一昨日8日の午後4時過ぎに起きた宮崎日向灘の地震は、
マグニチュード7.1、震度6弱の地震(フィリピン海プレートの沈みこみ)でしたが、南海トラフ大地震の始まりではないかと 大きな報道でした。
気象庁は初の巨大地震注意報を出しました。
震度6の地震なのになぜ?
巨大地震注意報で、
岸田首相は非常事態に備えて9日からの中央アジアへの訪問を中止し、東海道新幹線も9日から静岡・愛知間の走行速度を落として運行するとしました。
そんなに大変?
そんな中で 昨日9日の午後8時前に起きた神奈川県西部の地震(マグニチュード5.3、震度5弱)もの)は、南海トラフ大地震の一端の揺れではないかとビビリました。
専門家によると伊豆半島が丹沢方面のプレートを押し上げための地震としましたので、ホッとしましたが、帰国中の孫はしばらく食卓の下に隠れていました。
南海トラフ大地震とは、
満州・朝鮮半島・西日本の下にある(アムール)プレートの下に(紀伊半島から四国西部まで)接続するフィリピン海プレートが沈み込み、アムールプレートがフィリピン海プートレの沈み込みについて行けず、摩擦で一気にその先端が跳ね上がる(逆断層型運動)によるもののようです。
セルロイドの下敷きを曲げて、手放すと、パチンと顔に跳ね上がる あの痛さが南海トラフの衝撃です。
8日の宮崎沖の地震は、フィリピン海プレートの端が沈みこんだだけで、逆断層型運動はなかった故 地震の規模は小さかったのでしょう。
しかしフィリピン海プレートの沈み込みで、アムールプレートの反動があると巨大地震につながります。
この恐れで 巨大地震注意 が出たのです。
心配ついでに、
伊豆半島の動きは富士山の噴火につながる恐れはないのだろうか?
猛暑が我々を、地球は大丈夫だろうかと、不安にさせています。
玄関の半分は防災グッズで埋まっていますし、枕元には非常時持ち出し品が入る小さなウエストポーチを置いています。
日本は災害大国です 後悔先に立たず 転ばぬ先の杖 で準備しましょう。
今日のニュースは:
・トランプ米大統領候補が、8日、米大統領は金利や金融政策に何らかの発言権を持つべきだ、と言ったことに対し、サマーズ元米財務長官・ハーバード大教授は、この発言にがくぜんとしたと。
政治家の関与は、インフレの高進や経済の弱体化を招くだけと言い、政治家と中央銀行の金融政策は利益相反の関係にあるべきで、それぞれ独立していなければならない、政治家が干渉しインフレ・経済減速を招いた例は中南米では数えきれないほどあり、米国ではニクソン大統領も失敗したと 述べました。
サマーズ氏の言う通りでしょう。
先日の日銀の利上げも、自民幹事長の茂木氏の提言を受けたもので、結果、株価や為替に大打撃を与えました。
・以前クライスラー社で今のステランティス社は、米デトロイトのトラック工場の従業員を2450名削減するとしました。
従業員8.5万人の米のネットワーク機器のメーカーのシスコ・システムズは、2月の9000人の削減に続いて、新たに数千人の人員削減を行うと。サイバー・やAIの事業に軸足を移すためとか。
インテルは先週15000人を超える人員削減を発表し、デル・テクノロジーズも営業体制の再構築と人員削減を発表しました。
米国企業の強みは人員(直接費)の削減を躊躇しないことです。速首切りの良し悪しは別にして、業績の改善には速効です。
雇用の増減からすると、今後伸びる技術ジャンルは、サイバーセキュリティやAIなのでしょう。
・半導体受託生産最大手、台湾のTSMCの7月の売り上げは、前年同月比45%増と。
AI(人工頭脳)需要は半導体の伸びほどに伸びているのでしょうか?
AIの需要先はどこ?
では