住宅地の中に、突然その家があることに気づいた。衆議院選挙に立候補した人の家である。まわりの家に比べて、質素であり、貧しさが目立っている。大人しそうな人であったが、今回は若手に変わっていた。その家は、長年そこにある風情で、壁には、たくさんの共産党のポスターが貼ってある。
昔、ソ連から資金が来ている。いや、中共からもと、他の政党支持者など、まことしやかに、うわさを流していた。今や、ただひとり、政党助成金を一切うけず、そんな事実もないことがわかっているなかで、候補者だった人の家をみて、本当に貧しい人の立場に立ちつづけてきた党であることが、実態としてわかる。
一体、何なんだろう。不実な、噂をまきちらし、嘘を撒き散らし、そして、権力にしがみつき、利権を貪る連中が、いつまで、のさばるのだろう。こんな卑劣なこ汚い連中に、権力をにぎらせるのは、国民の民度を示しているのだろうか。
いま、自民党は、インフレ政策を急ピッチですすめ、弱者からさらにしぼりとり、富裕層奉仕の道をたどろうとしている。戦争のできる国をめざすことを隠そうともしない。本音を出し、威勢よく、札を刷りまくれと日銀に恫喝を加えている。実際経済の成長ではなく、紙幣をするだけで、問題解決になるのだろうか。
そんなことをすれば、なけなしの庶民の貯金は、インフレで吹き飛び、物価があがっても、賃金はあがらず、非正規雇用をはびこらせて、若者たちは結婚もできず、技術を磨くこともできず、使い捨てにされたままであれば、いずれ、国の体をなさないほど疲弊するほかない。
一部の富裕層のためだけの政策がいかにお粗末なことか、まだ彼らは気づかない。それは、いずれ富裕層にとっても、彼ら自身の首をしめ、自己崩壊の道をたどる道である。
共産党の候補者の家をみて、真実、実態と虚構、嘘と誠、の対比をみた感じを強く受けた。正論を主張し、声をあげるのを、やめてはいけないことを実感する。若者たちの奮闘を期待したい。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます