日々の雑感記によるヘボ・マイ趣味紹介です。
ダッペの悠友ライフ
埼玉山西省友好記念館・神怡館(しんいかん)に、行ってきました
大分寒さを感じるようになりました
里山にはまだ紅葉が残っていますが、大分冬景色になった感じです
暦の上では今年12月7日が大雪でしたから、雪が増え極寒になってきたと云う事ですね
冬に向けて木々の落葉が始まっていますが、落葉というのは、紅葉が葉を80%以上散らすことだそうです
そんな時期に、埼玉秩父の初冬の様子を見に行ってみようと車を走らせてきました
訪ねたのは、大分以前に行った埼玉・小鹿野町両神です
このところお隣の中国との関係があまり思わしくありませんね
隣国と仲良くいかないというのは何かとダメなのにね~
お互いが競い合うことが高める事になるのですが・・・
両神には日中の友好を象徴するような記念館があり、こんな時だからと立ち寄ってみました
1982年(昭和57年)に埼玉県と中華人民共和国山西省との友好県省が締結されて、平成4年に満10年を迎えた時、これを記念して、両県省友好のシンボル施設として「埼玉県山西省友好記念館・神怡館(しんいかん)」が当時の両神村に建設されオープンしました
埼玉県と山西省は、国際交流事業の一環として、「日中友好の里づくり事業」を推進してきました
この事業は、相互に相手国風のシンボル施設を建設し、これを中心として、「友好の森」や「友好の道」を配置した友好の里づくりを行なおうとするものです
「埼玉県山西省友好記念館・神怡館(このあと神怡館とだけいいます)」は、中国山西省の五台山と景観が良く似ている秩父の奥両神国民休養地内に、友好の里づくりの中心施設として建設され、ここで山西省の歴史、自然、文化等を紹介し、県民の国際理解を深めるための施設としたようです
一方、山西省においても「中日友好の郷」事業が、五台山台懐鎮において進められており、その中心施設として、川越の蔵造りをイメージした、和風宿泊施設「雲峰賓館庭院客房(和顔荘)」が建設されているそうです
訪ねたこの日は小春日和で、とっても静かなで、山西省の情緒はこんな感じなのかと偲べました
友好の道の散策道路から見た通称「神怡館」です
「神怡(しんい)」とは、北宋代の政治家・范仲淹(はんちゅうえん)が書いた『岳陽楼記』の中にある一節「心曠神怡(しんこうしんい)」に由来し、「心がひらけて気持ちが和らぐ」という意味だそうです
この建物の様式は中国唐代の寺院形式で、山西省にある、唐代の857年に建立された五台山仏光寺の東大殿をモデルにしており、山西省が基本設計したもので、間口50m、高さは16mもあり、山吹色に照り映えての瓦葺もまぶしい感じでした
自然豊かな奥秩父に巨大な中国仏教メッカ五台山の寺院建築物が、威風堂々のたたずまいで出現しているのがとても面白く感じます
「神怡館」の玄関部です
中国古代寺院建築様式の「神怡館」は、唐代の寺院建築を模したものだそうですが、玄関口におかれた迫力を帯びた鉄人、鉄牛、更には天井の構造様式等日本では見られぬ構造様式で面白く感じます
この鉄人と鉄牛は、黄河浮き橋をつなぐ杭として黄河の両岸に置かれたものだそうです
天井の内壁に美しい壁画がならんでいます
大口を開けた龍の棟飾り : 日本のシャチホコのようです
館内に入ると、鮮やかな彩色による美しい菩薩像(仏光寺東大殿脇侍菩薩像)、20分の1に縮小された精密な木製の塔(仏宮寺釈迦塔)など、高さ3mを超える大型の展示物が迎えてくれ、更に古代中国楽器「編鐘」の復元品や仏宮寺釈迦塔(応県木塔)など、山西省を中心とした中国の文化がいろいろ紹介されています
山西省は三国志の義の英雄関羽の生まれたところで、世界最大の関帝廟のある地として知られていますから、三国志に関連したものが多く見られました
特に中国仏教の聖地五台山の大白塔、秦の始皇陵の銅馬車などは興味が持てました
兵馬俑の復元品 (向かって右奥は暗くて分かりにくいのですが、銅馬車です)
もう少しよく知り合って、交流がもてたらどんなに素晴らしい事でしょう
山西省にあるという和風宿泊施設「雲峰賓館庭院客房(和顔荘)」はどんなふうに日本を伝えているのでしょう!?
日本人のおもてなしの心が伝わっているといいのですが・・・
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