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「書いたらその社はもう終わりだから」

2011-07-07 | 東日本大震災と研究者
投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2011年 7月 7日(木)07時15分17秒

>筆綾丸さん
7月5日の日経に出ていた松本龍氏の略歴は、

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衆院福岡1区選出で当選7回、60歳のベテラン議員。 参議院議員だった父、松本英一氏の秘書を経て社会党から出馬し、1990年に初当選。 実家が福岡市のゼネコンを経営するなど資産家で知られ、昨年9月に発足した菅改造内閣で環境相・防災担当相として初入閣した。
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というものですが、ここには明らかな欠落がありますね。
私は以前、「差別用語」や「言葉狩り」に興味を持っていたので、今回の松本龍氏の一連の発言についても、宮城県知事との会談の一番最後の部分、「今の最後の言葉はオフレコです。みなさん、いいですか、絶対、書いたらその社はもう終わりだから」との箇所が特に気になりました。
まあ、解放同盟と厳しく対立してきた共産党の小池晃・前参院議員がツイッターで書いたようなことも考えたのですが、ただ、松本龍氏は出自による差別を糾弾する団体をバックとする政治家でありながら、同時に松本治一郎の孫で、「ゼネコン」松本組を経営する裕福な家庭に育ったサラブレッドですから、今回の発言も「地金」ではなく、内面の複雑な屈折の反映のような感じがします。

共産党・小池前参院議員「松本大臣発言は解放同盟の地金」
http://www.j-cast.com/2011/07/05100537.html

ただ、復興のトップに立つ人に必要な資質は内面の複雑さではないですから、交替してもらうしかないですね。
菅直人氏もずいぶん複雑に屈折した人のようで、菅直人氏が宰相でなければ助かった命はかなりあったでしょうし、今後も増えそうですね。


コメント
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