投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2016年 9月21日(水)12時09分1秒
>筆綾丸さん
>これをかぶっていた兵士は確実に死んでいる.
リカちゃん人形くらいだったら、まあ、ちょっと変わった人だなで済みますが、貫通痕付ヘルメットで香を焚く話はブキミな雰囲気が漂いますね。
>ブルックナー
クラシックに疎い私ですが、何故か飯守泰次郎指揮のブルックナー交響曲第7番のCDを持っています。
飯守泰次郎が田中耕太郎の甥だと知って興味本位で入手したのですが、そんな理由でブルックナーのCDを求める人はいないだろうなと我ながら思います。
砂川事件判決の核心に迫らない批評
https://blog.goo.ne.jp/daikanjin/e/416d16e695d8ee9b7b1bcc7d4f657d70
飯守泰次郎公式サイト
http://www.taijiroiimori.com/
>『ライブ講義 徹底分析!集団的自衛権』64頁~
ここは水島氏にしては珍しく、少し学問的な香りが漂う箇所ですね。
筆綾丸さんが引用された部分の前にケルゼンの見解も参照されているので、ちょっと調べてみたいと思います。
水島氏は自著が藤田宙靖氏に引用されなかったのが不満のようで、自身のホームページで次のように書かれていますね。
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安保関連法が成立してまもなく半年というタイミングで、法律学の研究者や法律実務家間で一つの論文が話題になっている。元最高裁判所判事の藤田宙靖氏(東北大学名誉教授、行政法学)が、『自治研究』2016年2月号に寄せた「覚え書き――集団的自衛権の行使容認を巡る違憲論議について」である。日本法律家協会の機関誌『法の支配』誌上に掲載を希望したにもかかわらず、編集委員会が掲載見合せを決めた「いわくつきの原稿」〔ご自身の言葉〕である。藤田氏は「元最高裁判事が新安保法制を素材にして書いた論稿を現職の裁判官・検察官に読ませることができない、と言うことであろうか?」と疑問を提示し、「「日本法・律・家・協会」〔傍点原文〕そして「法の支配」の名が泣く、真に情けない話であると言わざるを得ない」と論文公表に至る経過について書いている(藤田論文〔以下、論文という〕29頁注16)。
【中略】
この論文で主に批判の対象となっているのは、憲法審査会で「違憲」と発言して以降、メディアに頻繁に登場するようになった長谷部恭男氏と石川健治氏、それに木村草太氏である。公法学の研究者であれば必ず目を通す『公法研究』の学界展望「憲法」の冒頭で渡辺康行氏に紹介されている拙著『ライブ講義 徹底分析! 集団的自衛権』(岩波書店、2015年)に対する言及はない。拙著はタイトルの「軽さ」もあってか、お目にとまらなかったようである。
http://www.asaho.com/jpn/bkno/2016/0307.html
ま、タイトルというより文章が「軽く」、内容が政治的主張ばかりなので、生真面目な学究の藤田氏は相手にしなかったのではないかと思われまする。
※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。
小太郎さん
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%9D%E6%AF%94%E5%A5%88%E9%9A%86
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%B3%E3%83%88%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AB%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%8A%E3%83%BC
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%AB%8B%E5%B7%9D%E6%B5%81_(%E5%AF%86%E6%95%99)
水島氏はウィキに「日本ブルックナー協会[解散]会員)」とありますが、朝比奈隆贔屓なんでしょうね。
『ライブ講義 徹底分析!集団的自衛権』には、Der Spiegel(23頁)や Die Zeit(89頁)などドイツの新聞からの引用はあるものの、ブルックナーの故地オーストリアの新聞の話題はないのですね。
「わが歴史グッズ」(12頁)には、写真とともに以下の文章がありますが、密教の秘儀(立川流の髑髏)のようで、なんだか気持ち悪いですね。
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?はドイツ国防軍のヘルメット.ボンの怪しい古道具屋から買ったもので、弾丸の貫通痕が5カ所ついている.これをかぶっていた兵士は確実に死んでいる.私は研究室に来ると、このヘルメットの下に置いてある香炉で香を焚いている.純日本製の香りだが、亡くなったドイツ兵の魂に届けばと思って、毎回やっている.
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「貫通痕」が「ボンの怪しい古道具屋」の偽造ならば、水島氏の鎮魂の儀式はどうなるのか、と少し心配です。購入の年月日と価格を明記してほしい。・・・とまあ、どうでもいいようなことですが。
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