デラシネ日誌

私の本業の仕事ぶりと、日々感じたことをデイリーで紹介します。
毎日に近いかたちで更新をしていくつもりです。

帰ってきた高橋さん

2009-02-23 10:58:23 | お仕事日誌
朝から雨ということもあるのかもしれないが、電車が遅れる。これは京急に限ったことではなく、ほぼ全線。会社に寄ってから、ゲラ校正を渡すためミッドタウンへと思ったのだが、間に合いそうもなく、まっすぐミッドタウンへ。いつもの喫茶店で打ち合わせ、結構直しがあったのでもう一度見ることになった。12時前会社に戻り、打ち合わせ。リトル組のメンバーからメールが入っていたのでその返事。みんな在留資格認定証は届いて、それぞれ大使館に行っているみたいだ。GWの企画の件で、ウクライナの芸人にメール。
14時すぎ、いつもの検査のために新宿の病院へ。今日は採血と薬だけ。
18時半会社を出て、代々木でラーメンを食べてから歌舞伎町のクラブハイツへ。いよいよ今週一杯でクローズということで、最後の訪問。嬉しかったのは去年8月から入院のためにずっといなかったエレベーター係の高橋さんが、待ち構えていたこと。かなりの重病だったような話を聞いていたので、うれしくなる。店の女の子の話を聞くと、今日からの出勤だったらしい。やはり最後を絞めようということなのだろう。感謝セールということで、セット料金が安くなっていることもあるのかもしれない、店は大賑わい。女の子も足らなくなっているとのこと。こんな素敵なおじさんたちの安らぎの場がなくなるのはなによりもかなしい。もったいない。そして残念。
帰りしな、高橋さんと記念撮影。24時すぎに帰宅。

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東北知の鉱脈1

2009-02-23 00:25:41 | 買った本・読んだ本
書名 「東北知の鉱脈 ①」
著者 赤坂憲雄  出版社 荒蝦夷 出版年 2009年 定価 1600円(税別)

東北学の提唱者であり、民俗学者である赤坂憲雄の「東北」への熱い想いをこめたメッセージだ。河北新報日曜版に連載中というシリーズ。東北に関係の深い人物をとりあげ、その人物にちなんだ場を訪れるという構成になっている。宮沢賢治、野口英世など著名人を含めて今回は12人が取り上げられている。視点が面白い。特に笹森儀助、岩崎卓爾、島尾敏雄という3人の東北出身者が沖縄や南島と関わり合いを持つところに視点を定め、「戊辰戦争の敗者ゆえに東北が背負わされることになった、あの負の精神史を認める。だから、東北は沖縄に結ばれるのではないか」と結び目を見つけていく。常に東北は敗者であった、戊辰戦争以前も、中央から何度も攻め落とされている。敗者の精神史というものを見ていきたいといま私も痛切に思っている。赤坂がこの本で言うように「東北の強いられた負の精神史こそが、明日を拓く糧になる」というひとつの梃子になるということとは別に、負けることで自足する、あえて負けることで自己主張するそんな視点もあっていいのではないだろうか。そうした敗者の精神史を書くことができないだろうかと思う。こんな想いに誘うこと、これがこの書の一番の魅力なのかもしれない。つまりここに仕掛けられていることを、もっと知りたいという時に、さまざまな親切が施されている。赤坂が主張している「旅学」の案内書にもなっている。
満足度 ★★★

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