昨日は、三島由紀夫さんの戯曲2編を読んだ。彼は、小生の考え方と最も遠い存在と思っている。特に彼の生涯最後の、ハラキリは理解に苦しむ。共感など、とてもしないと考えていた。
サド侯爵夫人とヒットラーを題材にした戯曲である。才能の豊かさには舌を巻かざるを得ない。劇として、面白い。彼の明晰な表現力は、巻末の自己解題で解き明かされる。明確な着想に基ずくしっかりしたネライがあって、それが、完結され徹底できている。
わが陣営に、こうした人物がいるだろうか。こちらは、朴訥、不器用、美的センスゼロ、硬直、のイメージで、彼は、まさにその真反対である。しかし、そのなかに、明らかに、愛情不足があって、人間不信があって、独力で生きる、深い孤独も見られるように思う。いくら、はなやかに、成功しても、そこに健全なカオリはない。
頭がいい。だからといって、人間として、素晴らしいとはいえない。負け惜しみではなく、そう思う。
その才能がどのように活用されるかが問題で、我々の陣営で、活躍してほしかった。しかし、それでは、彼ではなくなるのだろう。
サド侯爵夫人とヒットラーを題材にした戯曲である。才能の豊かさには舌を巻かざるを得ない。劇として、面白い。彼の明晰な表現力は、巻末の自己解題で解き明かされる。明確な着想に基ずくしっかりしたネライがあって、それが、完結され徹底できている。
わが陣営に、こうした人物がいるだろうか。こちらは、朴訥、不器用、美的センスゼロ、硬直、のイメージで、彼は、まさにその真反対である。しかし、そのなかに、明らかに、愛情不足があって、人間不信があって、独力で生きる、深い孤独も見られるように思う。いくら、はなやかに、成功しても、そこに健全なカオリはない。
頭がいい。だからといって、人間として、素晴らしいとはいえない。負け惜しみではなく、そう思う。
その才能がどのように活用されるかが問題で、我々の陣営で、活躍してほしかった。しかし、それでは、彼ではなくなるのだろう。
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