五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

一服のお茶とアイデンティティ

2008年08月10日 | 第2章 五感と体感
日曜日の八時からは「大河ドラマ」が我が家の定番です。

特に篤姫は、江戸時代から明治維新にかけて登場する人物の相関図が良く分かり、江戸時代年表(小学館)をペラペラと捲りながら楽しんでいます。

本日は、「桜田門外の変」でした。

お茶を愛した井伊直助が篤姫と語らう場面は、篤姫の懐の深さを感じさせ、井伊直助の茶の湯の極みをクローズアップさせた上手な演出だと感心しながら見ておりました。

茶室の場面

篤姫、、いやいや天障院は、井伊大老に不快を示しながらも、彼のたてた茶を褒めます。

相手が自分にとってどうであれ、湧き出した想いを正直に伝える。
正直さから見える太い柱。

このアイデンティティは、鹿児島の桜島と青い海、棕櫚が茂るダイナミックな日本庭園、動かず見える意思の強さは、こんなことろからくるのかしら、と生まれた場所というのは自己の人生観にずいぶん影響するのかもしれない、とも思います。

ちなみに私は高知生まれ。
太平洋の大波と台風のすさまじさは、幼いころから持っている自然の印象です。
気性は荒い、とは言いませんが、白黒はっきりしているところは、そんな自然環境から育んだ性格なのかもしれません。

年末まで大河ドラマで愉しめそうです。

しかし、ひとつもの申すならば、本日の演出、、天障院に幾島が献上する掛け軸、あんな見せ方しないのでは。。。?しかも、いきなり軸の真ん中をつかんじゃう、、、「あ、、、そんな持ち方、、いけないわよ!」とつぶやく私。
それに、掛け軸が入れられていた桐の無地の箱?それはどうかな??
本当は塗りの箱でしょう。。。
ドラマひとつ作ると、いろいろな自称スペシャリストから御意見が届くのでしょうね。
NHKの受信料、ちゃんとお支払いしていますので、このくらいのコメントはお許しくださいませ。

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