五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

囚われの感情

2018年01月16日 | 第2章 五感と体感


カトリック築地教会:::::


囚われの感情  2018年1月16日

負の感情に囚われて、四六時中同じ感情が湧いていると、身体の調子も悪くなりがちです。
とはいっても、他者から「囚われ過ぎているんじゃない?」とか「もっと明るく捉えたほうが良いよ」等とアドバイスを受けても、「私の気持なんかあなたにはわからない」という気持ちの方が先行して、聞く耳を持つ気分にはならないことのほうが多いかもしれません。

囚われている感情に囚われている事には、その人自身の内に意味があるはずなのです。
負の感情に囚われるに至った経緯を辿ると、「なるほど。そんな感情に囚われるのは自然な流れかも」とも思うこともしばしばです。
もともと「何らかの負の感情に囚われやすい」という親から引き継いだその人自身の性質であるかもしれません。
囚われている以上、そこから引き離そうとしても、余計なお節介であることも、関わる側は意識しておく必要がありそうです。
ある程度、放っておかれると、自分に内在している自然治癒力(ホメオスターシス)がむくむくと活動しだして、自分に起こっている現実を吟味する余裕が出てくるのは、読んで字のごとく全ての生命に与えられた自然の力でありましょう。

湧き出す感情に意味があることを囚われている最中に、考えようとしても無意味なこともあるかもしれません。
時が経ち、囚われている事に飽きてきた頃が目覚めの時期であるようにも思います。

ある感情に囚われやすい自分の傾向を、自分自身が受容していたとしたら、もう少し身軽な自分になれるかもしれません。
そのような自分の個性の美を自分のものとして受け入れつつ、自分に気を掛けてくれている周囲の人の有難さが感じられるようになってきたら、明るい感情に身体が温まってくるはず、、、。
「その時を待つ」を信じる事が出来るようになることも、大きな一歩であるようです。

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