学問空間

『承久記』『五代帝王物語』『とはずがたり』『増鏡』『太平記』『梅松論』等を素材として中世史と中世文学を研究しています。

身近な応用問題

2010-08-02 | 井原今朝男『中世の借金事情』
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2010年 8月 2日(月)00時38分17秒

[設問]
暴力団の構成員であるAさんは、所属暴力団が行っている野球賭博において、顧客の注文を胴元に取り次ぐ大切な仕事をしています。
あるとき、大口顧客の相撲取りであるBさんが、300万円分の賭けを携帯メールで申し込み、胴元側も承諾して、賭博契約が成立しました。

(1) Bさんは賭けに負けましたが、約束した金員を支払おうとしません。
この場合、債権者である胴元側、またはAさんは債務者であるBさんに対して、どのような手段により債権の回収を図るべきでしょうか。

(2) Bさんは賭けに勝ち、1000万円の払戻し金を受け取る権利を得ましたが、胴元側およびAさんは、約束した金員を支払おうとしません。
この場合、債権者であるBさんは胴元側、またはAさんに対して、どのような手段により債権の回収を図るべきでしょうか。

(3) 上記(1)(2)の場合において、「債務者と債権者が共存しながら債務紛争を解決していく」ためには何をしたらよいでしょうか。

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