もちろん、同行の教授の支えがあってのこそだが、日韓問題に切り込んでいったホンコン氏の取材姿勢は素晴らしかった。韓国の学生や、若者との取材についても、本質に肉薄する、シロウトのよさがよくでていた。
韓国のいつまでも、グズグズ言っている姿は、本当に付き合いきれない感じを持つが、政治の事情が、国民に十分伝えられていない現状だったり、戦争が起こると、いろんな悲劇が起こる実例が掘り起こされた。
筋を通した話しが、できるかどうか、ホンコン氏は居酒屋での若者との話し合いは、結構深い話しになっていた。いままで、こうした取材ができていなかったことが不思議である。
日本の側の左翼からは、こうした動きはないし、右翼もそうだ。誰がやるのか、日本政府の立場を代弁するものがいないし、韓国とどうしても仲良くやっていきたいというモチベーションそのものが、薄くなっているように思える。
その意味では、ホンコン氏の今回の取材旅行は、明らかに、成果があった。芸人たるホンコン氏の仕事としては、満点があたえられよう。マスコミの企画力ということになるのかしらないが、事実、生の韓国国民の声が聞けたのは、たいしたものである。