ついに安倍首相は、忖度について触れた。周囲の状況がはっきりしてくるなかで、自分は関係ない、と言い続けてきたのだが、どうみても、森友、加計問題は、特殊であり、エコヒイキを絵に書いたような、画面が出てくる。忖度はあったかも、と言うほかなくなったということか。
言抜けしようとすればするだけ、その状況が浮かび上がってくる。首相秘書官が通常は会うことのない、地方の役員と3度もあったり、首相案件だから云々など、ありえない話がでてきた。
こうしたなかで、自分は知らないが、周囲が忖度したかもね、とい言い出したのだから、少しは良心があるということなのか。
問題は、国政を首相個人の思惑で、思うとおりにするというところにある。こんなことが当然のごとく行われるようになれば、まさに独裁である。
時代遅れの価値観、教育勅語に感動する首相夫妻、それを実行しようとする者に援助する、そればバレたら一転して、罪人として拘禁し、釈放せず、喋らせない。今度は切り捨てにかかる。
バレバレの猿芝居。それでも自民党の支持率は下がらない。なんでか。他に政治をまかせる受け皿が見当たらない。という図式にみえる。
野党は、政権の受け皿を準備し、堅実な理念、方策、展望を示すべきだ。確固とした展望を示し、将来展望を示すべきだ。
敵失の追及だけをやっていることは、現体制を是認していることにつながるのみである。どこをどう変えるのか、どんな国にしていくのか、大胆な提言が必要である。
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