五感で観る

「生き甲斐の心理学」教育普及活動中。五感を通して観えてくるものを書き綴っています。

秋分の気

2017年09月20日 | 第2章 五感と体感


秋分の気                            2017年9月20日

秋分の日が近づいてきました。
夜と昼の長さが同じである春分と秋分。春分は、いよいよ夏至に向かって上昇していく気を感じますが、秋分は、冬
至に向かっていくので、盛り上がるような気を求めるような感覚ではなく、落ち着きのある気を感じます。
一年間のバランスを身体が自ずと取っているようで、季節関係なくバタバタしていた若い頃とは少々違うようです。

四季の移り変わりをグラテーションのように風情を感じられた気候が、最近は、極端な気候に振り回されているようで、風情を感じる前に自分の身体の方が反応し、体調の変化を以前よりも感じるようになってきました。

そうはいっても、徐々に移り変わる四季の美しさをしみじみと感ずると「もののあはれ」も同時に感覚的に湧きたってくるのは、日本に生まれ育った者に、その空気に触れながら体感的に備わってきたということも言うことができるかもしれません。
身体で覚えているグラテーションのような体感を味わいたいと思う時期が、やはり秋であろうかと思います。
「こういう体感を感じたいから、この場所に立つ。」という、予測めいた体感を確信をもって言うことができ、それを実行するのが人の面白きところかとも思ったり。
こういう体感をその場で感じたい、という期待を実際に叶えることができた時に、真の満足感を得ることは、思いのほか生きていくためにとても大事な気の一つなのかもしれません。

秋分あたりに、一旦立ち止まり、冬至に向かって自分の速度を調整して、身体と心に相応しい暮らしを目指したいものです。

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