五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

夏休みの子育て

2008年08月21日 | 第3章 無意識の世界
夏休み。ラストスパート突入です。
子育て真っ最中のお母さま、日々お疲れ様です。

外に出ると、多様な母子像に出会います。

母の怒号が飛び交う中、子供は知らんぷりで我が道行く!とか、びえぇぇぇー!と泣き出す等、そんな光景に「お母さん、いい加減、夏休み疲れだよねぇ」と同情相哀れむ感情が湧きだします。

昨日、駅のホームのクーラーのついている待合室に入りました。一人のおばあちゃんが、ひと組の母子に気遣いながら、丁寧にあやまっているのです。
どうも、自動ドアの付近にいた二歳くらいの男の子の指がドアに挟まってしまったらしいのです。幸い、怪我はありませんでしたが、驚いた男の子は泣いていました。
・・・その時の、お母さんの対応に「あれ?」と思ったのです。

自動ドアの付近に立たせる時の親としての役割を怠った結果のハプニングであると解釈した私は、相手のおばあちゃんが自分が気付かないでドアを開けてしまったことを心をこめてあやまっている様子に「おばあちゃんのお人柄」を読み取りました。
しかし、
相手のお母さんは、一度も、そのおばあちゃんの目を見ませんでした。
ひとこと、「大丈夫です。」とそっぽを向いて言いました。
それだけでは、ありません。子供の目さえ見ないのです。

オバサンである私は心の中で「アラァアアアーーー」

他人の子育てに口出すことはできません。
でも、目を見て言葉を交わすことができないだけでなく、感情も表情から見えない、能面みたいなお母さんに育てられるお子様の成育過程を想像すると、悲しくなりました。

子供に「お母さんは、怒りんぼ!!」と言わせるくらいのほうが、幸せです。

喜怒哀楽は大事。とっても大事

子供と一緒に、笑ったり、泣いたり、怒ったり。。。

親と子の関係において、いろんな顔を見せ合いながら、子育てするのは、きれいな服を着せたり、習い事をさせることよりも大事なことのように思うのです。

成育史は、人生の宝物です。

子供の夏休みから解放されたら、今度はお母さんの夏休み。大変でしょうけど、頑張れお母さん

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