空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

やるべきことをやらず、してはいけないことをやる

2020年08月21日 16時53分18秒 | 思考試行

 コロナ対策では、検査をやって、陽性者を隔離する。そのことが、あらたな感染者を出さないための有効な方策と思われるのだが、日本のやり方はそうではない。マスコミがなんでやらないのかと大騒ぎしても、擬陽性、偽陰性の問題があって、などといい、できれば検査はやりたくない方針らしい。

 擬陽性、偽陰性の問題があることを知っていれば、人為的に対処すれば充分対処できる。することを、しないで、検査そのものをしないという理由にするのは、いかにも無理がある。

 外国の例をみるまでもなく、当然の段取りを否定するこの国の論理には胡散臭いものがある。

 コロナ対応のため、医療機関が大きな出費を強いられ、夏のボーナスも支払えない、という病院施設もでてきている。財政的な支援態勢が全く不十分である。対処しようとする動きもみえない。

 休業要請をした業者への補償はわずかであり、多くの業者がコロナ倒産に追い込まれている。

 医師への用具などの手配にしても、充分とは言い難い。

 そうしたなかで、マスクや消毒薬など、不足していることにつけこむ買い占めが起きて、不当な値段のつり上げが生じた。転売を禁止したものの、早くも転売禁止は解除するという。

 GO TOトラベルでは、案の定感染者を全国にまき散らした。

 経済活動をしなければ生きてはいけない。一方では、感染者の拡大に対処しなければ、動くにも動けない。焦点が定まらない。

 いらないマスクを配布したり、転売禁止を解除したり、感染者をまき散らすキャンペーンをしたり、どうもやることがピント外れである。

 もともとインチキ小選挙区制による少ない支持率で、数だけは多数をとれるという、民意の反映など糞くらえという制度によって、議席を掠め取り、官僚の人事権を一手にした効果を充分発揮している。

 国の機関は、政権の意向に忖度するようになり、次々と問題が発覚してきた。異様な事件がどんどん起きた。モリカケ、桜を見る会、議員の汚職、首相は、その都度、責任を痛感する、というだけ。説明する、と言いいながら、説明しない。公文書の改竄をやらされた公務員が自殺しても、平気らしい。こんな鉄面皮な態度をいつまで続けるつもりだろうか。真顔でウソをつく。自分が正しいと、思い込みさえすれば大丈夫だ、ということか。 そんな人が実際にいるという話は聞いたことがある。

 医療機関への支援体制など、なんでやらないのか不思議で仕方がない。ただちに財政出動しなければ、なんのための政府かといいたい。

 転売禁止を解除してくれとは、誰が要求するのだろうか。大儲けをたくらんだものの、品物が足りてきて、処分に困ったヤカラが、「オネガイ」したのだろうか。その筋の要求に応えることは、なんと素早いことかと思ってしまう。


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