何のために政治をするか、昨日のBSプライムニュースをみていて、弱者救済こそが、最大の任務ではないかと思いついた。
人はだれもが、弱者になりうる。宮本北海道大学教授が、99%の人が弱者であるという本を書いているのが紹介されていた。まさに、その通りで、政治の役割は、弱者救済にあると思う。
難病に罹患して、「困った人」になってしまった作家の女性もでていたが、彼女は、決して弱者ではなかった人であったのに、「くじをひいてしまって」難病になり、国の制度の、難病対策などの脆弱ぶりに驚くこととなる。
日本という国のイビツなところを、あらためて、思い知らされた。政治の役割というのは、個人では対策できないことを相互扶助的に解決していくことが、最大の任務である。
制度の実態、弱者の状況、こういう問題を詳しく把握しているところが、実はない、ことも驚きである。実態把握ができなければ、問題解決のしようもない。
報道側に、体系的にそういうデータをまったくもっていないことにも驚く。それで、どうして社会の公器などといえるのだろうか。
政治は、体系的に、調査し、真剣に問題解決にむけて動きださなければならない。
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