主張するなら、価格転嫁を普通にやっている例を100ぐらい挙げてほしいものだ。

 価格転嫁の手助けとして、政府の監視を述べ、《下請けの価格転嫁を認めない企業に対して企業名を公表する》などの施策をしているというが、それが本当に機能するとは思えない。企業が価格アップを容易に許容するとは思えないし、その事実を政府が感知するのも困難であろう。そもそも、本気で監視する気があるのだろうか?
 企業が賃上げに踏み切ると、当然、人件費のコストアップで利益が減る。その上、下請けとの取引価格のアップを容易に許容するとは思えない。《下請けの価格アップは大企業の賃上げの障害》となる。
 政府にとっては、《賃上げ》が最優先だろう。その障害となる下請け価格転嫁に関する監視は、二の次になるのではないだろうか?


 《中小企業はまずは賃上げ》に、血が上って暴言を吐いてしまったが、物価上昇の要因である円安には全く触れないし、論理も破綻しているところが見受けられる。(コーナーの時間の短さのせいかもしれない)
 最後に、担当キャスターが「“物価研究の第一人者”・渡辺努東京大学経済学部大学院教授」(“大学院”を強調していたように聞こえた)と紹介してコーナーを終了していた。
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極寒列島だったが…(2023年1月24日~25日)【追記あり】

2023-01-25 09:24:57 | 気象
 鹿児島-3.0℃、高知-3.9℃を記録するなど、昨日(1月24日)から今日にかけて、列島は極寒状態だった。
 福井市も昨日の最低気温が-3.9℃、今日は午前9時現在で-4.4℃と稀有な寒さであった。
(たまに放射冷却で同程度まで冷え込むことはあったように思う)
 記憶に残っているのは、(昨日の記事でも書いたが)2016年の最強寒波(この年も1月24日)。

 この寒気で、午後4時過ぎは暴風雪となり、歩行や運転が困難な状態になった。積雪も1~2cmだったのが、午後5時には10cmになり、《どうなることか》と思った。
 ところが、昨夜は寒さと強風は猛威を振るったが、新たな積雪は5cm程度で、現在(午前9時)の積雪は13cm(今回の最深積雪は14cm)という状況。(一晩で50cmの積雪もあり得る。30cmの積雪は覚悟していました)
 気象庁の雪雲画像では筋状の雲がびっしりあって、上空を通過して行っていたのに、降雪はほとんどなかった。本当に通過しただけだった?

【追記】
 寒さの割には積雪が少なかったので、上記の文末に「嬉しい誤算だ」と書いてしまいましたが、迂闊だったと反省しています。
 実際は、鳥取県の米子や島根県の松江や境、岡山県の真庭地域や津山地域など、その他、降雪が多かった地域、さらに、寒波の影響で列車や車の立ち往生や、スリップ事故も多数あったと思われます。
 直接の記事への苦情や苦言はなかったのですが、考え足らずでした。

 最強寒波は去りつつありますが、積雪を伴う寒気は強弱を繰り返して到来するようです。(今回の寒気が強烈だったので、相応の寒気が緩く見えてしまいます)
 気をつけましょう。
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「通常の寒さより10℃低い」というのは伊達ではない(2023年1月24日)

2023-01-24 17:44:49 | 気象
「10年に一度の寒波」と報じられていて、それが外れてほしいと願っていたが、残念ながら的中。
“10年に一度”と言うか、寒さという点で記憶に残っている(実際、極寒になった)のが、2016年の最強寒波(この年も1月24日)。

この時の上空1500mの寒気は

今回の寒気が

……ほぼ同じ。(2016年の詳しい状況は、2016年の最強寒波をご覧ください)

 福井県は《夕方から雪が強まる》とか言っていたが、昼過ぎに降り出し、4時過ぎには猛吹雪。
 外にいられない状況で、視界が悪くて運転も困難。


 午後5時ごろの雪雲の画像

 2016年の時と同じように、奄美、沖縄、宮古島まで筋状の雪雲が発達している。

 午後5時の福井市の気温は-2.9℃(2016年1月24日は-3.0℃)。
 他の都市の午後5時の気温は、京都-0.8℃(2016年1月は-0.2℃)、大阪2.7℃(-0.1℃)、神戸2.4℃(-1.4℃)、鳥取-1.7℃(-3.6℃)、松江-2.6℃(-3.9℃)、岡山-0.3℃(-2.3℃)、広島-3.3℃(-2.6℃)、山口-4.9℃(-4.9℃)、徳島0.7℃(-2.9℃)、高知0.6℃(-0.6℃)、福岡-1.2℃(-2.1℃)、佐賀-2.9℃(-4.3℃)、長崎-1.6℃(-2.8℃)、大分-3.0℃(-2.0℃)、熊本-2.8℃(-3.2℃)、宮崎0.7℃(-0.1℃)、鹿児島-0.5℃(-0.5℃)、名瀬9.4℃(6.4℃)、那覇11.8℃(8.8℃)、名古屋3.0℃(0.3℃)、東京4.4℃(3.9℃)。
 2016年より気温が高いところがあるが、現在、日本列島への寒気の南下が西から始まったばかりなので、今後、低下していくと考えられる。

 とにかく、嫌な予感しかしない。
 明日、起きるのが怖い。今夜は早く寝て、雪かきの体力を蓄えよう。
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国会議員後援会幹部の税理士が同じ議員の政治資金を監査 20件

2023-01-23 16:30:51 | 時事
《NHKが、総務省や各地の選挙管理委員会が去年11月に公表したおととしの報告書を調べたところ、国会議員を支援する「税理士による後援会」の幹部を務める税理士が、同じ議員の政党支部や資金管理団体など関係団体の政治資金を監査しているケースが20件あったことが分かりました》【『NHK NEWS WEB』 「国会議員後援会幹部の税理士が同じ議員の政治資金を監査 20件」より】

「今回のケースは法律には抵触しませんが、中立性や公正さに疑念を持たれるおそれがあることは認識しています。これまでも研修会などで注意喚起を行ってきましたが、さらに適正な指導を行いたい」とNHKの取材に対し日本税理士政治連盟は答えているが、何の釈明にもなっていない。
《今回のケースは法律には抵触しません》……“監査”の意義にを満たしていない行為で、当たり前すぎて法律で規定されていないだけなのでは?
《中立性や公正さに疑念を持たれるおそれがあることは認識しています》……“疑念を持たれるおそれがあることは認識”とは、なんて緩やかな言い回しだ。“疑念がある”と言うか、“疑念だらけ”!
《研修会などで注意喚起を行ってきましたが》……“注意喚起”も緩すぎ!それに、研修会で“注意喚起”してもほとんど効果がないだろう。本気で是正する気があるのなら、この20件に関して直接、是正を求めるべきである
《さらに適正な指導を行いたい》……“さらに”と言う表現は、妥当な行為(指導)をしている状況でないと使用してはいけない。“適正な指導を行いたい”ではなく、“是正する”と言うべきだ。


 そもそも、政治家が自らを律する気がないので、巷でいろいろ問題が発覚している状態。
 せめて、税理士は税理士としての矜持を持っていただきたい。

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うれしい、よかった、ホッとした……2023(2022年度)王将戦第二局

2023-01-22 20:46:34 | 将棋
うれしい、よかった、ホッとした……

 羽生九段の▲2五飛~▲8五飛や▲2一飛~▲1四角など、思い切りの良さが目立った一局。
 時間の使いからからすると、▲8二金は研究手!?

 「寒気の南下」とか「国会議員の政治資金を後援会幹部の税理士が監査」とか「千秋楽の割(取組)の決め方に不満」とか、いろいろ書きたいことがあるのですが、今日はこれで(この短文で)いっぱいいっぱい。
コメント (2)
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