ダンポポの種

備忘録です

80円の乗車券

2012年02月14日 23時44分04秒 | 鉄 道
きのうに続き、きょうのブログも、私の手元にある〝古いきっぷ〟の話題です。


◎「80円区間ゆき」のきっぷ

以下、私が小学生時代(西宮に住んでいた頃)に手に入れた切符(普通乗車券)を、画像でご紹介します。
駅の自動券売機で発売された、ごくふつうの切符ばかりです。切符自体は珍しいことないと思います。
券面に記された運賃金額が、今となっては珍しいかと…。「昔の金額で出ています」やね。
切符の蒐集(収集)にはあまり熱心に取り組んでいない私ですが、これらの切符は、一応、スタンプ帳(切手帳)に挟んで仕舞い込んでおりました。
捨てることなく、こうして現在も手元に残っているのです。

当時は、関西でも私鉄各社(大手)の初乗り運賃が『おとな80円・こども40円』だった頃ですわ。

ちなみに現在、関西大手私鉄の初乗りは、こども運賃が80円っていう水準です(おとな150円です)。



↑阪急の切符は、日付に〝年〟の部分が入らないので、今となっては、これが昭和何年の切符なのか正確に分かりません。
 今でも、阪急の切符の印字はそうなのかなぁ?(最近はカード乗車券で乗り降りするので、切符を買わないから分からんよね…)
 この切符は、昭和57年か58年か59年か…? 今から約30年前の切符であることは確かです。
 磁気券の悲しい性で、30年の年月によって券面の文字が相当薄れて(色あせて)います。
 「下車前途無効」の文字も、なんだか懐かしい。
 高学年になって、〝ゲシャゼントムコウ〟と読めるようになっても、意味はいまいち分からなんだな…。



↑これも、阪急電車の80円区間ゆき切符。
 旧型の自動券売機で発売されたものだと思います。字体とか、券面のレイアウトに〝時代〟が感じられませんか(?)
 感心させられるのは、旧型の券売機で発売されたこのタイプの切符は、30年を経ても文字が薄れていないことです。
 〝蛍池〟の切符っていうのが、意外でしょう? 宝塚線の駅は、西宮に住んでいた私には縁が無さそうだし…。
 白状すると、この「蛍池→80円区間」の切符は、私が駅で拾ったものなのです(←またかっ! だから、拾うなって!) 
 西宮北口で拾ったんだったかな…。



↑京阪の80円区間ゆき切符。
 これは拾ったのじゃなくて、父からもらった一枚だったはず…。この時期、京阪電車を利用していたのは父だけなので。
 父は、仕事上、京橋~枚方市の定期券を持っていましたから、この80円切符は、恐らく、天満橋から乗った際に京橋までの一駅ぶんを支払った証だろうと思われます。
 〝天満橋〟って、最初から分かっているから読めるんだけど、よく見たら、印字がつぶれて真っ黒けやね。
 80円区間という金額もさることながら、切符そのものの〝柄〟というか〝紋様〟というか、それも懐かしいですね。



↑近鉄の切符。(これは西宮に住んでいた頃に買ったものではありません)
 100円区間ゆきですが、旧型の券売機で発売されたタイプということで、ここに一緒に貼っておきます。
 伏見駅だから…、私が高校時代に買ったものやね。この時期には、初乗りが100円になっていました。



↑阪急の90円入場券。(これも、西宮時代に買ったものではありません)
 どういう経緯でこの駅の入場券を買うことになったのか、覚えていないのですが、この切符もスタンプ帳に挟んでありました。
 入場券の金額っていうのは、たいてい、初乗り運賃と同額に設定されますね。


(たぶん、つづく)