空をみながら

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コメディアンが大統領になった。

2019年04月23日 16時29分06秒 | 思考試行

 トランプ大統領もテレビに出ていたらしいが、ウクライナの新大統領は、まさに、自分が演じた役そのままに、ドラマを現実のものにしてしまった。

 コメディアンは、多勢の人を相手に、パフォーマンスをするのだから、普通に考えて政治家になるのは、自然のことであると思う。

 人前でしゃべるのは苦手だという人は、絶対に政治家になどなるつもりはないだろう。

 大事なのは、話す材料であり、なにを訴えるかである。現実分析を行い、改善方向を示し、自分は、どうやりたいかを訴える。問題は、その材料である。

 材料が良くないと、国民は大迷惑をする。自国ファーストを公言して突っ走るアメリカ大統領は、危なっかしい。

 それでも、彼の周辺や、多くの良識ある人々が、彼の独走を野放しにしてはいないようだが、なにをやらかすかわからない様子は見て取れる。

 日本は、常に、世界の最強国たるアメリカに付き従い、属国のような振る舞いを続けてきている。アメリカと戦争し、原爆を二度も落とされ、大量虐殺とも言うべき一般国民への大空襲を全国にわたってうけ、とことんまで行って、ようやく降伏したのであったが、その敗戦で民主主義に始めてふれ、生まれ変わって戦後日本がある。

 韓国のような恨み節がないのは、日本人の特質というか、切り替えがうまいというか、早いというか、節操がないというか、過去の反省もそこそこに、現在がある。そもそも、有力者が、反省なんてすることが必要と考えているかどうかもわからない。

 要領よく立ち回り、条件を活かしながら、技術力を磨きながら、先進国といわれるまでになってきた。

 外国と比べて、日本人は特殊だとよく言われる。それは、勤勉で、助け合い、協力しあう関係を築きやすい国民性がよく作用しているのかもしれない。

 政治の世界もその意味では、割りに現状に適応しながら進めてきたように思う。だが、本当に民主主義が根付いているかどうかは、疑問がある。まだまだ、改善の余地がある。

 そこで、広い範囲で、芸人、コメディアンなどの人々がその力を発揮することは、政治の世界には有効であり、有益だと思われる。しっかり勉強して、その能力を発揮することが期待される。

 ウクライナの場合は、非常な困難が予想される。国情がある。ロシアとの関連がある。どのように、国が変わっていくか、政治の素人の新大統領の手腕を注視したい。

 


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