五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

伊達直人さん的自己受容

2011年01月17日 | 第2章 五感と体感
年末から、タイガーマスクの伊達直人さんが大活躍していることが報道されています。
マスコミで広がる中、日本人のアイデンティティを象徴するような「伊達直人運動」などという名称を付けて報道しているテレビ局や出版社もあります。

キリスト教文化の国では、フリーメイソン的思想も加わり、自由と平等と博愛が人が生きる上でのベースとして尊ばれています。
寄付することは、日本でもお寺や教会、またはそれらを母体とする学校に通われている方でしたら、それほど特別な行為ではありません。
確かに、税法にも問題もあります。寄付する側に税金がかかるということも、日本に寄付の概念が広がらない要因のひとつでもあると思います。NPOやNGOの活動を通して、弊害を感じている団体は多いはずです。

一人の伊達直人さんが行った行為によって、温かい支援が広がっていることは、とても微笑ましく心からの善意を感じ、世の中捨てたもんじゃない、、、という思いも湧きあがってきます。

寄付する人は、これらのニュースを聞いている人たちよりも心が温まっていることは確かかもしれません。
そして、プレゼントした方のうち、ランドセルや文房具に手紙を添え、匿名で自分の生い立ちを書く方が多いようです。
実名を伏せ、自己の成育史を誰かに聞いていただく行為こそ、その人自身が浄化していくことに繋がるように思います。
自分の成育史を否定も肯定もされず聞いてもらうと、自分の体と心に溜まっていたものが清浄され、自己受容へと変換されていく体感を味わいます。

ナントカ運動、等と云う名称などを付けることは、バカバカしい事ですが、人の暖かさを感じる心と与える心がじわじわと広がっていくことを願いたいものです。

おっしゃる通り、世の中捨てたもんじゃない・・・

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