世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

学校なんか行かなくていい

2016年08月20日 | 100の力
『地球が教室、旅が授業』 by Asay

(「地球はわが家の教室 - 子育て400日間世界一周」 くもん出版 かじえいせい著より)


「アイデアと移動距離は比例する」

あるいは、

「移動距離と真実を見る目は比例する」とも言われる。


ところが、

バーチャルの世界だけで、すべて分かった気になる「情報デブ」がどんどん増えているのが日本の現状だ。

景色、街並、空気、気候、人、言葉、音、色、そして匂いなど様々なものによって五感が刺激され、

この五感が極限に敏感になった状態こそがアイデアを生み出す「クリエイティビティの源泉」になる。


「情報デブ」は

自分で経験できないことは、メディアを信じてしまう傾向があり、

地震や台風、水害といった自然災害、

あるいは、戦争やテロといったいざ本当の危機が訪れた時に身動きが取れなくなってしまう。


知りたいことのおおよそ半分は、ネットや本で調べればわかるだろう。

が、どこにも載っていない「もう半分」を知るためには、自分で考え出すか、経験するしかない。


現場を体感していれば、

テレビなどで最新の情報など追わなくても、自分の感覚で世界情勢を理解することで、

自分の立ち位置をしっかりと見極めら、どう行動していいのかという判断力も自然と身についてくる。

日本を離れ、自らの五感を通じて世界を感じ

勇気を持って反対意見や周りに合わせない発言ができるようになる。


2016年はもう戦後ではなく、「戦争前夜」かもしれない。

「君たちに戦争の責任はない。でもそれを繰り返さない責任はある」ことを忘れてはいけない。


成熟社会になり、景気が低迷し、イノベーションが息詰まり、閉塞感が漂うと、

「国とは何か?」、「自分は一体何者なのか?」、「これからどのように生きていけばいいのか」などといったことを

考えるようになってくる。


日本のことを知る、自分が何者なのかを知るためには、

とにかく一度身体ごと日本を離れる必要がある。


「西洋文明を救いうる唯一の道は瞑想である」とも言われる。


夏休みももう後わずか。

さあ、親子で学ぶ旅へ出かけよう。


     夏休みの宿題に精を出す(「阿蘇・瞑想の森」にて)


㊟ 一部、夏目氏の記事から抜粋、加筆しました。

【追記】



かじえいせい著 「地球はわが家の教室 子育て400日間世界一周」くもん出版

アマゾンにて発売中