ドラマで、人を感動させたり、小説が、人生に大きく影響を与えたり、最近はゲームの世界でも、人の人生観に影響を与えるものがでているかもしれない。ものすごい人数の人が、熱中しているところをみると、そのような要素があると思う。
小生は、マンガ世代でなく、書店に行っても、マンガコーナーは、素通りするが、たまに喫茶店兼食堂のような店に入って、マンガがたくさんおいてあり、注文の品がくるまで、手に取ってみたことがある。絵があって、ストーリーがあるわけで、映画のようなものだ。わずかの時間で、一話を読んで、マンガの力を認識した。
シーンが具体的だから、わかりやすいし、イメージも描きやすい。説得力もある。マンガ作家は、強力な発信力を持っている。そして、お笑い芸人は、人間性そのものが勝負である。人間性の多様性、その人の人生観、人間的魅力、こっけいなギャグだけで生き残れる仕事ではない。
単に好感度ばかり、追いかけてもダメで、やはり、人に対して、ある種の感銘をあたえる仕事だと思う。素直さや、人の良さや、人間社会に対する深い洞察や、人間というものの可能性、展望、楽しく過ごすワザ、などなど、人類のリーダーになるポジションにいる。
といっても、聖人君子を目指すわけではない。庶民の中で、艱難辛苦をした人、している人、その現状を知り、自らもその中にいた人もいるかもしれないが、それこそが、力である。勉強をする環境もなかったかもしれない、エリートとは無縁かもしれない、しかし、そこが大事である。そこからの人間の展望である。立ち上がる展望である。
エリート出身であってもいい。お笑い芸人に、制限はない。
多様な、育ち、生き様、そのような環境の違う人たちが、同じ仲間として、「お笑い芸人」として、ジャンルを構成している。可能性を秘めた人々である。期待の眼で見ている。
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