五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

個人的な人との距離感

2017年10月11日 | 第2章 五感と体感


個人的な人との距離感    2017年10月11日

3連休の2日間が仕事だったため、連休最後の日は、友人のギャラリーで開催しているお人柄も作品も魅力的なアーティストの個展を観て、近くの喫茶店「楊貴妃」の美しい姉妹が淹れるお茶と杏仁豆腐を頂き、元町の紳士なインド人の社長が経営する「パシュミナ」でこれまたカシミール地方の珍しい紅茶を頂きながら、パシュミナに刺繍を施した贅沢なストールを次々と纏わせていただき、最後は、水餃子の山東で食事をして、友人とひたすら口を動かし、過ごしました。

美しい物の数々に触れることは、まさしく目の保養というものでありましょう。
美しい人々とは、綺麗な化粧を施したり、端正な顔立ちという外見だけのものではありません。
外見が美しい人を見るのは大好きですが、内から湧き出す感性とか口に出す言葉の中に潜む教養とか、姿勢とか、節度等が生育と共に自然に身についていることがチラリと見受けられると、何かほっとした感情が私自身に湧き上がってきます。

この自分に起こる現象において考えるに、自分が孤独な人であることを他者に口に出さなくとも充分に受容している人との、ちょっとした阿吽の呼吸を感ずるからなのかもしれません。
他者との距離が、謡いの師匠との対面する距離とかテーブルを挟んだ向こう側くらいの距離が、最短の心地よさであることも、私の傾向であるようです。
小間での茶事における亭主と正客の距離というと分かりやすいかもしれません。

自分と他者の阿吽の呼吸の感覚を知っていると、仕事の仕方や人との接し方にも工夫ができそうです。
自分の他者との距離感「スケール」と他者のスケールが違うことは、個性の違いと同じです。
自分のスケールを知っていると、他者のスケールを想像することもできるでしょう。
人と人の間の心地よい距離感の違いを見抜く力が持てると、人生がもう一歩楽しくなるかもしれません。

写真は二条城

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