英の放電日記

将棋、スポーツ、テレビ等、日々感じること。発信というより放電に近い戯言。

相棒 season18 第16話「けむり~陣川警部補の有給休暇」

2020-02-20 16:42:40 | ドラマ・映画
陣川君は相変わらずのキャラで楽しめたが、いろいろ気になる点や疑問に感じる点が多い話だった。(ドラマなので不自然な点が生じてしまうのは仕方がないとは思うが、あまりに疑問点が多いと、不満を生じてしまう)

1.不自然な伝説的窃盗犯“けむり”の設定
・20年逮捕できずにいる連続窃盗犯……右京が放置するとは思えない(これを突っ込むと、ドラマは創れなくなるので、スルーすべきだろう)
・たばこの吸殻を残す……自己主張や自分の犯行の明確化という理由が考えられるが、模倣されて自分の犯していない罪も背負わされてしまう危険性がある(これも突っ込むと、ドラマは創れなくなるので、スルーすべきかもしれない)
・理沙(飛鳥凛)を窃盗の道に引きずり込むのはどうか?……普通は真っ当な道を歩ませようとすると思う。
 二転三転するストーリーを構築するための“けむり”の設定だったのだろう。

2.相変わらずの陣川君
 惚れっぽくて、過程を素っ飛ばしてプロポーズ(笑)
 “プロポーズの予告”って、ほぼプロポーズだよねぇ(笑)
 またもや惚れた女性が“いわくあり”。もはや超能力である。
 「うれしかったけどタイプじゃない」という理沙の嘘を言葉通りに受け取り落ち込む陣川君は一生結婚できそうにない。

3.誠也は、なぜ一人でケアハウスの理事長を問い詰めに行ったのか?
 過去のケアハウスでの事故死と理沙の父の殺害犯の真相を理沙から知らされた誠也だが、なぜ、先走ったのだろうか?
 《理事長の山倉に父を殺害された理沙》《山倉に殺害の罪を父に着せられた誠也》……共通する思いは多いはずで、一緒に問い詰めるのが自然。まだしも、誠也が真相を知って、先走ったのなら分かるが…

【その他の気になる点、疑問点など】
・15年間不明だった理沙の父の携帯電話の見つかり方が強引
・15年間もバッテリーなどが機能するものなのか?(ちゃんと保管されてもなさそうだった)
・引き出しの中に仕舞われている他人の持ち物と思われる物品の中に携帯電話があったら、職員は不思議に思うのでは?
・「観葉植物のレンタル会社では本名だったのに居酒屋では偽名だったのはなぜか?」という着眼点はなるほどと思った
・冤罪だった遠藤が勾留中に心筋梗塞で死んだため被疑者死亡で書類送検で終わったのも都合がよすぎ
・近くに座っていただけの右京たちが、ものすごく出来る刑事だと見抜いて、居酒屋「あおびょうたん」と窃盗の現場に残した“けむり”(佐田・演:小倉一郎)は凄すぎ。
 ちなみに小倉一郎さんはseason8 第17話「怪しい隣人」で出演している。
・山倉が極悪過ぎ
・看板娘の女性店員と板前が同時に居なくなった「あおびょうたん」は大丈夫だろうか?

第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話(元日SP)第12話第13話第14話第15話


【ストーリー】番組サイトより
“第三の男”陣川公平が2年ぶりに登場!
強盗殺人の捜査で特命係と再びタッグ!?


 ケアハウスの理事長が殺害され、現場の痕跡から“けむり”と呼ばれる連続窃盗犯の関与が浮上。けむりは、たばこの吸い殻以外、現場に何の痕跡も残さず、煙のごとく姿を消す窃盗犯。警察が20年以上追っても、いまだ捕まえることができない伝説的な存在として知られている。
 経済事件を担当する捜査二課の刑事になった陣川(原田龍二)も、以前からけむりを調べていた。ただ、今回の“強盗殺人”には違和感を覚えているらしく、右京(水谷豊)や亘(反町隆史)と一緒に捜査がしたいと、特命係に押し掛けてくる。陣川いわく、けむりが狙うのは、あくどい稼ぎをしている闇金や反社の事務所だけで、殺人を犯したのには何か深い理由があるはずだという。
 その夜、右京と亘は、決起集会という名目で陣川行きつけの“あおびょうたん”という居酒屋に連れて行かれる。陣川の惚れっぽさは相変わらずなようで、理沙(飛鳥凛)という店の従業員を、運命の人と信じ込んでいるらしい。そのはしゃぎぶりは、重蔵(小倉一郎)という店の常連客を、そそくさと引き揚げさせるほど。そんな中、けむりの犯行と思われる、新たな窃盗事件が発生し…!?

伝説の窃盗犯をめぐる事件は二転三転!
そんな中、陣川は“運命の人”を守るため、特命係と対立!?
殺人事件の背景に隠された驚きの真実とは…?


ゲスト:原田龍二 飛鳥凛 小倉一郎

脚本:根本ノンジ
監督:権野元
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絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜 第7話「最恐悪女、登場!その毒牙が狙う標的は?」

2020-02-18 18:07:43 | ドラマ・映画
突っ込みどころが多い話だった。
1.都合のいい毒
 「そんな毒があるのか?」…“ミハン”のメンバーがつぶやいていたが、《揮発(蒸発?)して無害となり証拠として残らない》……そんな不安定な性質なら、保存や加工も難しいだろうし、そもそも毒薬として役に立つのだろうか?
2.間抜けなのでは?
 これから使用すると思われる毒物が、車の中にあるはずがないだろう!
 標的が真鍋(宮川一朗太)と判明したのだから、真鍋が服毒させられるか、注射されると予見されるが、真鍋が煙草を口にするのを傍観しているとは……“間抜け”としか思えない
3.標的変更って?
 ミハンのメンバーが推測した標的第1候補の辰巳(阿部亮平)より、紗耶香(佐藤江梨子)の殺人の核心を知っている真鍋(宮川一朗太)の方が危険なのではないだろうか?
 ミハンは「標的が変更された」と叫んでいたが、最初から標的は真鍋だったという方が自然。
4.あまりに順当な犯人のキャラクター
 演じていたのが佐藤江梨子さんなので、必然だったのかもしれない。始末人?の手にかかる必要があったので、適役だったかも。
 ミステリーとしては、真実は別の方が面白かったが…
5.無能(上記の項目とダブってしまうが……)
 膨大な予算を費やし最新テクノロジーを集結し、個人情報などお構いなしの“ミハン”システム。さらに、人員を配置して監視したというのに、完全犯罪をさせてしまうとは……無能としか言いようがない

【ストーリー】番組サイトより
ミハンルームで作業をしていた香坂(水野美紀)は、やってきた井沢(沢村一樹)に声をかける。香坂は、家族を持ってはいけないと思って生きてきた自分には井沢が抱えている悲しみを共有できないかもしれないが、犯罪を未然に防ぎたいという思いは一緒だと言うと、あなたとならミハンの法制化を実現できると思っている、と続けた。香坂は、間もなく開催される東京サミットと、その後に控えるオリンピックがミハンの重要性をアピールする良い機会だと捉えていた。

井沢たちは、大手フィットネスクラブの社長・仁科紗耶香(佐藤江梨子)を危険人物として捜査する。紗耶香は、5年前に起きた強盗殺人事件で社長だった夫の輝幸(青戸昭憲)を殺され、自身も瀕死の重傷を負った被害者だった。輝幸の死後、会社を引き継いだ紗耶香は、着実に業績を伸ばして経営者としての才能を発揮していたが、検出されない危険な毒物を密かに入手していた。

井沢はスポーツインストラクターとして、山内(横山裕)と小田切(本田翼)は、ジムの会員として潜入捜査を始める。最初に捜査線上に浮んだのは、紗耶香の会社が所有する実業団チームでコーチを務める辰巳(阿部亮平)だ。辰巳は、紗耶香を脅迫し、金銭を要求していた。しかし、調査を進めると、彼は男気のある性格で、お金にも困っていないことがわかる。一方、山内たちは、紗耶香の秘書・江波(本宮泰風)が格闘技経験者であることを見抜く。彼女はいったい誰を殺そうとしているのか――!?

そんな中、新たな人物が紗耶香に接触する。それは科学捜査研究所の主任研究員・真鍋(宮川一朗太)だった。真鍋は、どんな手間も惜しまず被害者のために真実を追究する人物で、これまでに数々の難事件を解決に導いていた。そして彼は、輝幸と紗耶香が襲われた5年前の事件も担当していたことがわかり……。

彼女は聖女か、それとも悪女か――!?
謎が謎を呼ぶ展開の中、紗耶香が殺害を狙った意外な人物とは――!?
そして、井沢らミハンチームがたどり着いた真相の先には、
衝撃の展開が待っていた――!!


ゲスト:佐藤江梨子 青戸昭憲 阿部亮平 宮泰風 宮川一朗太

脚本:浜田秀哉
演出:小林義則
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「多いところで50センチ」という表現 2020年2月17日気象情報

2020-02-18 10:04:49 | 気象
「大雪」「北陸地方の多いところで50センチの雪」という表現が飛び交った昨日(2020年2月17日)。
……こういう表現を聞くと、《大変だ!》と思う人も多い。もちろん用心することに越したことはないが。

 いろいろ言う前に、今回の寒気の概要を述べると

・寒気は西日本から流入
・平地で雪が降る目安となる上空1500mでマイナス6℃にすっぽり覆われる
・昨日(2月17日)には上空1500mでマイナス12℃も西日本に南下(今日の画像↑ではマイナス12℃の部分は衰退、北上)
・大雪の目安の上空5500mでマイナス36度は昨夜から今朝にかけて北陸付近まで南下。その後、足早に北上(今日の画像↓)。


 つまり、今回の雪は西日本中心。ただ、上空5500mでマイナス36度の強い寒気も北陸に入るので、北陸も積雪の可能性は低くない。ただし、寒気の足が速いので、大量の積雪の可能性は低い。


「大雪」という表現
 「大雪」という表現の使用のされ方は、地域によって異なる。南国や太平洋側の地域では積雪10センチで大雪と言っても不適切ではない。
 雪国だと積雪10センチは日常的なので、タイヤ交換さえしていれば、別段困ることはない。(もちろん、雪道の運転は注意が必要)
 北陸の場合だと、積雪30センチで「たくさん降った」(ちょっと困る)、40~50センチで「大雪」という感覚。それ以上、積雪80センチを超えると生活がマヒ状態に近くなるので「ドカ雪」と表現することが多い。(個人的な感覚です)
 もちろん、積雪15センチを超えると、雪かきで汗をかくことになります。

 地域によって使用状況が違うのは構わないが、近年はむやみに多用されるように思う。
 ちょっとした雪(20~30センチ)で“ドカ雪”と言う気象予報士が多数いて、その表現を聞くたび、眉間にしわが寄っている。

「多いところで○○センチ」という表現
 今回、「北陸地方の多いところで50センチ」と報じられた。
 こう聞くと、《一般的なところ(平野部)では30センチ》は積もるのかなと思ってしまう。

 気象用語としては「平野部」…都市部、「山間部」…スキー場が近くにあるような通常雪が積もっている地域、を使う(この中間部として「山沿い」という地域もある)
 で、「多いところで」と言った場合、スキー場のあるような地域やもっと山奥、あるいは新潟県の豪雪地帯だと考えている(個人の感触、一度、気象庁に確認したい)。
 なので、おそらく今回も山奥では50センチの積雪があった可能性は高い。

 しかし、一般人が知りたいのは、《平野部(都市部)でどれだけ積もるか?》である。

「北陸地方」という表現
 “北陸地方”というのは富山県、石川県、福井県の3県を指すことが多い。“北信越”と言うと、富山県、石川県、福井県、新潟県、長野県と認識している。
 しかし、気象的に“北陸地方”と言うと、富山県、石川県、福井県、新潟県の4県。南北に非常に長いので、梅雨明け宣言の場合、新潟県まで梅雨が明けないと宣言されない。新潟以外は梅雨明け状態であっても宣言はされないのである。
 当然、これだけ南北に幅があると、雪の降り方も大いに異なる。全シーズンを通してデータを見た場合は、極端な差は生じないが、短期的な振り方では、地域によって大きく異なるので「北陸地方」という括りは大雑把すぎる

 午前7時現在の各地の積雪
 富山市14センチ、金沢市2センチ、福井市3センチ、新潟市0センチ(新潟市は海に近いので積雪は少ない)。
 その他、北陸の一般的な山間部では5~20センチの積雪。
 ちなみに、山陰の平野部で5~10センチ、山間部10~30センチぐらい、中国地方の山間部の“多いところ”で50センチの積雪があるようだ。
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ハムラアキラ ~世界で最も不運な探偵~ 第4話「濃紺の悪魔」

2020-02-17 11:10:41 | ドラマ・映画
2月3日記事「2020年1~3月期ドラマ雑感」
《 気怠く、ハードボイルドな女性探偵・葉村晶(シシド・カフカ)。
 不可思議な展開と推理も楽しめるが、ドラマ性もあり、もしかしたら今クール一番面白いかもしれない》
と述べた『ハムラアキラ ~世界で最も不運な探偵~』……その第4話。

 第1話「トラブルメイカー」(脚本:黒沢久子)は不条理感が強くて脱落しそうになったが、第2話「静かな炎天」(脚本:黒沢久子)、第3話「わたしの調査に手加減はない」(脚本:木田紀生 )は非常に面白かった。
 第4話「濃紺の悪魔」(脚本:黒沢久子)も面白かったが、謎が多すぎて、かなりの消化不良に陥ってしまった。


とりあえず、私の考えを整理するため、謎や疑問点を列挙してみる。
①フラワースタイリスト・松島詩織が受けた誹謗中傷(詩織の親友によるもの)やネズミの死骸など嫌がらせ宅配(元恋人による)は、詩織本人による手配だったのだろうか?(元恋人に届けられた宅配の送り状の筆跡は詩織のもの)
②植木鉢を落としたのは誰なのか?
③村木(池田成志)の部下の襲撃は、操られたものなのか?
④なぜ、アケミ(大後寿々花)は予定していた映画を観に行かずにシシケバブを食べたくなったのか?
⑤村木の重傷は“濃紺の悪魔”(野間口徹)によるものなのか?
⑥“濃紺の悪魔”は、晶の姉・珠洲(MEGUMI)の自殺の理由を知っていたのか?
⑦“濃紺の悪魔”・小宮山の一連の行動の理由・真意


キーポイントは「ほんのちょっとの力なんですよ。人から悪意を引き出すなんて」という“濃紺の悪魔”小宮山の言葉。
 悪魔の力かどうかは不明だが、小宮山には悪意を増幅させる力があったのだろう。それが催眠術なのか、人の心理を読み取り誘導する心理術や話術の巧みさなのかわわからないが……
 詩織の親友や元恋人は《本人の依頼だから》という動機付けから行動を起こし、背徳行為の魅力に憑りつかれてしまった。
 村木の部下の調査員も「私を死ぬ気にさせてください」という詩織の手紙を所持していた。その手紙と詩織のわがままな態度がきっかけ。そして、詩織の怯えるさまが悪意を増幅させたのかもしれない。
 詩織の自虐行動(送り状や依頼の手紙)は、自殺の理由付けを欲しがっていた詩織の心理を見抜き、誘導したと考えられる。(詩織は叔父によって病院に収容されるが、逃げ出して車にはねられ死亡)


“濃紺の悪魔”の正体や真意が重要なカギ(④と⑤の真相は不明)
 “濃紺の悪魔”(野間口徹)は元裁判官で、児童虐待やDVの裁判を扱ううちに、人の悪意に絶望し心が壊れてしまっていた。
 今回、詩織やその親友や元恋人などが、ちょっとしたきっかけで悪意に染まってしまうことを再確認し、地獄(この世)から脱出する(自殺する)決意をする。
 しかし、その一方で、人間の善意を信じたいという気持ちもあり、何らかの経緯で晶の姉・珠洲の事件を知り、晶の善意に懸けてみようと思った。
 (小宮山は珠洲の自殺の理由は知らなかったと思うが)《晶が欲望(珠洲の自殺の理由を知りたい)と善意(アケミや村木の命)のどちらを選ぶか?》で晶の選択や、晶の《自分は偽善者だ》という旨のセリフに満足したような表情を見せたが、晶の目の前でビルから飛び降りてしまう。
 おそらく、晶の行動や言葉で、小宮山は絶望からは救われたが、生きる意欲は亡くしたままだったのと自分の犯した罪を償う気持ちもあり、自ら命を絶ってしまった。自分の最期を晶に見届けてほしかったのかもしれない。

 晶はいい迷惑だったが、まあ、「世界で最も不運な探偵」なので、これで良いのだろう。

 

【ストーリー】番組サイトより
 セレブなフラワースタイリスト・詩織(武田梨奈)を2週間ボディーガードするよう依頼された葉村晶(シシド・カフカ)。
 「誰に狙われているのか、なぜ2週間なのか」と問い詰める葉村に詩織は「悪魔に自分を殺して、と酔った勢いで依頼してしまった」と話す。そんな馬鹿なことと思う葉村だったが、次々と事件が起こり、結果的に詩織は死んでしまう。
 そんな時、「姉・珠洲の真相を知りたくないか」という連絡が謎の男(野間口徹)から葉村のもとに届き・・・。

KEY PERSON:謎の男(野間口徹)

原作:若竹七海
脚本:黒沢久子
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十津川警部シリーズ26「特急おおぞら殺人事件」(TBS)

2020-02-15 11:19:57 | ドラマ・映画
十津川警部は三橋達也、渡瀬恒彦、高橋英樹など数多くの方が演じられているが、やはり渡瀬恒彦が一番適任だと思う。冷静で時には大胆、強い意志を感じ、渋い。
亀井警部役は愛川欽也と伊東四朗が双璧。渡瀬&伊東はまさに名コンビだ……
……と評価は高いのだが、ミステリーとしては毎回、かなりの残念感を味わっている。まあ、十津川が格好いいから良いのかも(笑)



 本作もかなりの残念な出来。
 事件の骨格は、「亀井が過去に扱った殺人事件の犯人が自殺し、その原因が亀井にあると考えた犯人の兄が復讐のため、亀井を殺人犯に仕立て上げた」というもの。しかし、その兄妹愛というのが、かなりの“ブラコン”(ブラザーコンプレックス)、“シスコン”で茶番もいいところだった(後述)。

【不満点・疑問点】
①亀井の息子を誘拐し、亀井を指示通りに行動させるのだが、「警察には知らせるな」と指示しておきながら、十津川には知らせるのは矛盾(一応、《亀井が地元の警察に通報しないように十津川に牽制するという思惑としているが)

②結局、翌日、亀井は地元署に誘拐を通報し、地元署の刑事2人も亀井とともに「おおぞら4号」に同乗する。犯人も、それは織り込み済みで、同車に乗っていた少女を使って「刑事の下車、亀井にジュース(睡眠薬入り)を飲む」よう指示する。
 ………誘拐事件なのだから、もっと大人数で動くのではないだろうか?例えば10人同行させ6人下車させて、列車に刑事を残しておけば、亀井がハメられることはなかった。亀井もジュースを飲んだふり(毒ならこんな手の込んだことはしないはずで睡眠薬入りということは想像に難くない)しておけば良かった。

③「保身のため共犯の森あや子(青田典子)を殺害した」と言っていたが、犯人の結城(神田正輝)は癌で余命僅かなので、殺害する必要はなかった。犯行に加担したとはいえ、彼女は割と善人だったので、気の毒。妹によく似ていたのなら、なおさらである。しかも、いきなり死体で発見され、殺害シーンの追想もなしという雑な脚本(演出)。

④妹は兄としてではなく、男として愛しており、兄の婚約に自暴自棄になって結婚詐欺の男に騙され、その男を殺害した。結城曰く「あの男は何人もの女性を騙しており、殺害したことで多くの女性が救われ、正義の行動だった」と主張していたが、妹は自暴自棄でに陥っており、男に騙されて心に深い傷を負ったとは思えない。

⑤妹は自殺直前に、自分の心情を書いた手紙を亀井に送っていたが、ラストシーンでそれを亀井が燃やす必要があったかは疑問。ただ、ドラマのラストとしては良いのかもしれないが。


BSーTBS 2020/1/8(水)(再放送) 本放送……2002年9月30日
原作:西村京太郎「特急おおぞら殺人事件」より(徳間書店刊)
脚本:水谷龍二
監督:脇田時三
【あらすじ】
 警視庁捜査一課の亀井は、息子の亀井健一と一緒に妻の公子の実家がある釧路に向かっていた。亀井が列車内で眠っている間に健一が誘拐され,、車掌の田村が問合わせたところ,、健一は若い男女と一緒に帯広で下車したことが分かる。
 亀井は犯人の指示通りに公子の実家に行き、公子や公子の弟の水島, 水島の妻(澤田)に事情を話した。亀井の上司である捜査一課の警部の十津川は犯人からの電話で事件を知り、 部下の三田村や小西、西本、山下、安原、村川を集めて亀井が過去に扱った事件虱潰しに調べ始める。
 犯人の指示に従って列車に乗込んだ亀井は、少女から缶ジュースとメモを手渡される。メモには刑事を列車から降ろしてジュースを飲めと書いてあった為、亀井は釧路東署の警部補の高木と山本に降りて貰ってからジュースを飲干す。缶ジュースには睡眠薬が入っていて、ぐっすり眠り込んだ亀井は帯広南署の警部の三浦と佐々木に叩き起こされた。車内で誘拐犯の服部明と坂本陽子が刺殺され、三浦達は亀井を犯人として逮捕しに来たのだ。
 北海道に行った十津川は、亀井にジュースを渡した春野ゆかという少女や車掌の武藤に事情を聞いた後、東京に戻って刑事部長の三上に状況を説明した。三田村と小西は服部の行き付けのリヨンというクラブに行ってママ(東丘)に会い、十津川は服部と同房だった男を府中刑務所に訪ねる。服部の身辺調査の結果、結婚詐欺師の荒木を毒殺したかおりという女性が捜査線上に浮上した。かおりは既に自殺しているのだが、十津川は念の為にかおりの兄の誠に会いに行った。銀座で画廊を経営している誠は裕福な生活を送っているようで、テレビ局のキャスター等とも交友があるという。
 帯広南署から2日後に亀井を送検すると連絡が入り、十津川は上司である捜査一課長の本多にそのことを話す。かおりに良く似たあや子という女性の絞殺死体が発見され、十津川はマンションの管理人から事情を聞く。ようやく亀井に対する疑いが晴れ、健一は無事に救出された。
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『エンド・オブ・キングダム』(BS-TBS、2020年2月11日放映)

2020-02-13 21:21:06 | ドラマ・映画
映画のレビューは滅多にしないが、本作は書く意欲を湧き出させる出来だった。

【あらすじ】
イギリスの首相が謎の死を遂げ、ロンドンで行われる葬儀にアメリカ合衆国大統領ベンジャミン(アーロン・エッカート)が出席することに。2年前にテログループによるホワイトハウス陥落に立ち向かったシークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)も彼を護衛するために同行する。各国首脳がロンドンへと結集する中、彼らをターゲットにした同時多発テロが発生。歴史的建造物が次々と崩壊し、犠牲者が続出する。マイクとベンジャミン大統領は世界を混乱から救おうと立ち上がるが……。


 白状すると、大統領を何とかヘリに乗せたが、スティンガーミサイル(肩に担ぐ地対空ミサイル)での攻撃を受けるシーン辺りからしか見ていない。ミサイルを何とかかわそうとしたが、それもむなしく撃墜されてしまったのだが、この攻防がスピードと迫力があり、引き込まれて視聴したのだが、この語、どんどんつまらなくなっていった。

 何しろ、大統領を警護するシークレットサービスのマイク(ジェラルド・バトラー)が強すぎで不死身ヘリにミサイルが直撃し、墜落したというのに、ほぼ無傷。
 その後、乗った車の横っ腹からが大型車に激突され、車がぶっ飛ばされたのに、やはり、ほぼ無傷(意識が朦朧となり、大統領を連れ去られてしまったが)。マイクと同様な目にあった大統領もほぼ無傷!

 テロリストも意図も理解不能。
 最優先の目的が「全世界に大統領の処刑のシーンをネットの生中継で流す」事らしいが、普通、ミサイルで撃墜したら死んでしまうのではないだろうか?
 公開処刑にこだわったため、マイクの逆襲を受け、大統領を奪回されたうえ、殲滅されてしまった。そもそも、「大統領を連れ去る際に、朦朧状態のマイクにとどめを刺しておけ」と言いたい。
 クライマックスの敵のアジトに乗り込み敵を殲滅するシーンは、機関銃をぶっ放すだけで、敵は一網打尽。お約束とはいえ、マイクは被弾しない(一度被弾したが、防弾チョッキを着ており無事)
 大統領を救出した後も、敵の攻撃に遭い、絶体絶命となるが、援護部隊の隊長がマイクから託された爆破スイッチを押し、敵を壊滅。マイクたちは、ダッシュボードに飛び込んで、危機一髪で難を逃れた。
 爆薬はいつ仕掛けたのだろうか?建物の構造もどうやって把握したのだろうか?(隊長から、簡単な見取り図を示されたが、小学生の落書きに毛が生えた程度)

 とにかく、正義のため?とはいえ、殺戮シーンの連続。マイクが必要以上に暴力的。
 映画序盤の各国首脳の殺害シーン、歴史的建造物が次々と破壊されるシーン、ヘリコプター撃墜シーンが見せ場だったのだろう。
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相棒 season18 2週連続スペシャル 第15話「善悪の彼岸~深淵」

2020-02-06 16:02:48 | ドラマ・映画
犯罪のプロフェッショナル南井(伊武雅刀)の末路―――
 ―――ドラマとしては面白かったのかもしれないが………

南井の症状や心情
・相棒(マリアの父)を亡くしたことの怒りとあまりに犯罪者の心理に同調した影響で、《犯罪者の中には贖罪の心を持つことができない者がいる。そんな犯罪者は自らの死でその罪を贖わせることが相応しい》という信念を構築した(逆五芒星事件の犯人を自殺に見せかけて毒殺)
・相棒(マリアの父)を亡くしたことと、自身の老いにより、記憶障害・人格崩壊を起こし始めた
・右京の鋭い観察眼や深い推理力に、一種の憧れに似た感情を抱いていた
・もう一度、右京と一緒に捜査したかった

今回の南井の行動
 ロンドンの”逆五芒星事件”をなぞった連続殺人事件を起こして、右京に捜査をさせ、共に捜査している状況を味わっていた。
 南井自身は自分が殺人を犯している自覚はなく、ロンドン事件の犯人が犯行を行っていると思い込んでいた。


 《探偵(刑事)が犯人》という“反則技”は、時には“あり”だと思う。特に、今回の《犯罪組織(殺人集団)の黒幕で右京と対等に渡り合える切れ者と思われた南井が実は認知症だった》という真相は意外性が高かった。
 それに、右京への思いと認知症が今回の事件を起こしたというのは、突飛な設定にもかかわらず、説得力があり、不合理を感じなかった。
 そして、何より、伊武雅刀の哀れさを感じさせる演技が素晴らしかった。右京(水谷豊)の悲しみに満ちた南井を抱擁する姿も心に沁みた。

(南井が脱走して、崖から転落したエピソードはない方が良かった。ホームズのライヘンバッハの滝をなぞらえたかったのと、“南井復活”の線を残しておきたかったのだろうが……)

ただし、ロンドンの相棒(マリアの父)を亡くした時から認知症を発症したという設定と、南井が誘導した日本での2つの事件( season16 第7話「倫敦からの客人」season17 第17話「倫敦からの刺客」)とは、整合性が低い。
 日本の2つの事件は南井が殺人を誘導しており、《犯罪者の中には贖罪の心を持つことができない者がいる。そんな犯罪者は自らの死でその罪を贖わせることが相応しい》という南井の信条とは矛盾している。悪人を裁く為に殺人鬼を生み出すのでは本末転倒。それに、season17 第17話「倫敦からの刺客」の時は、南井自身はロンドンに居たままだったので、《右京とともに捜査をしたい》という願望を満たすものでもない。

もちろん、南井の行動に一貫性がないのは、逆五芒星事件から記憶障害・人格崩壊を起こしているからという理屈も成り立つが、先の2話の段階では脚本の徳永富彦氏も南井のキャラを定まっておらず、今回、強引に収束したという邪推が沸いてしまう……

第1話第2話第3話第4話第5話第6話第7話第8話第9話第10話第11話(元日SP)第12話第13話第14話


【ストーリー】番組サイトより
進行する連続殺人はロンドンの再来!?
宿命の敵との究極の頭脳戦、ついに決着!


 再来日した南井(伊武雅刀)の行動を注視していた右京(水谷豊)は、東京・山手線沿線で相次いで起きている殺人事件が、かつてロンドンの地下鉄で発生した“逆五芒星事件”と呼ばれる連続殺人と多くの類似点があることに気づく。
 そんな中、品川で警邏中の巡査が射殺される事件が発生。それもロンドンの事件の状況と酷似していたため、右京と亘(反町隆史)は、南井が逆五芒星事件をなぞっているのではないかと考える。原宿の転落死、日暮里の絞殺、品川の射殺に続く“第四の事件”は、何としても防がなければならない。右京は、ロンドンの事件の場所と被害者を照らし合わせ、池袋近辺にある大学の女性学長が次のターゲットではないかと推理。警察は、右京の進言に従って、女性学長の警護にあたるが…!?
 そして、南井の最終的なターゲットが右京の現相棒である亘ではないかと推測した右京はある行動に出て…?

相次いで起こる事件は南井から右京への挑戦状!?
最後のターゲットとして、相棒=亘に魔の手が…。
天才vs天才の戦いは衝撃のラストに向け、さらに加速する!!


ゲスト:伊武雅刀

脚本:徳永富彦
監督:内片輝
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2020年1~3月期ドラマ雑感

2020-02-03 16:59:11 | ドラマ・映画
『絶対零度〜未然犯罪潜入捜査〜』
 もはやseason1とは全く別物になってしまった。
 “未犯システム”が機能的信憑性や存在意義には大いに疑問を感じるが、システムが示した容疑者がどのような行動を起こし、その事件の裏にあるものが見えてくるという過程は楽しめる。
 各話(第4話を除く)の冒頭、香坂(水野美紀)殺害事件がちらっと挿入されるのが鬱陶しい。

『ケイジとケンジ ~所轄と地検の24時~』
 主役の一人の東出昌大の騒動が大きなマイナスとなり《、第2話の視聴率が急落》と言われたが、通常、どのドラマも2話は視聴率が下がるので、そうとは断言できない。
 ただ、もう一人主役の仲井戸豪太(桐谷健太)のキャラが自己中心過ぎて、フラストレーションが溜まる。
 他のキャラは面白い。特に、電話で大貫(風間杜夫)が樫村(柳葉敏郎)をいたぶるシーンや、みなみ(比嘉愛未)が関西弁で切れるシーンが面白い。
 あと、初の殺人事件を担当した真島(東出昌大)が、捜査がうまくいかずに精神的に限界に達して崩れ落ちるシーンはリアルの騒動とダブって吹き出してしまった。
 第3話の“落としの長さん”はナイスキャラだった。
 第4話で、仲井戸のキャラがウザさの程度で、視聴離脱を決めよう。

『トップナイフ ―天才脳外科医の条件―』
 深山瑤子(天海祐希)と黒岩健吾(椎名桔平)は安定感のあるキャラでドラマを締めるが、西郡琢磨(永山絢斗)はありがちなキャラで、時々手の震えを発症するのもありがちのような……
 小机幸子(広瀬アリス)は偶発的に解決のヒントを提示するだけのキャラ。一人ボケ(特にバーでの恋愛騒動)は要らない。
 各話の症例がレアすぎるのがイマイチ。しかも2例同時進行でなので、焦点がぼける。さらに、深山と黒岩の過去や西郡の手の麻痺も絡めのは詰め込み過ぎだろう。
 次話で離脱か?

『ハムラアキラ ~世界で最も不運な探偵~』
 気怠く、ハードボイルドな女性探偵・葉村晶(シシド・カフカ)。
 不可思議な展開と推理も楽しめるが、ドラマ性もあり、もしかしたら今クール一番面白いかもしれない

『アリバイ崩し承ります』
 第1話を見ただけなので、まだ“何とも”(評価できない)。
 渡海雄馬(成田凌)のキャラがムカつく。
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不合理なプラごみ問題 その2

2020-02-01 15:50:06 | 時事
 レジ袋有料化より先に動きがあったのは、ストローの廃止。

 数多いプラスチック製品の中で、ストローが先駆けとなったのは、小さいが故にリサイクルしにくいゴミとなり、海に流出するというのが理由らしい(海洋生物に突き刺さっているストローの映像はインパクトがあった)。
 海に流出したプラスチックは塩分や紫外線などで細かく分解される。最終的に0.5ミリ以下、重さ0.1ミリグラム以下の小さな欠片(マイクロプラスチック)となり、海に残り続けてしまう。あまりに小さいので回収するのが難しい上に、魚たちがエサと間違えて食べてしまうことも多い。海を汚してしまうだけでなく、魚にも悪影響を及ぼしているという。
(記事元:『Foodist Media』の記事「飲食店でプラスチックストロー廃止の動き広がる。なぜストローはダメ? その理由」

 ごみ削減という観点から、当然、賛成すべき動きだが、私が気になったのは、ファストフード店だけでなく、ファミリーレストランでもストロー廃止に動き出したこと。
 ファストフード店では、店内飲食もあるが、テイクアウトも多く、それらが不法に廃棄されることが多いということは考えられる。しかし、ファミレスでは、店内飲食が主である。店内で飲食した場合、それを持ち帰る客は稀であり、多くは店内で回収されるはず。その後、正しく処分されれば、海洋ゴミとなることはないはず。なので、ファミレスのストロー廃止の動きには釈然としない。
 ファミレスの場合、ストローを使用する場合、その多くがグラスで、女性がストローなしで飲んだ場合、口紅が付着する。それを洗い落すのはなかなか大変で、労力と水道代(下水道代)もバカにならないと思うが、どうなのだろう?

 ちなみに、ストローもレジ袋同様、プラスチック製でなく、紙や竹・藁製に移行する動きも見られる。
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2020全豪オープンテニス 男子準決勝フェデラー×ジョコビッチ 簡単感想

2020-02-01 08:46:33 | スポーツ
 ストレート負けだが、全セット競っての敗戦だったが、予想以上の接戦と言えるかもしれない。

 今大会のフェデラーは苦戦が続いた。特に準々決勝では7度のマッチポイントを握られるという大苦戦。おまけに、足の付け根に痛みを感じあらしく、メディカルタイムアウトを取っていた。
 スタミナや身体面での不安を抱えての準決勝だったが、フェデラーならでの巧打やスーパーショットが多く観られ、安心した。(メディカルタイムアウト前のフェデラーの動きは、かなり鈍かったらしい)
 勝負としては、第1セット第1ゲームでブレイクポイントを握られたが、何度も凌いでのサービスゲームのキープ。更に、2度ブレイクし(1度ブレイクバックを許したが)、5-3で迎えた第9ゲームをブレイクされたのが痛かった。
 結局、タイブレークで敗れ、第1セットを失った。このセットを取っていたら、勝利もあり得たかもしれない。

 第2セットは4-5で迎えた第9ゲームをブレイクされ失い、第3セットも1ブレイクダウンで取られ、ストレート負け。
 競った内容だったが、ジョコビッチはここぞという場面を逃さなかった。フェデラーの巧打、強打にも泰然と対応し、余裕に近いものを感じた。もしかすると、見た目以上に差があったのかもしれない。
 フェデラーファンとしては、“勝てないこともない”という感触を信じることにする。

 準決勝のもう一方は、ティーム×ズベレフ。未見で結果も知らないが、今大会のティームのプレーは素晴らしく、特に、準々決勝のナダル戦は秀逸の名勝負だった。
 ティームの優勝もあり得る。
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