五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

ふきのとう

2007年02月16日 | 第2章 五感と体感
ここ数年、知り合いの方からふきのとうを頂いていたのですが、今年は受け取る日の都合が悪く、遠慮してお断りしました。春一番が吹き、芽吹く草木を眺めていたら、えぐみのある苦い味が懐かしくなり、断ったことを少し後悔しています。

お店で求めるものとは違い、野で摘むふきのとうは、えぐみや苦さがしっかりと整っています。
お味噌で煮込んだり、天麩羅にしたり、お浸しにしたりして、この時期のご飯を引き立たせる一品でもあります。

冬の間、体内に溜まった毒素をこのえぐみで浄化するのだそうです。

「旬のもの」を頂くことを心がけたいと思いながらも、ついつい季節感を忘れてしまうような料理をつくりがち。

忙しい忙しい、と言い訳せずに、ちょっと一品、季節のものを食卓に添えたいものです。

高価なものを頂くことばかりが豊かな味覚に繋がるわけではありません。旬の味覚は、季節を五感で感じるための入り口でもあるように思います。

ふきのとうを頂きそびれたお陰で、口の中に広がる苦さが急に欲しくなりました。
今更、やっぱり頂きたい、とも言えませんので、スーパーでパックに入ったキレイなふきのとうを頂くとしましょう。


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2 コメント

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春の香り (Unknown)
2007-02-16 22:03:32
ふきのとうはどうしてあのように美味しいのでしょう。不思議な春を告げる可愛いつぼみちゃん
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Unknown (露芳)
2007-02-17 07:01:02
可愛いつぼみちゃんは、お花が開くまでのエネルギーを蓄え備えて土からお顔を出します。
だからきっと夢や希望の味でもあるかもしれません。
コメントを読み、よけい、頂きたくなりました。

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