五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

感情の整理

2011年02月11日 | 第2章 五感と体感
  「サンジェルマンのCaféで」

感情の整理は、行動の整理にも繋がるように思います。

いくつかある不安な感情に苛まれていても、その感情が自分のものとして捉えられていないと、自分自身と自分の感情が、互いに離れているように思うのです。
フィルターが掛かっているような・・・
遠い所から祭囃子が聴こえてくるような・・・
まるで自分が映像を観ているような・・・
見えているものを見ているような、見ていないような・・・

そんな時、他人が何を言っても、相手には聴こえません。

自分の感情の整理は、他人が出来るものではありませんが、否定も肯定もされずに聴いてくれる人の前で、言語化しながら自問自答していくと、いつの日か、自分の本音を肯定できる日がやってくると信じています。

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今、ここでの感情

2011年02月10日 | 第2章 五感と体感
  「写真はクリスマスのノートルダム」

理想と現実のギャップ

上記の「現実」とは「感情」を意味します。

今、ここでの感情。

我が子の感情のことではありません。
夫や妻の感情のことではありません。
心配な他者の感情のことではありません。

自分自身の「感情」のことです。

「今、ここでの感情を意識化する」ことと「自己受容」は、深い深い関係があるようです。

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理想と現実のギャップ

2011年02月09日 | 第2章 五感と体感
モンサンミッシェル

先日の保護者の皆様との勉強会は、テキストの第10章でした。いよいよ残るは三回。
楽しい雰囲気の勉強会に深く感謝しています。

今回は、理想をどう扱い、現実をどう解釈し、そこから生まれるギャップについて考えてみましたね。

理想や願望は、同時にストレスを生みます。
ストレスには、不安感を生みだすストレス、平安感を生みだすストレスがあるようです。
理想と現実のギャップから、どのような感情が生まれてくるのでしょう?

一言「理想」と言っても、理想の概念にもいろいろあります。
夢を理想と言ったり、目標を理想と言ったりしますが、カウンセリングで最も大事な理想の概念は「自分が生まれてから今日までの成育史における自己概念」と言った方が解りやすいかもしれません。

生まれ育った土地の気候、風土の環境、親との関わり、兄弟との関係、友達、、自分自身の体質等、あらゆる環境が自分を取り巻き、「私」という個性を育んでいます。

親であろうが、子供であろうが、先生であろうが、「私」を知ることは不可能です。

「私は私である」私は、平素、どんな感情で生活しているのでしょう。

子供は子供、親は親、他人は他人、そして、自分は自分です。

互いに依存していることを案外認められず、自分の感情なのか、思い込みの他者の感情なのか、その違いすら意識しないで生活しているほうが案外多いかもしれません。

我が子の事となると、自分のことのように心配し不安になるのは、当然のことだと思います。
その当然のことだということと、私は私である、ということを同時に意識できるようになると、多少は問題解決の糸口が見えてくるように思います。
つまり、理想と現実をそれぞれ分けて考え、意識化することができるからです。

「私が不安なのである」ことに気付くには、時間と努力が必要かもしれません。
互いに学びを深めていきましょう。

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やっぱり一回り大人になったか、な?

2011年02月08日 | 第2章 五感と体感
熱々のオニオングラタンスープ

一昨日、留学していた息子が帰国しました。

半年間、スペイン語を中心にカタルーニャの独特の言語や地理、歴史を学びつつ、休日を利用しスペイン中心にユーロ国を旅をして回ったそうです。

留学中は、ほとんど連絡無し。インターネットの時代にもかかわらず、届くメールはまるで電報のようで、いったい何をしているんだか不明のまま・・・

若さは「無知と無謀が武器」だと、身を以て理解はしていますが、自分の子供のことなると親心がついつい先行します。かえって、知らない方がストレスかからず、良かったかもしれません。

昨晩、スーツケースにパッキングした荷物を外さないまま、仕事で帰宅する私達を待っていてくれました。
何を見せたいかって???それは、パッキングの「美しさ」です。
幼い頃から、方々を家族旅行し、その時の親のパッキングを密かに学んでいたらしく、
それはそれはスーツケースにピチッと荷物をまとめ、無駄の無いパッキング!!

2千枚を超える写真を見せてもらいながら、旅で失敗した悲しい表情、喜びの表情、感動した風景を垣間見、旅の経験は、喜怒哀楽の玉手箱だ!と自分が経験してきたことよりもしみじみ感じるものがありました。

他国を旅することは大人への一歩を踏み込むきっかけとなるように思います。

自分で考え、自分で判断し、自分で責任を持ち、自分で実行すし、そして自分が解釈することは、当たり前のようなことで、実は当たり前ではないかもしれません。
そんな意味から観察すると、少し大きくなった息子を誇らしく思います。

この経験を生かしていく人生を歩んでほしい、と思うのは、これまた親の勝手な親心、、、というわけで。。。

このブログには何度か書いていますが、やっぱり、この言葉が閃きます。
「書を捨てて旅に出よう」

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受験真っただ中

2011年02月05日 | 第2章 五感と体感

「パリのビンセンシオ・マリア教会(不思議なメダイ教会)」

中学受験、高校受験、大学受験、
受験生の皆様、受験生を持つ保護者の皆様、お疲れ様です。

とくに中学受験は、二月の第一週に集中します。
私の関わる学校も今週は中学受験のため生徒はお休みです。

私立の中学校は、それぞれの個性を持っています。
どんな学校で自分が学びたいか。
どんな学校で子供を学ばせたいか。
いろいろな思いが重なり、第一志望が決まっていきます。

そうはいっても、その第一志望に必ず入ることができるわけではありません。涙を呑んで現実を受け容れなくてはならない人の方が多いかもしれません。

手放しで喜ぶことのできない現実に親子がどう向き合っていくかも、心がけ次第となります。

悔しい気持、悲しい気持、脱力感、それらを無理に押し込めようと思っても、心のストレスをそう簡単には解消できません。
特に、保護者は現実を受け容れていく過程の中で、生まれてから将来へのプロセスの一部であることを忘れてはならないと思います。

子供のストレスは、親のストレスに素直に影響していくようです。

人生の過程において、受験という大仕事を体験した我が子の様子を眺めながら
「私は何のために生きているのか
私の生き甲斐は何か
私の心と体と魂を大切にしているか?」
親がこの問いかけを繰り返してみると、次のステップが見えてくるかもしれません。

3月の卒業式に、我が子の育った晴れの姿を晴れやかに思う親心は、人生の大きな節目となることでしょう。

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体と暦

2011年02月04日 | 第2章 五感と体感
モンマルトルのアパートの階段

毎年思うのですが、1月1日を元旦にするよりも、2月3日を元旦にしたほうがしっくりします。自分の体内に旧暦の記憶が宿っているのでしょうか?
12月くらいになると、秋から冬への季節の変化で疲労体感がつのり、いつも体調を崩します。1月に入り陽が長くなってくると、元気の素が内側から育っていくような体感を覚えます。

自分の体調の変化と傾向は、自分自身だけが感じるものです。

自分の体内時計は「空腹感」だけではなさそうです。
自分の体の「感じ方」の傾向を知っておくだけでも、予測と回避ができるはずです。

カレンダーと予定表に惑わされて、自分の身の丈をついつい忘れがちになります。
自分自身の体感暦を大切にしたいものです。

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喜怒哀楽と好奇心

2011年02月03日 | 第2章 五感と体感
 セーヌ川のカモメ

以前もブログに書いたのですが、
友達が応援しているバンドネオン奏者平田耕治さんは、喜怒哀楽の中で奏でる演奏がとてもいいのです。

彼の音色から臆することのない喜怒哀楽を感じます。

私は、年齢問わず男女問わず、好奇心で目が輝いている人に魅力を感じます。
どんなに素晴らしい表現をされている人でも、その魅力を感じなければ興味が持てません。

昨日、友達の家で行った女子会に平田さんがバンドネオンひとつ持ってやってきました。ケースを開けると、耳で聴いて自分で起した楽譜がごちゃごちゃに入っていました。おもちゃ箱からびっくり箱このように音符が飛びたしてくるような愉快さが、私の心にたくさん湧いてきました。
コンサートでは見えてこない舞台裏で、生身の人柄を感じると、奏でる音の背景がより深く聴こえてきます。

演奏者の感情と表現、無意識と表現が、相乗効果をもたらして、臆することなく直に体に伝わってくる音と旋律は、聴く人自身の体感と感情をも統合させていきます。

逆に彼の音を聴いて怖いと感じる人もいるかもしれません。
心の防衛機制が、生身の感情を抑えていればいるほど、そう感じるかもしれません。

喜怒哀楽の中で好奇心が生まれてきたら、その好奇心は自分の成長を促していくはずです。

平田さんのバンドネオンを聴きながら春節を迎え、命の始まりのような豊かな一日に
感謝しました。ありがとう~! 春のコンサート楽しみにしています。

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不安を聴いててくれる人は自分で選ぶ

2011年02月02日 | 第2章 五感と体感
 パリ・サクレクール寺院

不安は人の本質です。

そうはいっても、
不安感ばかりをつのらせ、放置していたら、そのうち「怒り」→「身体症状」→「鬱」→「錯乱」へと向かってしまいます。

他人にいちいち言う必要はありませんが、自分自身の本音の確認を意識化、つまり具体的な不安の塊が頭に浮かんでくれば、自分の統御感への道筋が見えてくるようです。

そうはいっても、自分のことを自分の自問自答を否定も肯定もせず静かに聴いてくれる人が傍に居ると、自分のぐにゃぐにゃしたようなモヤモヤしたような言語化できない不安感を整理し、時間はかかっても、そのうち焦点づけすることができるはずです。

理想と現実のギャップが不安を湧きあがらせます。

自分の内にある「現実」をどう解釈するか・・・自分の解釈は、自分にとってのリアリティ(真実)です。

できることなら、悩んでいる自分の「現実の解釈」を否定も肯定もせず聴いてくれる人に話を聞いてもらってください。そのような聴き方をしてくれず、指示的、占い的、思い込み的な発言により、自分自身に違和感があったとしたら、その場をさっさと去ってください。

自分の悩みを聴いてくれる人は、他人が選ぶのではなく、自分が選ぶ権利があります。
自分の心と体と魂の管理人は自分自身なのですから・・・

♪♪話は変わり昨日は、腰越勉強会でした。皆様、お疲れ様でした。統御感のある温かい空気で新しいメンバーを迎え入れてくださったこと、心から感謝いたします。
この空気感を体感として覚えていただくことができれば幸いです。
一年間、ご一緒に楽しみましょう♪♪

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