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‘ムラサキ’と言えば、万葉恋歌の代表です

今年も‘ムラサキ’の花 が見れました  
‘ムラサキ’は古名が“紫草”と呼ばれ、飛鳥・奈良時代の万葉集、平安時代の枕草子や源氏物語等に、数多く登場し、古来からの「日本伝統文化を象徴する植物」として扱われています
万葉集は生活密着歌が多く詠われています
その中で、恋  の相聞歌として‘ムラサキ’の花を詠み込んだ有名な2歌(額田王と大海人皇子の作品)があります 
騒々しい現代、‘ムラサキ’の花を眺め、目を閉じて、万葉の御世をしばし思い出したいものです


万葉・相聞歌はロマンを感じさせます  
 『 あかねさす  紫野行き  標野行き  野守は見ずや  君が袖振る 』   -額田王の歌-

 茜や紫草が生える草原で、野守が見ているかも知れないのに、あの人は袖なんか振ってくれている・・・(はずかしいけど、嬉しい~)

この歌に応えて、詠まれた歌は
 『 紫草の  にほへる妹を  憎くあらば  人妻ゆえに  われ恋ひめやも 』  -大海人皇子-

 高貴な紫色の衣が、とてもよく似合うあなたがとても好きなのですが、人妻ゆえに、私はあなたを秘かに恋しく思っています

以上は、私の勝手な解釈なんですが、気に入ってます 


花言葉 ; 「 あなたを貴ぶ 」

 ちょっと薀蓄です
古くから洋の東西を問わず、紫は高貴な美しい色とされ、‘ムラサキ’の根(紫根)で染められた布は、高貴の人が着る物となっていました
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