ダンポポの種

備忘録です

無理な頼み

2007年07月03日 23時07分46秒 | 日記・雑記
まだ比較的最近の某日、昼前に「なか卯」へ行ったときのことです。

ひとりの女性が店の中に入ってきました。
彼女は、食券販売機をスルーして、カウンター越しに直接店員に話しかけました。

「1万円(札)を、両替してもらえないか?」と。

少し苛々したような口調に聞こえたので、私もちょっと気になりました。
見ると、彼女の手には1万円札が握りしめられています。

だけど…、
『この店で両替は、無理だろう』
ってなことを思いながら、私はそれとなく様子を見ているだけ。

「駐車場の精算機が、この1万円札を受け付けてくれないから!」
みたいなことを、店員に訴えています。
やっぱり、苛々しているのですね。

お店の隣にコインパーキングがあるので、そのことを言っていたのでしょう。
クルマを出したいのに自動精算機が1万円札を受け付けてくれない、だから、両替してくれと、店に入ってきたわけですね。本当に苛々しておられました。


「(店の)隣の駐車場ですか?
 ああ…、あれはウチ(店)とは関係ないので、両替できません」

と店員が言ったものだから、女性の苛々は極限に達したみたいで、

「もうっ!どうしたらいいのよぉ!!」

と吐き捨てるように言い残して、足早に店を出て行ってしまいました。


『近くにコンビにもあるし、ジュースでも1つ買って、釣りをもらえばいいのに…』
と、私はそう考えてしまうほうなので話にならないのですが、よくよく考えてみたら、いまや1万円札をふつうに両替してもらえる場所というのは無いのかもしれませんね。ニセ札を両替する事件もありましたからね。


しかしながら、店員のひとことも、別の言い方があったのではないかと思います。
断るのは構わないと思うのですが、気持ちよく断ってほしいですね。

『両替できなくて、ごめんなさい!』

という気持ちを言葉に乗せないと、言われたほうはやっぱり不愉快です。
食べにきた〝客〟ではないのは承知のうえですが、一応、店の中に入ってきた人ですから、気持ちをこめて応対しなければならないと思います。

そういう対応を、このタイプのお店に求めるのは酷ですかな。