世界一周タビスト、かじえいせいの『旅が人生の大切なことを教えてくれた』 

世界一周、2度の離婚、事業の失敗、大地震を乗り越え、コロナ禍でもしぶとく生き抜く『老春時代』の処世術

悟りとビールの関係

2015年08月04日 | 100の力
今年の夏は静かに始まった。

梅雨明けが遅かったせいもあるかもしれない。

だが、その前から猛暑は続いていた。

だから、いつ梅雨が明けたのかさえ気づかなかったほどだ。


ここ阿蘇はそれでも涼しい。

木立に囲まれ、止まった時間の中でセミだけが忙しなく鳴く。

夕立ちさえ雨を降らすのを忘れたかのようにどこまでも晴れ渡っている。


ほとんど風がないのに、時折冷気が心地良さを連れてボクのホホを撫で過ぎ去っていく。


ボクは澄みきった空気の中でひたすら瞑想に耽る。

缶ビール片手に。


    死んでもビールは離しません?

いつしか蝉時雨に代わり、静寂が辺りを支配する。

この空白に似た瞬間がボクは好きだ。


しばしこの気配に酔いしれる。

それが悟りのお陰なのか、ビールのせいなのかは定かではない。

たぶん、後者のような気がするが。


心頭滅却してビールを飲めば、猛暑といえど身も心も涼し。

ただし、脳内ビールで無の境地には程遠い。


【余談】

さて、次に狙うは教祖様、かな?

かじ教?