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五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

三山謡う

2013年05月11日 | 第2章 五感と体感
昨日の能の稽古で、三山を習いました。

大和三山をモチーフにした三山(ミツヤマ)は、香久山(夫)と妻である畝傍山、耳成山。この三角関係が火曜サスペンスを生んでいきます((笑))

笑ってはいますが、人の持つ普遍的な感情を改めて自分のものとして湧き立たせながら謡っていると、抑圧していた感情がどこからかひょこっと顔を出しては消えていくことを体験します。謡いの中から湧き出す感情は、ほろほろと優しく浮き上がってくるから不思議です。

潜んでいる感情を湧き立たせ、謡っているうちに五感が鍛えられていくことが、たぶん止められない一つの理由かもしれません。もっともっと謡いたくなっていきます。

人の持つ不安感、孤独感、嫉妬、独占欲、悲しみ、哀しみは、幸福感や平安感よりも生まれやすく、「生き甲斐の心理学」では「不安は人の本質」だと初めて教えていただいた時、自分の内から安堵感が湧きあがった事を鮮明に記憶しています。

久しぶりに師匠と弟子二人で謡い、心地の良い宵を過ごしました。

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