いよいよカダフィ独裁政権の終末が近づいているようだ。昨夜も寝つきが悪く、久しぶりにNHKラジオ「深夜便」を聞いた。
懐かしい明石勇さんが、ここにいた。エスペラント語の話が流れている。海外からのニュースであるとか、本の紹介とかいろいろあって、ゆったりと眠くなるまですごせた。
そこでカダフィの話を聞いたと思ったのだが、そうではなく、目覚めて朝のニュースで聞いたのだったか、トリポリにまで反政府軍がせまっているという。
シリアの独裁政権の命運も、もはや時間の問題のようだ。独裁政権の腐敗堕落が明らかとなって、抑圧されてきた民衆の怒りの前に、崩れ去ろうとしている。
いずれにしても、中東の動きは、新しい動向を指し示しているように思える。いつまでも、無理は続かない。あるべき方向へと動いているようだ。
日本はどうだろうか。原発について、陰謀、弾圧、抑圧、買収・・・あらゆる手段をこうじて、原発を推進してきた自民党が、今度の事故で示している態度をどうみるか。谷垣氏は、「事故後の対応がどうだったか、検証しなければならない。」などという。軽く「反省している」などというが、そこには重点はない。
報道、権力、財界、が結びつけば、ある階層の人間にとって、都合がよくなる政治が可能となる。弾き飛ばされた人々は、低賃金、結婚さえできない現実に追い込まれている。まじめに働きさえすれば、誇りを持って生きていける状況にはない。年金制度にも入れない。自民は、ここまで、弱者を追い込んできた。
こんな状況から、民主党政権ができた。弱者へ目を向ける方向が少し出てきた。それを「バラマキ」として、いま、自民党は、ことごとく潰そうとしてきている。参議院選挙で得票数では民主にまけていながら、議席配分で勝利したのをうけてのことだが、徹底的に民主政権を攻撃する。
地震対応についても、菅さんではダメだ、と言いつのり、必要な立法もさせない。協力するといいながら、実際は、意地悪くことごとく邪魔をしてきた。
中東と比べて、日本の場合は、どうだろうか。格差社会であること、そうすることを是認しているのだから、自民の方向は、カダフィに近い。当然弱者は怒るべきである。
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