キュヴェ タカ/cuvee taka 「酔哲湘南日記」

新鮮な山海の恵みを肴に酒を吞み、読書、映画・音楽鑑賞、散歩と湘南スローライフを愉しんでいる。 

フランス艶笑咄

2017年09月24日 | Weblog
昨夜ビールバーで隣に座っていた23才の女の子3人、若くて溌剌とした幼稚園の先生。
隣に座っていた子の目が澄んでいて瞳の奥に全宇宙がつまっていて見渡せるよう。
こんな目で見つめられたら子供たちは邪悪な人間にはならないだろう。
それほど素敵な目をしていた。

だいたい若い女の子は価値観が違い苦手なのだが、この子たちには迷惑であったであろうが、酔っぱらいのジジイに嫌な顔もせず、気取りもなく真っ直ぐ付き合ってくれた。
ジジイは穢いもののように無視され唾棄されることが当たり前の時代なのに、このような質の子たちが、この世にいてくれるんだとたいへん嬉しくなった。
一体親御さんたちはどうやって育てんだろう、素晴らしい教育をなさったですね。
この子たちは自分が育てられたように、子供たちに接してるだろうから、園児たちもこの子たちのような素晴らしい大人に成長するんだろうなと思う。
どこの幼稚園だか聞かなかったが、そこにいる園児はしあわせだね。

今日の二日酔いはしぶとく、昼飯に栗ご飯、味噌汁、ハンバーグ、胡瓜とキャベツの浅漬けを食べた以外は、ベッドで横になっている。
5時になったら相撲を観る予定だが、今月3度目の二日酔いはもっともダメージが強い。
それでも目が覚めているときは、「フランス小咄大全」を拾い読みして、出来のいい小咄にニタニタし、大竹伸朗の「カスバの男」は読了した。
ただし未だチケットを買いに走ってはいない。
二日酔いの頭に酷暑のモロッコの強烈な馴染みのない臭い、色彩、音楽はきびし過ぎた。
「じぶんというもの」は、前半を読んでいるが、高一時代に掲載したもので、金子光晴にしてはしごくまともなアドバイスを書いていて、あまり面白くない。
こうみてみると、二日酔いに向いているのは「フランス小咄」かなあと思う。

5時前に起きて風呂に入って相撲を観る。
日馬富士の充実がすごい、この分だと明日の本割りと決定戦に2番勝ちそうな気がする。

晩飯は茹で落花生、秋刀魚塩焼、玉葱の味噌汁、オールフリー。

母の着替えと身体を拭き、足の薬の替えをして寝かせた。
9時から日中友好の番組を観た。
胡耀邦と山崎豊子との会談テープが存在していて、「大地の子」執筆に際して中国に長期取材滞在したらしい、テープでは胡耀邦が小さな愛国主義はダメだ友好でなくちゃと、何度も力説していた。
書記長時代も権限の実態は長老にあり、友好政策を否定され解任、これが引き金となり天安門事件が起こり、日中友好の火は消え、鄧小平の小さな愛国主義、反日政策に転換して今日に至るわけだ。
解放政策では共産党一等独裁が持たなかったろうが、今は拝金主義が国を覆い、共産主義とはほど遠いところにいるのに、共産党独裁では早晩国が破綻するってことだろう。

二日酔いの頭であまり難しいことを考えるとさらに悪化するので、「フランス小咄大全」を読みながら寝ることにした。
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