他にもいろいろ出てこなければいいのですが…

JR博多駅西で起きた昨日の道路陥没には驚いた。これは国内からの映像と疑った。

地下鉄工事が原因らしい。

原因は、岩盤とその上の粘土層を掘り進んでいた工事が、天井部分の粘土層を薄くし過ぎて、粘土層上部にある堆積層を空にしてしまい、堆積層に載っていた舗装道路を陥没させたものという。

問題は、この工事は同様の事故を2000年、2014年にも起こしていて、過去の教訓を生かしていなかったことでしょう。

責任は、設計業者？　施工業者？　管理者たる福岡市？　一か月ほど前に地質調査をした業者？

全員が過去の事故を承知していて、難しい地層での工事であることを認識していたはずですから、責任はだれではなく工事に関わった全員にあるのでしょう。


福岡市長（設計は福岡市交通局）が、昨夜、申し訳ありません、ただ、腹立たしい、と記者会見をしていました。また、地質調査会社の社長は、地下鉄周りの地層には隙間がいろいろ出来るものと、事故はつきもののようなこを匂わしていた。

二人とも、それダメ、でしょう。

腹立たしいのは、事故現場周辺の住人/企業/利用者でしょ？市長さん…

何で今さら地質調査を必要としていたのだろうでしょ？社長さん…

中国に負けないインフラ工事、工費に見合う質の高い工事、を海外に売り込んでいる日本、国交省大臣のほか安倍さんもこの事故現場へ行き、海外に工事やプロジェクトを売り込む前に、我が国に広く蔓延している、低い危機管理意識を自覚してほしいものです。国民を守り、悲劇を輸出する前に…

日本、どうしたのだろう…