世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

お金と時間があれば

2016年08月06日 | 100の力
少しだけお金と時間に余裕ができた。

震災後、ここ阿蘇・西原村に腰を据えることを決意してからのことだ。


福岡と熊本の店二軒分をたたんで、まだまだ荷物が溢れかえっている。

それを片づけながら西原村にカフェをオープンさせた。

と言いながらも自らの心と身体を癒しながらのんびりと構えている。


悠々自適とは言わないが、泰然自若(stable)たる心境にある。


ただ、荷物の整理や敷地の管理などで毎日汗だくになり、

ここひと月で4キロほど痩せた。


     竹も切らなきゃ(少なくとも100本はあるかな)



一日、1,5食というストイックな生活も慣れてきた。


心身の健康管理には気を使う。

瞑想により、心の平静は保たれている。

問題は身体の方だ。

こればかりは注意していても年齢的にどこかしこと弱ってきているはずである。


そういえば、もう一年以上も健康診断を受けていない。

胃腸に負担がきている気配は感じている。

それも「気」によって何とか抑えられていると思うが。


いくつかの懸案事項を処理しなければいけないが、

それすらもズボラが高じてなかなか手がつかない。

最近は携帯すら切っていることが多い。


あまりにも目まぐるしい変化が起き続けたので

一旦シャットアウトしてリセットするにはいい機会かもしれない。



とはいえ、一見平穏な心境の時こそ旅に出たくなるものだ。

最近は行く場所さえ窮することが多くなった。

物騒な世界になってきたので、そう軽々と行くわけにもいかない。

目的も取り立ててない。(最近はビジネスがらみが多かった)

今更観光や食や買い物の物見雄山的旅といった趣向も消え失せた。

体力と安全性を考慮してみると、なかなか行きたい国が定まらない。

クルーズの(世界一周)旅もどうかなと、資料を取り寄せてみた。

いまいち気乗りがしない。


そんな中、ふと思いだした国がある。

どうしても行きたい国がある。

いや、どうしても行かなければならない国だ。

何度か行きかけたがまだ実現には至っていない国である。


ボクにとっては思い入れのある国だ。

なんせ若気の至りで亡命までしようとした国だから。

今なら行ける気がしている。


そう思うと居ても立ってもいられなくなるのがボクの性格。

航空料金や滞在費などを調べる。

ビザの必要性や気候なども含めて。

これがまた楽しい。


どうせ行くならできるだけ長く滞在したい。

移動はあまりせず、ドップリとそこの生活を味わいたい。


要するに、暮らすように旅するのだ。

そして旅をするように暮らすのがボクのスタイル。


とりあえず、この夏を乗り切ることが先決問題だ。

そうして、涼しくなったらじっくりと計画を練って実行に移そう。


騒がしい世界とは裏腹に、

ボクの心はいたって平穏である。