世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

本質を見抜く

2015年08月26日 | 100の力
テーマ: 見抜く力


物事や人を見抜く力があるかどうかで判断が180度違ってくる。


具体的例を中国に見てみよう。


中国のGDPが日本を抜いて世界第二位となったころから、

アメリカに代わって中国が世界の主導権を握る、と囃された。


企業はこぞって中国に進出する。

株を買う。

不動産を手に入れる。


バブルを知る日本人さえ性懲りなく目先の利益を追った。

その結果が今週明けから出ている。

そんなことはとうの昔から分かっていたことなのに。



同じことが中国脅威論を唱える人々に起きている。

中国から侵略される、と。

だから、集団的自衛権だ、と。


安保法案を成立させることは、日本人が中国株を買うことと本質的に同じである。

その背景には、安倍政権の積極的平和主義のウソが隠されている。


そもそも積極的平和主義という言葉は、ノルウェーの平和学者の受け売りに過ぎない。

彼は、貧困や差別といった構造的な暴力のない「積極的平和(PositivePpeace)」を目指すべきだと提唱している。


ところが日本政府の積極的平和主義の英訳は

Proactive Contribution to Peaceである。

言葉だけでなく、内容も全く異なる。


本来の積極的平和は

平和を深めるもので、軍事同盟は必要とせず、専守防衛を旨としている。

平和の概念がまったく誤用されている。


彼はきっぱりと言う。

「安全保障関連法案は、平和の逆をいくものです。

成立すれば、日本は米国と一致協力して世界中で武力を行使していくことになるでしょう。

そうなれば、必ず報復を招きます。

日本の安全を高めるどころか、安全が脅かされるようになります」 と。


さらに

「集団的自衛権を行使するようになれば、中国はさらに軍備を拡張するでしょう。

その結果、東アジアにはかつてない規模の軍拡競争が起きる。そこまで考える必要があります」と付け加える。


つまり、推進派はそこまで考えていないのだ。


目先の脅威論を振りかざし、アメリカ一辺倒で創造性が全くない。

北朝鮮を見ればわかる。

彼らは孤立していて、戦争をすれば負け戦になることは分かっているのだ。


今中国は北朝鮮と似た立場にいる。

AIIBも事実上破たんした。


だって、彼らが作るものすべてがまやかしものなのだから。

橋は落ちるし、道路は陥没するし、ビルは倒壊するし、食べ物は農薬づくめ。


国際的信用ゼロ。


これは、個人にも当てはまる。



最後に

一昨夜、全く面識のない男性から送られてきたメールをご紹介しよう。


「いきなり面識が無いのですが、こんばんは

かじ様もよくご存じの方のことです。

私はその人と〇国に行きました。目的が多少互いに違ったのですが

結局、今はほとんど交流してないのでよく分からないのですが

あの方が結局何をしたいのかよくわからなくなり、また一貫したコンセプトをお持ちではないと思って今は少し距離をおいてます


あの方がよく、かじ様のことを

言っておられたので本当にそうかなと思ってみてましたが

違うことに気づきました


いきなりすみません

自分に人の見る眼力が足りなかったと思ってます


なかなか時間が取れませんが

私ごときで良ければ本来の私が思う交流をしたいと思っています。

宜しくお願いします」



「ありがとうございます。

こちらこそよろしくお願いします」がボクの返事でした。



もちろん、聞かなくてもあの方が誰かはよく分かっている。

会ってもないのに、人のうわさ(悪口)だけで人を判断してはいけないことの証左でしょう。


悪口を陰で言いふらす人は、放っておいても必ず天罰が下ります。