さんぽ道から

散歩中の雑感・モノローグを書いてみました

謎と疑問との違いは・・・

2017-05-15 08:54:31 | 抜き書き


<「ぼくの仕事には謎はほとんどと言っていいほどありません。答えの見つからない疑問?そんなのはしょっちゅうです。でも謎はありません。人間の体というものは、ありがたいことに、意外性というものがほとんどないんです。被害をたどればどこかに行き着き、結論にたどり着き、原因と結果が解明できる」>ジョン・ハート東野さやか訳「ラスト・チャイルド」P442より

注)辞書によると、
謎とは、内容や正体などがはっきりわからない事柄
疑問とは、本当かどうか、正しいかどうか、疑わしい事柄

上の文章は、監察医が刑事に自分の仕事を説明している一節ですが、
謎とは、疑問とは、普段あまりその違いを突っ込んでみたとこがないので
拾ってみました。

作中の監察医は、意外性の有無で、
言い換えると、
普段では想像できないことの有無で、
意訳すると、
客観的な方法で系統的に究明できるか否かで、

謎と疑問とを、
使い分けているようです。

科学者らしい使い分けですね。

これは我々が普段使い分けているのと一緒だろうか?

もっと図形的にならないだろうか?

先ず全然わからないことが初めにあって これが 謎、
謎の解き明かしの課程に仮説が出てきて これが 疑問、

疑問を科学的に解き明かすと答えがある。
元の謎=原因と、現状=結果が判明する。

疑問が科学的に究明できないと、
取りあえず、
不思議という言い回しで、
ペンディング止まりとする でしょうか?

謎→思考→科学→疑問→科学→プロセス(原因~結果)の解明
科学で解明できない状態を 不思議 として棚上げする…

キーワードは 科学 のようなので
監察医の説明と一緒になりました…

そういえばTVの刑事もの、捜査ものも
謎(事件)~疑問(推理)~解決(科学的な解明と人間関係の説明)~
ハッピーエンド(のほうが好まれる)
ですよね。

分かりきっていることをほじくり返しただけでした…
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