芸術というのは、作者の何らかの思いを表現したものだと思うが、小説、詩、短歌、俳句など、文字で表現するもの、絵画、それはさまざまの表現方法がある。彫刻、そして、音楽。ほかにも人間の五感に対応する思いの伝達が、さまざまになされる。
音楽は、音楽でなければできない感情の襞までせまってくる。文字では表せない領域が、はっきりとある。感情の「香り」のようなものがあって、共感すれば、それは愛し合う二人にとっては、まるで、この世にあって、この世ではないという幸福感に包まれることだろう。
などと、戯言を言いたくなる。特にクラッシック音楽などは、そんな境地をよく表現している。音楽の分野も次々と、新しい表現が工夫される。音の世界というのは、感情に直接的な作用があるような気がする。まあ、これも単なる思いつきであるが。
しかし、音楽には具体性がない。明確な論理というものは、表現できない。そこは、文字の世界だろう。明確な論理を展開し、音楽や他の芸術ともコラボして、壮大なイメージ、展望を示せないものだろうか。今の世の中の矛盾を掘り起こし、来るべき将来を展望する論理とイメージである。
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