学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学の中間領域を研究。

兼好法師と慈遍

2014-03-25 | 小川剛生『兼好法師─徒然草に記されなかった真実』
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2014年 3月25日(火)21時48分0秒

川平氏のブログ、『国語国文研究』が『国語国文学研究』に修正されていますね。

>筆綾丸さん
兼好法師の兄弟とされている慈遍という僧侶について、以前ほんの少し調べたところ、兼好との接点は全然感じられなくて、妙だなと思ったことがあります。
この人も卜部氏とは関係ないのかもしれません。

慈遍

今回の論文では卜部氏出自の点が単純に否定されるだけではなくて、おそらく小川氏ならではの緻密な考証の過程で何か副産物が出ているのでしょうね。
個人的には堀川家との新たな接点が出てきてくれれば、という虫のよい期待を持っています。

>鎌倉期の蘭渓道隆像
もともと異相の蘭渓道隆が、いっそう不気味になっていそうですね。

※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。

髑髏のような蘭渓道隆? 2014/03/24(月) 22:48:45
小太郎さん
興味深そうな論文ですね。私も探してみます。

http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/700/182911.html
http://www.nikkei.com/news/print-article/?R_FLG=0&bf=0&ng=DGXNASDG2003L_U4A320C1CR0000&uah=DF_SOKUHO_0010
鎌倉期の蘭渓道隆像だと言われても、これではなんともなあ、という感じですね。残念ながら、写真パネルだけで展示はないようですが。

http://www.bbc.com/news/world-asia-26716697
中国の懸念云々は関係ないとしても、日米間の政治的背景がわかりません。
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US Energy Secretary Ernest Moniz described the deal to return some 300kg of plutonium as a very significant nuclear security pledge.
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とありますが、要するに、日本政府には(高濃縮ウランも含め)プルトニウムの管理能力はない、もっと露骨に云ってしまば、3.11からすでに3年も経つというのに、日本政府の無能力さにはうんざりした、危なくてやっておれん、ということでしょうか。ここでなぜ、pledge という単語が出てくるのか。
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