五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

適応する

2010年03月12日 | 第2章 五感と体感
人は、家庭と社会、さまざまな環境の中で自分のアイデンティティを意識、無意識に関わらずバランス取りながら生きています。

たとえば、学校の中でストレスを撒き散らしているように見える子供は、「学校以外の環境や成育史とのバランスを取ろうとしているから、このような現象を起こしている、」という見方ができます。

その場の現象だけを捉えて、蓋をするような対処をしても何の解決にもなりません。

人は、常に理想と現実のギャップの中で漂っています。

「あの人は二重人格だ」と簡単に口にする人がいますが、その言葉は慎んだほうがよいと思います。

自分自身の本当の姿は、一定した感情ものではないからです。

普遍的な安定の理想を無意識に捉えているからこそ、自分を保つための現象を起こすのです。
自分に起こる現象とは、「思考と感情と行動」とも言えると思います。
自分を保つために起こることは、年月を重ねることによって「傾向」となっていきます。
その「傾向」が個性へと結びついていきます。

子供は個性を育む大事な時期です。

学校や保護者、友達、社会が、「一人の人間」に「一定の方向からだけ目を向ける」のではなく、多様な角度から見守ることを意識して欲しいものです。

自分自身が「ある環境に適応するため」に何をしているか、自問自答してみましょう。
自問自答とは、その環境に適応できない自分の「理想と現実のギャップ」を意識に上げてみることです。

「生き甲斐の心理学参照」
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