学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

山元町の白鳥(その2)

2012-12-15 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月15日(土)13時36分54秒

一枚目は山元駅の近くで見かけた白鳥です。
二枚目の写真、白鳥の左の木製のプレートには住宅の地番が書かれています。
もともと沼地だった訳ではなく、地盤が津波で大きく抉られてしまった後に水がたまったものと思われますが、このプレートがなかったら、とてもそうした事情は想像できない場所ですね。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6640
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山元町の白鳥(その1)

2012-12-15 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月15日(土)13時20分27秒

坂元駅の南、500mほど離れたところにある後藤淵の周辺の様子です。
一枚目の写真、数えたら34羽の白鳥がいました。
この写真の左側にも十数羽いたので、全部で50羽ほどのそれなりに数の多い群れですね。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6639

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JR常磐線坂元駅

2012-12-15 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月15日(土)13時02分9秒

昨日の夕方の光景です。
山元町近辺では常磐線は内陸側に移設される予定なので、もう二度と列車が通ることのない駅ですね。
一枚目は北方向(仙台方面)、二枚目は同じ位置から南方向(東京方面)です。
三枚目は駅の南端から見た南方向ですね。
駅から少し海よりに移動したところで、上空を白鳥の群れが飛んで行きました。

>筆綾丸さん
写真の準備をしてから筆綾丸さんの投稿に気づきましたが、山元駅の現状は軍艦島に通じる廃墟の美かもしれないですね。
いささか不謹慎な表現ですが。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6638


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山鳥の法印墓地(補遺)

2012-12-12 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月12日(水)22時40分8秒

写真を少し追加しておきます。
ついでに補足しておくと、金華山黄金山神社はかつては醍醐三宝院を本山とする当山派の大金寺という修験寺院で、神仏分離に際して当時の別当一族が還俗して奥海を姓とする神職になったんですね。
そこで山鳥の墓地も、江戸時代までの法印墓地と明治以降の奥海一族の墓地が一体となっています。

山鳥の渡しについては、リンク先のブログの説明が丁寧ですね。

http://blogs.yahoo.co.jp/someko0037/19189991.html

黄金山神社は検索すれば沢山出てきますが、とりあえずウィキペディアにリンクを張っておきます。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%BB%84%E9%87%91%E5%B1%B1%E7%A5%9E%E7%A4%BE_(%E7%9F%B3%E5%B7%BB%E5%B8%82)

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6636
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山鳥の法印墓地

2012-12-11 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月11日(火)23時41分12秒

7日(金)にはかつて金華山への渡し場だった山鳥にも行ってみました。
写真は山鳥の法印墓地です。

月光善弘氏の「金華山の修験道」(『山岳宗教史研究叢書7 東北霊山と修験道』、昭和52年、名著出版)から、山鳥に関係する部分を少し抜き出してみます。
最初と二番目の文章は奥海登和子氏の「金華山信仰」(岩崎敏夫編『東北民俗資料集(四)』所収)からの引用で、三番目は月光氏自身の文章です。

--------
 昔金華山へ参詣する時は必ず山鳥に建っている一ノ鳥居をくぐってから島に渡らないと御利益がないとされていた。本当は塩釜や石巻から海路金華山へ行くことも可能であったのに人々はそれをせず陸路伝いに牡鹿半島を縦断鮎川まで来たらそこから、山越えをして山鳥一ノ鳥居まで歩いた。早朝石巻をたつと丁度日が暮れる時刻に山鳥に到着する。参詣人は山鳥に一泊し次の日の朝金華山へ渡ることになる。(中略)金華山参詣の際の必需品は草鞋である。船を降りる際に今迄履いてきた草鞋をぬいで背負ってきた新しい草鞋を履いて上陸する。霊島に俗界の穢れを持ち込んではならないからである。参拝が終わって離島する際には、神の島からたとえ砂粒一つでも持ち出す事はならないとされていたので再び草鞋をぬいで桟橋に置いて行くのが慣例であった。(p158)

 誰がいつ開山したのかははっきりわからない。しかし文禄二年(一五九三)下野国(栃木県)岩倉の成蔵坊長俊が来て大金寺を再興した。成蔵坊長俊はある日、草鞋を脱いで座禅の為山へ入ったまま行方がわからなくなった。そしてしばらくの後洞窟から死体となって発見された。その死体は金華山の対岸、牡鹿半島山鳥の墓所に葬られたが、成蔵坊長俊は偉大な僧だったので山鳥沖を通過する船舶は魔よけに赤い旗を立てて居ないと魔法を使って船を止められてしまったという。(p161)

 金華山は聖域であるとの認識が強かったので、大金寺関係の聖職者が遷化しても、島内には死骸を埋葬することなく、対岸の山鳥まで運んで埋葬したのである。従って山鳥には金華山大金寺法印を埋葬した墓碑が現存している。(p166)

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6635
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『天皇ナイト~天皇の恋愛事情と天皇総選挙!~』

2012-12-11 | 東日本大震災と研究者
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月11日(火)20時41分47秒

うーむ。
2013年1月31日の催しだそうですが、後深草院と二条が登場しそうな予感。
本郷和人氏も多方面でご活躍ですね。

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『天皇ナイト~天皇の恋愛事情と天皇総選挙!~』

古事記編纂1300周年を迎えますます天皇熱が高まったといっても過言ではない2012年。
そして今年、皇室ウォッチャーとしてお馴染み、辛酸なめ子さんが挑んだ話題の新刊『天皇愛一冊でわかる歴代天皇、その愛の軌跡』の出版記念を兼ねたイベントを開催。
神武天皇まで遡って歴代天皇の恋愛事情を探るという今までなかなか語られてこなかった歴史のタブーに挑む。
お酒を飲みながら天皇の性愛事情を熱く語ったり、真面目に女性宮家創設問題を議論したりと、「天皇の恋愛事情をまじめに学ぼう」をテーマに、天皇の恋愛事情に振り回された日本を語る。

【出演】本郷和人(東京大学史料編纂所准教授、大河ドラマ「平清盛」時代考証担当)、辛酸なめ子(漫画家、コラムニスト、皇室ウォッチャー)、ほか!?
【司会進行】滝乃みわこ(編集、イラストレーター)

OPEN18:30 / START19:30
前売¥1,800/当日¥2,000(共に飲食代別)
※前売券はe+チケットにて12/2(日)より発売開始!!!!!!!!!!
ご購入はこちらから→ イープラスチケット購入
【お問合せ】ロフトプラスワン(03-3205-6864)

http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/schedule/lpo.cgi?year=2013&month=1


>ますます天皇熱が高まったといっても過言ではない2012年
過言です。
過言の滝。

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御番所公園(その2)

2012-12-08 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 8日(土)21時49分16秒

御番所公園には「ちびっこゲレンデ」と名付けられた一画があり、児童遊具が置かれていました。
この掲示板に載せるために画像の質をかなり落としていますが、海の色は青のグラデーションがとても綺麗でした。
なお、二枚目の写真、遊具の右手に見えるのは網地島です。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6632
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御番所公園(その1)

2012-12-08 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 8日(土)21時41分29秒

>筆綾丸さん
韃靼海峡に比べるといささか狭いものの、牡鹿半島と金華山の間の瀬戸も詩情をそそる場所ですね。
時間がなくて金華山には行かなかったのですが、御番所公園から見ると、金華山港の復興もそれなりに進んでいる様子でした。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6631
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昨日の鮎川(その2)

2012-12-08 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 8日(土)09時11分43秒

石巻市も合併で本当に広くなってしまったから、牡鹿半島の先端に位置し、旧牡鹿町の中心だった鮎川を石巻市鮎川と表現すると、外部の人間にはどこだか即座にイメージしにくいですね。
というか、地元の人でも未だにピンと来ないと感じる人が多いんじゃないですかね。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6630
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昨日の鮎川(その1)

2012-12-08 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 8日(土)09時04分45秒

昨日の地震では津波の高さは石巻市鮎川の1メートルが最大だったようですね。
私はたまたま午後3時過ぎに鮎川港にいました。
復旧工事の現状はこんな感じです。
地盤がかなり沈下しているので、1メートルでもけっこう厳しかったでしょうね。

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6629
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石巻にて地震に遭遇

2012-12-08 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 8日(土)00時09分50秒

今日はたまたま牡鹿半島の鮎川に行っていたのですが、帰途、石巻市の旧北上川河口の日和大橋を渡って日本製紙の工場の手前まで進んだ時点で地震に遭遇しました。
かなり強く長い時間揺れ、交通は一時的にストップ。
私の車の前にタンクローリー、後ろにダンプカーがいて、渋滞で挟まれてしまうとかなりまずい状況になりそうでした。
そこで、地震が止んで車列が少し動き出した後、暫く様子を見て、反対車線の方が行動の自由が利きそうだなと判断し、Uターンして日向大橋の方にほんの少し戻りました。
そして海から離れるために、地元の人が運転していそうな感じの乗用車の後ろについて山側の脇道に入ったところ、坂道の上に日本製紙の社宅が並ぶかなり広い一画があったので、日本製紙とは何の縁もない私ですが、勝手に寄らせてもらうことにしました。
適当な場所に車を止めて様子をうかがっていると、防災用のスピーカーから、津波警報が出たので高台に避難するように、との指示が大音響で繰り返し流れ、暫くは騒然とした雰囲気でしたね。
ツイッターで地震の情報を集めたところ、津波の高さが1mとの予報だったので一安心し、車の中でじっとしていても仕方ないので、高台の端の方に行って門脇町・南浜町の様子を眺めたり、そこに止まっていた消防車の近くに寄って無線に耳を傾けたり、日本製紙の大勢の社員が運動場に集まって点呼する様子を眺めたりしていました。
20分くらい経って、それほど心配しなくてよさそうだけど、津波警報は当分解除されないだろうと思ったので、鹿島御子神社のある日向山に歩いて行ってみることにしました。
石巻高校から日向山に向かう住宅地の中の道には避難の車が沢山止まっており、日向山公園周辺も同様でした。
鹿島御子神社の境内には地元テレビ局の放送車が止まっており、近くでインタビューを受けている人もいましたね。
神社に参詣してからあちこち歩き回っていてもなかなか津波警報は解除されず、集まった人々の間にも若干ダレた雰囲気が漂ってきました。
そして地震発生の2時間後、午後7時20分に津波警報の解除が伝わると、避難していた車が慌ただしく動きだし、私も車を止めた場所に戻ることにしました。
総じて行政・住民の対応はしっかりしたものだと感じました。

参考:産経新聞「迅速な避難行動、生かされた教訓」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/121207/dst12120722490036-n1.htm

(追記)
河北新報の次の記事には日和山公園に避難する住民の様子を撮影した写真が出てますね。
http://www.kahoku.co.jp/news/2012/12/20121208t73018.htm
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バタフライ効果

2012-12-07 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 7日(金)00時12分45秒

コンコルド墜落事故の裁判に関するエコノミストの記事をきっかけに少しツイートしたので、備忘のためにまとめておきます。
ま、特に意見はなく、単なる感想ですが。

---------
The Concorde disaster
Continental gets off

Dec 3rd 2012, 16:46 by N.B. | WASHINGTON, D.C.

LAST Thursday a French court cleared Continental Airlines (now part of United) and a mechanic of manslaughter in the 2000 crash of a Concorde operated by Air France. The drop-off in the number of passengers using Concorde after the crash provided one reason for the termination of the supersonic programme in 2003. The disaster, which killed all 109 aboard and four people on the ground, was found to have been caused by a piece of metal that had fallen off a Continental-operated DC-10 and onto the runway at Charles De Gaulle airport in Paris. The Concorde ran over the metal during take-off, causing a tyre to explode and sending pieces of rubber hurtling towards the fuel tanks, which ignited and caused the fatal crash.

Two years ago, a lower court found the airline and mechanic guilty?a decision the airline's lawyers lambasted as "absurd". The airline was ordered to pay around ?2m (about $2.7m) in civil and criminal penalties. But Thursday's unexpected ruling threw out the criminal portion of that penalty, leaving Continental owing Air France around ?1m in civil penalties.

The French appeals court ultimately ruled that the mechanic who installed the incorrect metal part on the Continental DC-10 "could never have imagined a scenario where this simple titanium blade could cause such a disaster." There's something to that: the mistake that supposedly caused the disaster happened weeks before and an ocean away, when the mechanic first installed the part on the DC-10 in Houston. Others could conceivably have caught that mistake in the intervening weeks, but nobody did?and the fact that an aircraft as structurally vulnerable as the Concorde happened to run over the part was an epic piece of bad luck. The court decided, essentially, that the Butterfly Effect can't convey criminal responsibility.

http://www.economist.com/blogs/gulliver/2012/12/concorde-disaster?fsrc=scn/tw/te/bl/continentalgetsoff

2000年のコンコルド墜落事故、事故機が離陸する5分前に同じ滑走路を離陸したアメリカのコンチネンタル航空DC-10がエンジン部品の金属片を落とし、それがコンコルドのタイヤ破裂、更に燃料タンク破裂を惹き起こしたことが原因でしたが、2年前の下級審判決で、事故の16日前に金属片を取り付けた整備責任者とコンチネンタル航空の刑事責任を認めていたのを、今回、控訴審は刑事責任を否定し、コンチネンタル航空の民事的責任のみ認めたそうですね。

コンコルド墜落事故
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%83%89%E5%A2%9C%E8%90%BD%E4%BA%8B%E6%95%85

エコノミストの記事の中に The court decided, essentially, that the Butterfly Effect can't convey criminal responsibility.バタフライ効果に刑事責任を問うのは無理、という表現がありますが、カオス理論のバタフライ効果云々は別に判決に出てきた訳ではなく、記者の解釈なんでしょうね。
因果関係の連鎖をどんどん遡って行ったときに、さすがにそこまで刑事責任を追及するのは無理となると、日本の裁判所の場合は相当因果関係がないという表現を使いますね。

バタフライ効果はカオス理論を分かりやすく説明するための比喩の一つですから、判決で使えるような表現ではないですね。

バタフライ効果
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%90%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E5%8A%B9%E6%9E%9C

>筆綾丸さん
『闘いの日本史』は未読ですが、「鉢木」には興味を惹かれますね。
早めに確認してみます。
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山形県郷土館・文翔館

2012-12-01 | 東北にて
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2012年12月 1日(土)23時50分57秒

今日は山形市に行ってきました。
雪でした。

文翔館
http://www.gakushubunka.jp/bunsyokan/

※写真
http://6925.teacup.com/kabura/bbs/6624
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