五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

終う覚悟

2020年09月13日 | 第2章 五感と体感


終う覚悟   2020年9月13日

夏は過ぎ、急に涼しくなると、
あんなに暑かった夏がすっかり過去の事に
思えてしまうのが、自分でも信じられませんが、
それが、人間の生き抜く力なのかもしれません。
「忘れる」ということは、一人の人間が精神的に健やかに
生きていくための必要な作用のように思います。

「忘れる事に意味がある」と考えると、
「忘れる事」は、その人にとって大切で
必要な生き抜く力なのです。

コロナ禍自粛中の街は静かで、
その静かさは、自分の暮らすペースに
負荷がかからず、とても暮らしやすかったのですが、
9月に入ると、静かな街が、すっかり元通りに。
猛暑の不快感を忘れてしまうように、
あの静けさも、今思い返すと幻のようです。





現実問題は変わらずとも、
人の解釈いかんで、
こんなに激変してしまうのかと思うと
人間が愚かな生き物であることを痛感する日々です。

そんな中、お世話になり、親しくお付き合いさせていただいていた
鎌倉の邸宅でサロンを経営されているKさんが
邸宅を閉じる覚悟を決められ、
数年かけて、9月にいよいよ現実のものとなりました。
お世話になったお礼に、Kさんから頂き
掛け軸にしたてた作品を邸宅のサロンに、
初めて主を中心とした展示会を静かに開催しました。
その展示会も、昨日搬出し、
サロンは、一層がらんとなりました。

富士山と江の島を望む風光明媚なお宅での
15年間のお付き合いで、
人との出会いも多くありました。

私自身、人生で一番動ける時期に
ここで人間関係が築けたことも、
貴重な宝物です。

時は流れて、次へと流れていき、
生命もまた然りであることを
素直に受け容れることも
人の人生にとって、
とても大事な理(ことわり)であるように
思うようになりました。
まだまだ
そうなるには、時間がかかるかもしれませんが、
自分の終い時は、
自分で決めるしかなく、
終い方も人それぞれであることを
静かに受容することも
私自身の今の修行であるように思います。

持続しながらバタッと倒れるか。
一旦お終いにして、次を身の丈で楽しむか。

こればっかりは、
人の指図を素直に受けられるものではないようです。

元気なうちに自分の終い支度を
シミュレーションしておくのが、
私の生き方かな。。。
ということは、うすうす思うようになっています。

やっぱり他者に迷惑はかけられない。。。
というのが、真っ先に湧く感情であるかな。。。
このことが人生で一番腹を括る決断かもしれないと、
推測しておこうと思います。

人生の先輩に感謝を籠めて。
とにもかくにも15年間、
感謝と満足でいっぱいです。

ありがとうございました。

そして、鎌倉のK邸で、集った皆様との
思い出を心に納めて、
次へ進んで参ろうと思います。

祇園精舎の鐘の声
盛者必衰の理をあらわす

この理の意味が、段々と解ってきたような
年齢になってきたことも、ありがたいことです。






東急セミナーBE講座
2020年 9月18日  13:30~15:30雪谷校 
  

2020年  9月25日10:30~12:30たまプラーザ校

東急セミナーBEは、9月28日で閉校となります。
以後、
目黒学園カルチャースクールにて講座を開設させていただく事になりました。
南北線目黒駅ビル アトレに受付がありますが、会場はカトリック目黒教会の施設となります。
目黒駅から徒歩3分の場所です。
  
講師:越


綾子塾「生き甲斐の心理学」 
場所:横浜桜木町 婦人会館
時間:13時~15時半
日程:10月13日第4回(第2火曜日)  
(綾子塾は、限定メンバー制)

③越乃生き甲斐の心理学 
場所:横浜桜木町 婦人会館
(公開講座)
時間:13時~15時半
日程:9月27日第2回(第4木曜日)  



紅葉坂植村勉強会
場所:横浜桜木町 婦人会館
日程:10月6日(第1火曜日) 
時間:13時~15時半

小金井勉強会
場所:会報をご確認ください。ユースフルライフ研究所会員限定
日程:9月15日火曜日
時間:13時~15時半





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