空をみながら

 地球規模、宇宙規模で考える。死角のない視野の獲得。憲法9条を守ろう。平和のための最高の武器だと思う。

発言と訂正

2011年05月23日 10時25分48秒 | 思考試行

菅政権で、内閣参与の発言が、軽いという取り上げ方がされている。事実と違う内容を発言し、それが、訂正されたりすることが、新聞に出ている。

勿論、間違ったことを言うと、それなりの反応、効果があり、被害者がでることもある。間違ったことを言うことは、良くないに決まっている。

それでも、そこに、悪意でなければ、その後処理がきちんとできるのであれば、それは、発言者の誤解があったということ、そして、それが是正されたことを意味するので、発言が、軽い、重いではなく、思ったことを言わなければ、何を考えているのかがわからないから、ともかくも言う方が、良いと思う。間違っていれば、訂正することで、事態の正確な把握につながるのである。

そうではなく、はじめから悪意で、発言するのは本当にタチが悪い。たとえば、今回の大震災での、原発事故を、フジテレビのなんとか局長が、「菅総理の責任だから」ときめつけて、退陣を約束すれば、野党の協力も取り付けられるのではないか、などといったものなど、ムチャクチャな論理を平気でいう。

同席していた細野氏は、それには、関わりない態度をとったが、表情は怒りというものではなく、政治家らしい意味不明の微笑を浮かべていた。そこには、権力闘争の反映があるのだろうか。それともアホなことをいうなあ、ということか。永田町の風景の一端をみた感じである。

そして、この放送局がとったアンケートでは、政府の出す原発情報を、80パーセントの人が信頼していない、という。ホントだろうか。こういう、アンケートの真偽を、まずは、疑う。意図的なのである。菅総理の退陣をなんとか世論にしたいという、どこかの思惑がミエミエである。

この国の、政治家、支配層、権力志向の連中、評論家たちは、「ヘンテコグループ」と「まじめグループ」に、はっきりと分かれてきているように思う。

国民の目は、どうか。騙されやすい人が、かなりいる。子供の目のようなところもある。

ツボにはまれば、真実を知り、ヘンテコグループの長年の支配から、いよいよ、脱却するかもしれない。今度の大震災が、その機会になる可能性もある。責任もない人に、責任を負わせようとしたり、ヘンテコグループの馬脚があちこちで出てきているからだ。

ヘンテコグループよ、おおいに、発言してくれ。黙って、賢そうな顔をされると、ホントに賢いかな、と誤解してしまう。倒閣運動でもなんでも大いにやればいいのだ。その中に、そういう連中に騙されては、いけないことの意味が、はっきりとでてくる。

菅さんらは、本当によくやっている。やるべきことを、やるのみである。それでいいのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿