デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

手術

2009-02-27 09:49:56 | お仕事日誌
9時から手術なので、家を8時半に出る。天気予報では雪もということだったが、晴れ模様。病室へ行くと、まだおやじは寝ていた。便を出し切るのに21時までかかったという、しんどかったという。でもまずは出て良かった。時間通りに看護婦さんが来て、2階の手術室に向かう。手を振ってみんなとしばしお別れ。4階の控室で待機。予定では5時間ぐらいかかるとのこと。外来で来たというおやじのデーサービス友だちが見舞い、事情を説明すると、これをいいことに1時間ぐらい主に自分のことを喋っていく。驚いたのは車がポルシェだったこと、紅葉マークをつけたポルシェだよ、おやじより1歳上の81歳というから驚きである。
昼過ぎ食堂の様子でも見にいこうかとナースステーション前を通りかかると、看護婦さんに呼び止められる。先生が話があるという。時間的にいうとちょっと早いのではないか、ちょっとどきっとする。おやじと弟を呼んで、2階の手術室へ。先生が切った患部の部分を持って出てくる。無事手術は終了、いま麻酔から覚めかけているところですという。ホットする、というか一挙に力が抜ける感じ。がんの部分を見せてもらったが、かなり進攻しており、内壁を破り外へでるような勢いだった。まさに危機一髪だった。開いてみて、他の部分には転移してないとのこと、まだがん細胞の検査をしないとわからないが、少しほっとする。
下の食道とおふくろと昼飯を食べ、4階に行くと、おやじがもうあがっているという。声をかけるとはっきりとした口調でこたえる。最初の質問はいま何時かということ、13時だと答える。わりと早く終わったということだろう。意識もはっきりしている、ホットする。しばらくそばにいたが、やがて寝息をたて寝てしまう。婦長さんが、今日はもう大丈夫ですよ、お帰りくださいと言ってくれる。15時すぎに帰宅。みんな疲れたようで、ばらばらに昼寝。
とにかくホットした。ガンの宣告を受けてからちょうど2週間になる、その間いろんなことを考えたが、とにかく受け入れるしかないだろうというのが、この間の結論のようなものだった。受け入れる内容としては最善の結果となったわけだ。晩飯を食べて、22時には就寝、おふくろもその前に寝床についた、みんなほっとしたということだ。


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