五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

品格

2018年05月26日 | 第2章 五感と体感

写真:我が家の庭は野趣三昧・・・

品格   2018年5月26日

比較宗教学とカウンセリングの学びの基礎において、
自分は、「真」・「善」・「美」のどれを大事にしながら森羅万象を捉え、日々「思考と感情と行動」をしているか?
という、自問自答をすることが大切だと学びました。
そして、比較宗教学において、「神話を大切にしない民族は滅びる」という概念も学んできました。

人は、思いのまま生きていると、人によってはいつしか調子に乗って、自分の概念によって他者を支配しているかに気付かなくなっていきます。
自分の居場所のテリトリーが限定されていればいるほど、その環境が「あたかも世界の全て」だと思い込み、他者から見ると傲慢さが溢れ出してきます。

社会に出て、ある程度の地位になっていくと、いつしか怒ってくれる人が居なくなります。
怒ってくれる人が居なくなるという事は、つまり、他者が取り付く島もない状態を自分自身が醸しだしているということでもありましょう。

人は、バランスを取りながら諸々の環境の扉を開け閉めしながら生きているのが通常でありましょうが、いつも同じ扉を開けて、そこに居続けていると、どんどんと見える世界が狭くなっていき、いつしか裸の王様の道筋を歩んでいくのです。

広い世界の扉を開けて、自分の未熟さと自分のテリトリーが如何に小さなものであるかを認識する機会を、自らの成長のために課すことを意識している人は、ほんとうの幸福感を肌身で感じている人であるかもしれません。
自分の鎧を立派にすればするほど、裸の王様になっていくことを、上に立つ人は自戒を籠めて、振り返る時間を持ってほしいと願います。
その時間を持ってこそ、品格が醸しだされるのです。

醜い人々が、自分の醜さを公然と表し、それに胡坐をかくような開き直りを見せていることに、私の頭には「無知」と「下品」という言葉しか浮かびません。

「美と醜」「真と偽」「善と悪」の自己概念と自己のありようを点検しつつ、自分は何処に向かっているのかを、今一度問い掛け直したいものです。

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「生き甲斐の心理学」

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ユースフルライフ研究所 講座

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         6月11日、25日

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NPOキュール「生き甲斐の心理学」講座
 
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2018年6月日21日:30~15:30雪谷校
  5月25日10:30~12:30たまプラーザ校
  6月28日10:30~12:30たまプラーザ校













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