金、名誉、地位、・・・どうやらそこには、人生の醍醐味はないのではないだろうか。生きる喜び、生きがい、そうしたものは、他者との関係において、自分の役割があってそれが自覚的にもできていると感じたとき、役立っていると、明らかだと思えたときに、そう感じることができるのではないだろうか。
そして、価値観の歪みが、本人のみならず、周囲に対して、悪影響を与えることが、問題である。本人だけでとまるのなら、それでいいかもしれないが、そうにはならない。ヘンテコな価値観を持つものが、力を持つとき、周囲に必ずその悪影響を齎すこととなる。
本人だけでは済まないのである。しかも、本人が気付くことは相当困難である。ましてや、自身がかなり裕福であって、経済的に困難でなければ、そのことで悩んだりはしないし、それが、自分の価値観は、間違ってはいない、うまくいっているはずであるとして、多少問題があるにしても、相対的に大したことがないと判断して、自身とは関係ないと思うことだろう。
だが、変なルールをもちこまれ、従来とはちがう現象が起き、収入などが変わってくると、無関心ではいられない。今まで、普通に暮らせたのが、それができなくなったとすれば、誰もがうろたえることになる。
そんな時代が迫っているようだ。気付けば、とんでもない方向に政治の世界が走り、それが、庶民の暮らしに大きな影響をあたえている。とんでもない時代がせまっている。
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