衣食住ということになるが、それだけでは、人間は満足しない。よりよく生きるというためには、生きがいがいる。それは生活に追われて、日々暮らすことのなかにもあるけれども、余裕のある暮らしのなかでも、生きがいのない、鬱々とした生活では、健康に生きてはいけない。
人によって、その生きがい感は大きく異なる。いきいきと楽しく生きている人がいる一方では、恵まれた環境にあるにもかかわらず、楽しめない暮らしを続けている人もいる。
それは、考え方だけなのか、身体の物理的事情によるものか、脳細胞、神経回路の異常なのか、最新科学は相当な進歩をみせていて、従来ならば、だから、科学ではすべてはわからない、そこで神さんが登場するのだと、なるところを、踏みとどまり、人が人として生きていくことを、可能にする環境を獲得しつつあるのではないだろうか。
安易に神さんを持ち出さず、迷信の世界から脱却することが健康に生きる出発条件になることがいよいよ鮮明になりつつある。宗教で人を束ねたり、奇跡を言い合うなどの風景は、不健康であることを常識としたいものである。
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